7月14日(火)、関東甲信は「梅雨明けと見られる」との発表がありま
した。いよいよ暑さも本番です。15日(水)、東京・御茶ノ水駅を降りた
ら、近くの東京医科歯科大の構内で鳴くミンミンゼミの声を、今年はじめ
て聞きました。
今回は、5年前の2004年7月初めに歩いたカントリーウオークのレポ
ートです。当時はまだ、フィルムカメラで撮ったものです。
==============================
2004年7月4日(日)
カントリーウオークグループの第115回例会で、柏市から松戸市にかけ
ての下総(しもうさ)台地の一端を歩いた。
集合は東武野田線 逆井(さかさい)駅に10時。だが私は、目覚ましのセ
ットを間違えて遅刻、皆さんの出発後に着き、10時25分、1人で昼食地
を目指した。
=緑陰を選んで21世紀の森へ=
まず地形図で、大きな本堂のありそうな南側のお寺を目指す。昔は農道
だったと思われるゆるいカーブの道。穂の出たトウモロコシやノカンゾウの
花を見ながら進む。
逆井中の西から逆井天神の交差点へ出て、竹林と、うっそうとした森の
間を南に出て、寺の回りを一周して北側から観音寺に入った。
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門前に「四国第69番」の古い石碑、江戸時代は本多氏の藤心陣屋の
門だったという趣ある山門をくぐると、モミジやケヤキ、ツツジ、梅などが
植え込まれた緑あふれる庭がある。
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本堂は比較的新しいが、大きくて見栄えがある。
本堂前にたくさんのボタンとあじさいがあり、ボタンの寺として近在の人
には知られているようだ。
寺の西、交差点そばの矢口家は、太いケヤキの保護樹木などに囲まれ、
りっぱな屋敷林が残っている。柏陵高入口交差点の北側にはわずかに田
んぼがあった。
緑陰が涼しい土南部小の南を南西に進むと、南部公園があり、道路沿
いに緑の帯が続く。向かい風が爽やか。新並木通り交差点を左折、林の
先を下ってT字路を右折、養護学校の前に出る。
色々な花が咲く金ヶ作小の北側の細道を西に進み、林の中の土の道へ。
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突き当たりはブドウ畑、まだ緑色だが実がたくさん付いていた。ブドウ
畑と屋敷林の間を北に抜け、畑や林の残る金ヶ作の集落を西に向かう。
フィールドアスレチック施設のある公園があった。あとからKさんにもら
った地図によれば金ヶ作公園。12時が近いので園内には入らず、先を
急いだ。
交通量の多そうな県道51号を避け、西側を平行する旧道を南西に向
かい、千葉西病院のそばから林間の道路を下って、昼食地の「21世紀
の森公園」に入った。
園内を南北に貫く高架橋の西に抜け、千駄堀池の南端にあるパークセ
ンターに12時10分に着いた。付近の芝生などを眺めたが、メンバーらし
い姿は見えない。
パークセンターに入って、展示や写真展を見てもう一度芝生の方に向か
ったら、I さんとSさんから声をかけられた。手首を複雑骨折した I さんは、
Sさんと一緒に別行動で来たという。
間もなく1組着いたので木陰の芝生にシートを敷き、千駄堀池や緑の林
を眺めながら昼食を始める。そのうちに全グループが到着した。
=21世紀の森公園南側を散策=
今回は、暑さを避けて14時半まで休憩するとのこと。シートに横になっ
て昼寝する人もいる。私は園内を少し散策することにした。
千駄堀池の南側は花が一杯。その南側、みどりの里には池が二つあり、
こどもたちがザリガニ釣りに夢中。公園の南口の先、JR武蔵野線線路の
先は、アジサイとガクアジサイがたくさん咲いていた。
芝生が広がる、つどいの広場の縁を回って生命の森に入る。林間は陽
が差さず風が涼しい。
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縄文の森には、復元したかやぶきの竪穴住居が3棟あった。
林間を北に下って千駄堀池際に戻る。
=千駄堀の林を抜けて馬橋へ=
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記念撮影をして14時30分過ぎに出発した。
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みどりの里と呼ぶ一帯を回って南口から出て、そばにある旧家・安蒜
(あんびる)家の長屋門を見る。
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天保11年(1840)の建築、部屋付きの門で、農村部でも村役人など
特定の農民のみに、建築が許されたという。
JR武蔵野線の西に回り、千駄堀の平地林へ。涼しい林間を西から北
に回って千駄堀集落に入る。三差路に、元禄13年(1700)と明和4年
(1767)の青面金剛像があった。
千駄堀トンネル東の林の中で、暑さを避けて休憩したが、蚊が多い。
トンネルの南を西に向かう。
中和倉の住宅地を抜け、国道6号の西にある馬橋(まばし)に寄る。
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江戸時代は水戸街道の橋だったというが、いまは脇道の小さな流れ
にかかる古いコンクリート橋である。
馬橋駅入口を通過して少し先の萬満寺へ。水戸街道きっての古寺で、
仁王門の金剛力士像は運慶作といわれ、国の重要文化財である。
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黒松が並ぶ参道の奥にもう一つ門がある。大きな本堂は、最近の再建
らしい。
ゴールの馬橋駅には、16時7分に着いた。
(参加 21人、天気 快晴、距離 11㎞、地図(1/2.5万) 松戸、歩行
地 柏市、松戸市)
した。いよいよ暑さも本番です。15日(水)、東京・御茶ノ水駅を降りた
ら、近くの東京医科歯科大の構内で鳴くミンミンゼミの声を、今年はじめ
