2012年9月16日(日)
8月の夏休みを挟んで2か月ぶり、カタツムリ歩行の第217回例会に参加する。集合は
JR武蔵野線の新秋津駅。10時5分に出発した。
駅前広場にモニュメントがあるが、周りに植え込みがありそばには近寄れない。
駅の南西側の細道に入ると、梅林やゴマなどの畑、古いたたずまいの民家など、駅のそば
とは思えぬ静かなたたずまいの一角が残っている。
民家の庭先のムラサキシキブが、かなり色づいてきていた。
そばの秋津神社は、何年か前のこの歩きでも来たところ。拝殿の後ろにある本殿には覆屋
がかけられていて写真は撮りにくいが、四面の木彫はなかなか精巧なものだった。
境内は、市の保存樹木になっているケヤキなどの樹林に囲まれていて、暑さを忘れさせて
くれる。
社殿の背後から北側の斜面を下って、西武鉄道からJR武蔵野線に通じる連絡線の横に出
ると、神社の台地下に池があり、周遊路の木道は壊れていて通行禁止になっていたが、池に
はコイが数匹泳いでいた。
池の先から再び台地に上がると、秋津神社の南側に出た。住宅地を少し巡って神社の西側
にある大きな中層マンションの前を通過して、柳瀬川がV字状に西武池袋線のガード下を通
過するあたりに下る。
このあたりの流れは、ちょっとした渓谷の様相を呈していた。
ガードの所沢駅寄りをくぐると、民家の間を抜ける道があり、東村山市から都県境を超え
て所沢市上安松の住宅地に入る。
東西に走る車道とのT字路に出て、そばのT字路から「七曲通り(ななまがりどおり))」
と呼ぶカーブの続く車道に入る。この道は古くからあったようで、最初のカーブ点に江戸時
代の石塔が立っていた。
近くには、古くからの農家らしい家が多く、多くの家に土蔵が見られる。
七曲通りを少し離れた北側の台地中腹には、近年移設したらしい稲荷神社が鎮守の森も無
い小さなスペースに立っていた。
七曲通りに戻りさらに少し進むと、古い菅笠を被った方が居られたので声をかける。新潟
県上越市出身というKさんで、外での作業に欠かせない傘だが、近年はベトナムなどからの
輸入品しかなく、軽くて通風のよい日本古来の製品は新潟県内でも入手できなくなったと嘆
いておられた。
Kさんは、この地と上越市高田に農地を持っていて、しょっちゅう往復してそれぞれで農
作業をしているという。
次のY字路で七曲通り分かれ、西武池袋線のガードをくぐって線路の東側に回る。畑の隅
に大きなサルスベリがあり、ピンクの花を枝いっぱいに咲かせていた。
その向こうには、かなり広い範囲の広葉樹林が残っていて、この周辺では貴重な緑の空間
が広がっている。
少し離れていた柳瀬川が再び道路沿いに接し、緩やかなカーブで流れを見せていた。
その先には一軒だけのお茶屋さんがあり、昨年は狭山茶が福島原発による汚染で出荷でき
なかったが、今年は汚染データは検出されず出荷できるようになったという。
そのまま進んで旧所沢街道を渡り、そばの台地中腹にあるゴールの日月神社(にちげつじ
んじゃ)に11時50分に着いた。
境内には「蜻蛉の寄生木(とんぼのやどりぎ)」と枯れた古木があり、昔、無理難題を言
って村人を困らせた殿様とこの木とのかかわりについての説明板がある。
そばには、江戸時代から明治初期にかけて行われた石かつぎに使われたという、35貫目
(約131㎏)の力石(ちからいし)があり、春と秋の祭りの際に村の若者が力を競ったこ
とが記されていた。
昼食を終えて社殿の前でに記念撮影後、ミーティングをする。事務局のDさんからは、残
り少なくなったカタツムリ歩行の今後の計画などの周知がある。
やまさんからは、フランス歩き旅でのことや、来月からの日本縦断歩き旅で四国の高知県
を巡る計画などの話があり、13時過ぎに散会した。
多くの参加メンバーは最寄りの西武線所沢駅に向かい、私は事務局のDさんなどと所沢駅
東口に接したマクドナルドでしばらく休憩し、さらに自宅まで歩いて15時半近く帰宅した。
(天気 曇後晴、距離 未定※、地図(1/2.5万) 所沢、歩行地 東京都東村山市、
埼玉県所沢市、歩数 6,600)
※ いつもパソコンで距離を測定していた、フリーソフトの「カシミール3D」が立ち上
がらなくなりました。しばらく距離測定が出来ないかも知れません。
アウトドア ブログランキングへ
