2013年1月7日(月)
新春恒例の「所沢市消防出初式2013」が、10時から12時の予定で所沢航空記念
公園で開催されたので、観覧に出かけました。
ちなみに消防出初式の起源は、万治2(1659)年にさかのぼるとのこと。明暦3
(1657)年の大火によりまだ焦土の中、万治2年1月4日に老中稲葉伊予守り正則が、
江戸上野の東照宮で出初を行い気勢を上げたことが、当時大火の復興作業の中で絶望的な
状況にあった市民に大きな希望と信頼を与えたようです。
このことが契機になり、定火消の「出初」は毎年1月4日に上野東照宮で行われること
となり、次第に儀式化されて恒例行事となって今日の出初式に受け継がれているようです。
今日が出初式ということを忘れていて、気づいてから出かけたので、すでに前半のスケ
ジュール、第1部の式典の部は終わり、第2部の訓練の部のうち、徒列分列行進と救助基
本訓練は終了していました。
次は、車両分列行進です。ポンプ車、はしご車、救急車など、消防本部と消防団の消防
車両のパレードです。まずは消防本部のポンプ車の行進。
コンテナのような形の特殊車。
私もお世話になったことのある救急車。
はしご車が続きます。
行進の最後は、市内消防団8つの分団のポンプ車が。
本部席で答礼しているのは藤本市長と思われます。
次は、所沢鳶(とび)組合の皆さんが木遣り歌に合わせて入ってきました。はしご乗り
が始まります。
はしご乗りは、3間3尺(約6m)の青竹に14段の小骨(はしごの桟(さん))を
つけたはしごの上で、12本のとび口に支えられて妙技を披露します。
はしごの先端部分を灰吹きと呼び、灰吹きや小骨を使って「背亀」「腹亀」「鯱(しゃ
ち)」といった技が演じられます。
次々と妙技が披露されました。
4人ほどはしごに上がりましたが、安心して見ておられます。
とび口で支える仲間
演技を終わり、新春を祝う木遣り歌と手拍子で締めました。
出初め式のハイライトは、大がかりな消防活動訓練です。今回は、4階建ての雑居ビル
から火災発生という想定で、消防署、消防団、埼玉県防災航空隊が連携して、消火活動と
救助活動の訓練を行います。
雑居ビルから煙が上がりました。
消防車がサイレンを鳴らして駆けつけ、放水を始めます。
はしご車が、4階屋上の人を救助に。
けが人を、壁面から釣り下ろそうとしています。
近くのテントには、けが人が運び込まれて手当を受けます。
また火の手が大きくなりました。
消防活動訓練が終了し、最後に参加車両の一斉放水が始まりました。
県の防災航空隊も上空に飛来して、市民に防災のPR放送をしました。
11時50分頃、消防出初め式は終了しました。
なお、4月1日に所沢市消防本部、狭山市消防本部、入間市消防本部および埼玉西部広域消防
本部(飯能市と日高市)が広域再編して、「埼玉西部消防局」が誕生するとのこと。
広域化により、災害発生時の消防活動体制の強化、現場到着時間の短縮、財政規模の拡大に伴
う高度資機材の計画的な配備などが実現されるようです。
この合併による規模は以下の通りです。
管轄人口約79万人(福井県、徳島県とほぼ同じ人口)
管轄面積 406.43㎢、
消防署数 5署14分署(現状のまま)、職員数 864名
配備車両 消防車76台、救急車 25台
(会場で配布の出初式パンフレットから)
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新春恒例の「所沢市消防出初式2013」が、10時から12時の予定で所沢航空記念
公園で開催されたので、観覧に出かけました。
ちなみに消防出初式の起源は、万治2(1659)年にさかのぼるとのこと。明暦3
(1657)年の大火によりまだ焦土の中、万治2年1月4日に老中稲葉伊予守り正則が、
江戸上野の東照宮で出初を行い気勢を上げたことが、当時大火の復興作業の中で絶望的な
状況にあった市民に大きな希望と信頼を与えたようです。
このことが契機になり、定火消の「出初」は毎年1月4日に上野東照宮で行われること
となり、次第に儀式化されて恒例行事となって今日の出初式に受け継がれているようです。
今日が出初式ということを忘れていて、気づいてから出かけたので、すでに前半のスケ
ジュール、第1部の式典の部は終わり、第2部の訓練の部のうち、徒列分列行進と救助基
本訓練は終了していました。
次は、車両分列行進です。ポンプ車、はしご車、救急車など、消防本部と消防団の消防
車両のパレードです。まずは消防本部のポンプ車の行進。
コンテナのような形の特殊車。
私もお世話になったことのある救急車。
はしご車が続きます。
行進の最後は、市内消防団8つの分団のポンプ車が。
本部席で答礼しているのは藤本市長と思われます。
次は、所沢鳶(とび)組合の皆さんが木遣り歌に合わせて入ってきました。はしご乗り
が始まります。
はしご乗りは、3間3尺(約6m)の青竹に14段の小骨(はしごの桟(さん))を
つけたはしごの上で、12本のとび口に支えられて妙技を披露します。
はしごの先端部分を灰吹きと呼び、灰吹きや小骨を使って「背亀」「腹亀」「鯱(しゃ
ち)」といった技が演じられます。
次々と妙技が披露されました。
4人ほどはしごに上がりましたが、安心して見ておられます。
とび口で支える仲間
演技を終わり、新春を祝う木遣り歌と手拍子で締めました。
出初め式のハイライトは、大がかりな消防活動訓練です。今回は、4階建ての雑居ビル
から火災発生という想定で、消防署、消防団、埼玉県防災航空隊が連携して、消火活動と
救助活動の訓練を行います。
雑居ビルから煙が上がりました。
消防車がサイレンを鳴らして駆けつけ、放水を始めます。
はしご車が、4階屋上の人を救助に。
けが人を、壁面から釣り下ろそうとしています。
近くのテントには、けが人が運び込まれて手当を受けます。
また火の手が大きくなりました。
消防活動訓練が終了し、最後に参加車両の一斉放水が始まりました。
県の防災航空隊も上空に飛来して、市民に防災のPR放送をしました。
11時50分頃、消防出初め式は終了しました。
なお、4月1日に所沢市消防本部、狭山市消防本部、入間市消防本部および埼玉西部広域消防
本部(飯能市と日高市)が広域再編して、「埼玉西部消防局」が誕生するとのこと。
広域化により、災害発生時の消防活動体制の強化、現場到着時間の短縮、財政規模の拡大に伴
う高度資機材の計画的な配備などが実現されるようです。
この合併による規模は以下の通りです。
管轄人口約79万人(福井県、徳島県とほぼ同じ人口)
管轄面積 406.43㎢、
消防署数 5署14分署(現状のまま)、職員数 864名
配備車両 消防車76台、救急車 25台
(会場で配布の出初式パンフレットから)
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