あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国霊場を巡る遍路道(11)

2007-09-24 22:34:31 | 四国遍路あれこれ


 四国霊場を巡る遍路道は、松山市内を西に抜け、53番
円明寺(えんみょうじ)に参拝後、県道347号に入り、間も
なく海沿いに出ます。

 通過中の列車は、JR予讃線の松山行き特急しおかぜ
号です。

 少し先、県道が右に大きくカーブする海際に、海鮮北斗
という海鮮料理店が見えてきます。

 歩き遍路をした方なら、ほとんどの皆さんが思い出せる
場所かと思います。

 間もなく、松山市に合併した旧北条市街に入りました。
北条の中心街に近い県道347号沿いの家並みです。


 北条の中心街を抜けると、番外霊場鎌大師が近づきま
した。鎌大師は右手前方の静かな住宅街の一角にあり
ました。


 2回とも昼食をした鎌大師を後にして、小さい峠を越え、
浅海原(あさなみはら)に向かって旧道を進みます。

 この先間もなくで、浅海原の町並みで国道196号に
出ました。

 浅海原は松山市の北端、間もなく今治市に合併した
旧菊間町に入り、2km余りは海沿いを進みます。

 右側のトンネルはJR予讃線。国道は海沿いに回って
行きます。

 菊間瓦で知られる瓦の町、菊間の町並みの中にある
番外霊場遍照院に参拝、次の町並み亀岡は、旧道を抜
けました。

 どの家にも庭に松が植えられ、屋根は菊間瓦の落ち着
いた家並みです。

 今治市内の54番延命寺から55番南光坊を経て、市の
中心街を南に抜け、56番泰山寺に参拝。寺の近くから
民家の間のこの細い遍路道に入ります。

 この先は、田んぼの間を進み、蒼社川を渡りました。

 次の57番永寺の近くでも、小さい流れに沿った
田んぼのあぜ道が遍路道になっています。

 歩きやすく、気持ちよい遍路道でした。

 今治市の最後の霊場は59番國分寺。国道156号を
経て、今治市から西条市に入りました。

 県道159号と一部は旧道を進んで、JR予讃線を越
えると、番外霊場臼井御来迎(うすいごらいこう)が近
づきました。


 臼井ご来迎を過ぎると、60番横峰寺が順路ですが、
標高745mの山上にある霊場なので、到着時間を考慮
し、先に61番から64番に参拝し、翌日、60番に向かい
ました。

 宿泊した62番近くのビジネス旅館を出て、南にそびえる
60番横峰寺を目指します。

 松山自動車道の石鎚山SA付近を過ぎ、常磐鉱石という
鉱石採掘場の先から、林道を進みます。


 林道の終わりで、61番香園寺奥の院からの遍路道に
上がりました。歩きやすい遍路道ですが、一部には、この
ような崩壊か所に新しい橋が架けられていました。

 台風による集中豪雨で崩壊したところのようです。(続く)


 

 

 

 
コメント
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