にほんブログ村
、
8月の夏休みを挟んで2か月ぶり、カタツムリ歩行の第217回例会に参加する。集合は
JR武蔵野線の新秋津駅。10時5分に出発した。
駅前広場にモニュメントがあるが、周りに植え込みがありそばには近寄れない。
駅の南西側の細道に入ると、梅林やゴマなどの畑、古いたたずまいの民家など、駅のそば
とは思えぬ静かなたたずまいの一角が残っている。
民家の庭先のムラサキシキブが、かなり色づいてきていた。
そばの秋津神社は、何年か前のこの歩きでも来たところ。拝殿の後ろにある本殿には覆屋
がかけられていて写真は撮りにくいが、四面の木彫はなかなか精巧なものだった。
境内は、市の保存樹木になっているケヤキなどの樹林に囲まれていて、暑さを忘れさせて
くれる。
社殿の背後から北側の斜面を下って、西武鉄道からJR武蔵野線に通じる連絡線の横に出
ると、神社の台地下に池があり、周遊路の木道は壊れていて通行禁止になっていたが、池に
はコイが数匹泳いでいた。
池の先から再び台地に上がると、秋津神社の南側に出た。住宅地を少し巡って神社の西側
にある大きな中層マンションの前を通過して、柳瀬川がV字状に西武池袋線のガード下を通
過するあたりに下る。
このあたりの流れは、ちょっとした渓谷の様相を呈していた。
ガードの所沢駅寄りをくぐると、民家の間を抜ける道があり、東村山市から都県境を超え
て所沢市上安松の住宅地に入る。
東西に走る車道とのT字路に出て、そばのT字路から「七曲通り(ななまがりどおり))」
と呼ぶカーブの続く車道に入る。この道は古くからあったようで、最初のカーブ点に江戸時
代の石塔が立っていた。
近くには、古くからの農家らしい家が多く、多くの家に土蔵が見られる。
七曲通りを少し離れた北側の台地中腹には、近年移設したらしい稲荷神社が鎮守の森も無
い小さなスペースに立っていた。
七曲通りに戻りさらに少し進むと、古い菅笠を被った方が居られたので声をかける。新潟
県上越市出身というKさんで、外での作業に欠かせない傘だが、近年はベトナムなどからの
輸入品しかなく、軽くて通風のよい日本古来の製品は新潟県内でも入手できなくなったと嘆
いておられた。
Kさんは、この地と上越市高田に農地を持っていて、しょっちゅう往復してそれぞれで農
作業をしているという。
次のY字路で七曲通り分かれ、西武池袋線のガードをくぐって線路の東側に回る。畑の隅
に大きなサルスベリがあり、ピンクの花を枝いっぱいに咲かせていた。
その向こうには、かなり広い範囲の広葉樹林が残っていて、この周辺では貴重な緑の空間
が広がっている。
少し離れていた柳瀬川が再び道路沿いに接し、緩やかなカーブで流れを見せていた。
その先には一軒だけのお茶屋さんがあり、昨年は狭山茶が福島原発による汚染で出荷でき
なかったが、今年は汚染データは検出されず出荷できるようになったという。
そのまま進んで旧所沢街道を渡り、そばの台地中腹にあるゴールの日月神社(にちげつじ
んじゃ)に11時50分に着いた。
境内には「蜻蛉の寄生木(とんぼのやどりぎ)」と枯れた古木があり、昔、無理難題を言
って村人を困らせた殿様とこの木とのかかわりについての説明板がある。
そばには、江戸時代から明治初期にかけて行われた石かつぎに使われたという、35貫目
(約131㎏)の力石(ちからいし)があり、春と秋の祭りの際に村の若者が力を競ったこ
とが記されていた。
昼食を終えて社殿の前でに記念撮影後、ミーティングをする。事務局のDさんからは、残
り少なくなったカタツムリ歩行の今後の計画などの周知がある。
やまさんからは、フランス歩き旅でのことや、来月からの日本縦断歩き旅で四国の高知県
を巡る計画などの話があり、13時過ぎに散会した。
多くの参加メンバーは最寄りの西武線所沢駅に向かい、私は事務局のDさんなどと所沢駅
東口に接したマクドナルドでしばらく休憩し、さらに自宅まで歩いて15時半近く帰宅した。
(天気 曇後晴、距離 未定※、地図(1/2.5万) 所沢、歩行地 東京都東村山市、
埼玉県所沢市、歩数 6,600)
※ いつもパソコンで距離を測定していた、フリーソフトの「カシミール3D」が立ち上
がらなくなりました。しばらく距離測定が出来ないかも知れません。
アウトドア ブログランキングへ
にほんブログ村
、