あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

アートウオークセラピーで三浦半島三崎町六合周辺へ(神奈川)

2014-03-24 11:52:58 | カントリーウオーク
 2014年3月23日(日)

 山浦敬子さんが、毎年春秋で計4回実施している「アートウオークセラピー」、今年の
初回に参加した。

 集合は京浜急行の終点三崎口駅。間もなく到着という電車から、快晴の西北方に富士山
が望まれた。


 参加者は8人。通り矢行バスに乗り、油壺入口バス停で下車して10時15分にスター
トした。

 今日歩くエリアは、三浦半島南部の三崎町六合(みさきまちむつあい)周辺。敬子さん
からもらった地図は、地形図を4倍に拡大コピーしてある。

 すぐ先でバスの走る県道26号に分かれ、南東側の原町の住宅地へ。


 家並みは100mほどで減り、谷間から東側台地に上がりかけたところに、三浦半島三
十三観音三番札所で如意輪観世音菩薩を祭る、円通山蓬乗軒の観音堂がある。

 原町にあるので「原の観音さま」と呼ばれ、安産の神さまとして尊ばれているという。

    
 階段を上がると七つのお地蔵さんが並ぶ地蔵堂があり、正面の観音堂は独特の造りで無
住である。


 墓地には、細かな枝をたくさん伸ばしたイチョウが立ち、境内からは南西に、暖かな三
浦半島らしい10数本のフェニックスの並ぶ一角が見晴らせる。


 南側の台地に上がると三浦大根やキャベツ畑が広がり、近くの畑では若いご夫婦が大根
の収穫中。
    
 奥さんが引き抜いた大根を、ご主人が軽トラックにきれいに並べて積み上げていた。
    

 台地上の農道を台地の隅まで南進する。南東には大きな風力発電用風車が望まれる。



 常緑広葉樹林に覆われた一角は原稲荷神社↑。原地区の氏神様として古くから住民に信
仰されていたようで、奉納されたお狐様には、元治元年(1864)の年号が読み取れる
という。
    
 社殿は小さめだが、4年ごとの大祭には神輿と山車が地区内を練り歩き賑わうようだ。
境内の一角には珍しい「疱瘡(ほうそう)神」も祭られていた。
    

    
 キャベツを収穫中の畑の横を進み、台地上を走る車道に出ると三浦市営火葬場があった。


 200m足らずで車道に分かれ、東側の畑作地帯の農道へ。


 台地上に広々とした畑の展望が広がり気持ちよい。北に富士山、南には太平洋が、西に
霞む箱根から伊豆半島、東に東京湾を隔てた房総の稜線などが遠望でき、行く手にはこの
辺りのピーク、岩堂山の緩やかな高まりが↓望まれる。



 その岩堂山方面に向かい、農道が大きくカーブする手前でスケッチタイムに。各々が思
い思いの方向を眺めて1枚ずつ描いた。


    

    
 谷間に向かって下って行くと、キブシが咲き出している。谷底辺りに「農道はこの先道
無し」などと書かれていたが、道は続いているのでそのまま進んで東側台地に上がる。

 岩堂山の北面近くの低地は造成中で、どうやらゴミ処理場にでもなるらしい。ところが
私は、その造成中の土の斜面を上がる最後のところで、左足ふくらはぎの筋肉を痛めてし
まい、歩くのが痛い。

 すぐ上を走る環境センターそばの車道に出て、岩堂山に緩やかに上がる道も、足取りが
遅れがち。でも何とか皆さんの後について行き、82.2mの二等三角点のそばに11時
50分に着き、昼食タイムとなった。
        


 三浦半島南部のピークだけあり、一層気持ちよい展望が広がり、海も三方に望まれる。
素晴らしい展望を楽しみながら昼食をする。






    
 記念撮影をして先に帰る伊藤さんに分かれ、12時15分に出発となったが、この後は
とてもついて行けそうにないので、私もここで皆さんと別れてバス停を探すことにした。

    
 車道の近くにもキブシがたくさん花開き、東方に房総の山並みが意外に近く望まれる。




 車道を南側の三差路に上がると岩堂山の説明板があり、最高点は89.9mあるらしい。
今日もそうだが、「晴れた日には房総半島、伊豆連峰、伊豆大島が望まれ、夏は三浦スイ
カ、冬は三浦大根の緑と空の青さが満喫できる市内で最も展望を楽しめる場所」と記され
ていた。


 車道を南西の宮川町の方向に向かって下る。先ほどスケッチした辺りを眺め、南方には
農道を進む皆さんが見える。でも左足が痛いので足取りは遅々として進まない。


 ゆっくりと歩を進めるうちに2台の風車が近づき、畑の隅にはソラマメが花を見せる。
この周辺でも三浦大根を収穫する畑もあった。
        

 「三浦都市計画松輪毘沙門風致地区」の標柱が立ち、間もなく宮川町の住宅地へ。眼下
の畑でナノハナが花盛り。住宅の傍らにも春の花が彩りを添える。


    

 バス道路が90度左カーブしたところにあった宮川町バス停に13時2分に着く。昨年
のこの歩きでも通過したところで、「関東ふれあいの道」の説明板もある。
    
 バスを待つていたら、皆さんも上がって来て西側の住宅地に向かう。

 遅れてきた13時9分発三浦海岸駅行きバスに乗る。バスは今来た道を戻り、さらに東
海岸沿いを大きく回り、13時44分に三浦海岸駅に着く。足を引きずりながら駅の階段
を上がり、13時50分発青砥行き快特電車に乗る。

 横浜駅で下車し、東急、東京メトロ副都心線、西武池袋線直通電車に乗る。お陰で横浜
駅以降は途中で階段の乗り降り無しで自宅の最寄り駅、西所沢駅まで帰れた。

 普段はほとんど乗らない駅のエスカレータだが、足の痛い今日は階段の上り下りが辛い
ので利用して本当に助かった。

 それにしても、横に階段があってもエスカレータがあれば利用する人が圧倒的に多いの
はどうしたことだろうか。元気な人は階段を利用して足腰の維持増強と省エネを図り、エ
スカレータは足の痛い人や体力の弱っている人などが利用した方がよいと思うのだが…。

(天気 快晴、参加 8人、距離 4㎞、地図(1/2.5万) 三浦三崎、歩行地 三浦
 市、歩数 7,200)



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コメント (2)
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