て聞きました。
今回は、5年前の2004年7月初めに歩いたカントリーウオークのレポ
ートです。当時はまだ、フィルムカメラで撮ったものです。
==============================
2004年7月4日(日)
カントリーウオークグループの第115回例会で、柏市から松戸市にかけ
ての下総(しもうさ)台地の一端を歩いた。
集合は東武野田線 逆井(さかさい)駅に10時。だが私は、目覚ましのセ
ットを間違えて遅刻、皆さんの出発後に着き、10時25分、1人で昼食地
を目指した。
=緑陰を選んで21世紀の森へ=
まず地形図で、大きな本堂のありそうな南側のお寺を目指す。昔は農道
だったと思われるゆるいカーブの道。穂の出たトウモロコシやノカンゾウの
花を見ながら進む。
逆井中の西から逆井天神の交差点へ出て、竹林と、うっそうとした森の
間を南に出て、寺の回りを一周して北側から観音寺に入った。
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門前に「四国第69番」の古い石碑、江戸時代は本多氏の藤心陣屋の
門だったという趣ある山門をくぐると、モミジやケヤキ、ツツジ、梅などが
植え込まれた緑あふれる庭がある。
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本堂は比較的新しいが、大きくて見栄えがある。
本堂前にたくさんのボタンとあじさいがあり、ボタンの寺として近在の人
には知られているようだ。
寺の西、交差点そばの矢口家は、太いケヤキの保護樹木などに囲まれ、
りっぱな屋敷林が残っている。柏陵高入口交差点の北側にはわずかに田
んぼがあった。
緑陰が涼しい土南部小の南を南西に進むと、南部公園があり、道路沿
いに緑の帯が続く。向かい風が爽やか。新並木通り交差点を左折、林の
先を下ってT字路を右折、養護学校の前に出る。
色々な花が咲く金ヶ作小の北側の細道を西に進み、林の中の土の道へ。
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突き当たりはブドウ畑、まだ緑色だが実がたくさん付いていた。ブドウ
畑と屋敷林の間を北に抜け、畑や林の残る金ヶ作の集落を西に向かう。
フィールドアスレチック施設のある公園があった。あとからKさんにもら
った地図によれば金ヶ作公園。12時が近いので園内には入らず、先を
急いだ。
交通量の多そうな県道51号を避け、西側を平行する旧道を南西に向
かい、千葉西病院のそばから林間の道路を下って、昼食地の「21世紀
の森公園」に入った。
園内を南北に貫く高架橋の西に抜け、千駄堀池の南端にあるパークセ
ンターに12時10分に着いた。付近の芝生などを眺めたが、メンバーらし
い姿は見えない。
パークセンターに入って、展示や写真展を見てもう一度芝生の方に向か
ったら、I さんとSさんから声をかけられた。手首を複雑骨折した I さんは、
Sさんと一緒に別行動で来たという。
間もなく1組着いたので木陰の芝生にシートを敷き、千駄堀池や緑の林
を眺めながら昼食を始める。そのうちに全グループが到着した。
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=21世紀の森公園南側を散策=
今回は、暑さを避けて14時半まで休憩するとのこと。シートに横になっ
て昼寝する人もいる。私は園内を少し散策することにした。
千駄堀池の南側は花が一杯。その南側、みどりの里には池が二つあり、
こどもたちがザリガニ釣りに夢中。公園の南口の先、JR武蔵野線線路の
先は、アジサイとガクアジサイがたくさん咲いていた。
芝生が広がる、つどいの広場の縁を回って生命の森に入る。林間は陽
が差さず風が涼しい。
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縄文の森には、復元したかやぶきの竪穴住居が3棟あった。
林間を北に下って千駄堀池際に戻る。
=千駄堀の林を抜けて馬橋へ=
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記念撮影をして14時30分過ぎに出発した。
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みどりの里と呼ぶ一帯を回って南口から出て、そばにある旧家・安蒜
(あんびる)家の長屋門を見る。
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天保11年(1840)の建築、部屋付きの門で、農村部でも村役人など
特定の農民のみに、建築が許されたという。
JR武蔵野線の西に回り、千駄堀の平地林へ。涼しい林間を西から北
に回って千駄堀集落に入る。三差路に、元禄13年(1700)と明和4年
(1767)の青面金剛像があった。
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千駄堀トンネル東の林の中で、暑さを避けて休憩したが、蚊が多い。
トンネルの南を西に向かう。
中和倉の住宅地を抜け、国道6号の西にある馬橋(まばし)に寄る。
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江戸時代は水戸街道の橋だったというが、いまは脇道の小さな流れ
にかかる古いコンクリート橋である。
馬橋駅入口を通過して少し先の萬満寺へ。水戸街道きっての古寺で、
仁王門の金剛力士像は運慶作といわれ、国の重要文化財である。
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黒松が並ぶ参道の奥にもう一つ門がある。大きな本堂は、最近の再建
らしい。
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ゴールの馬橋駅には、16時7分に着いた。
(参加 21人、天気 快晴、距離 11㎞、地図(1/2.5万) 松戸、歩行
地 柏市、松戸市)