あるきメデス

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中井の「染の小道」を巡る(東京・新宿)

2025-02-23 10:38:38 | 江戸・東京を歩く
 2025年2月21日(金)

 いつもこの時期に開催されている中井の「染(そめ)の小道」、今年は2月初め頃から
所沢市内の西武池袋線の駅にもリーフレットが用意されていたので、開催日を早めに知る
ことができ、初日の今日訪ねることにする。
  

 細かいので見にくいが、エリアマップ


 自宅を9時50分に出て、所沢駅で西武池袋線から西武新宿線上り電車に乗り換えて、
高田の馬場駅より2つ手前の中井駅に10時48分に下車した。

 以前は、上りホームと下りホームの連絡階段は無かったが、高田馬場駅側に地下をつな
ぐ連絡通路ができていて、その通路を使い南口へ。


 「染の小道」は一昨年以来の3度目、駅前広場にはいつもと同様に案内所が設けられ、
「染の小道」や新宿区内のリーフレットなどの配布と、染の小道特製手ぬぐいの販売をし
ている。




 「染の小道」の舞台裏と経過など、リーフレットから




  
 駅前を南北に走る道路を南へ、すぐに妙正寺川に架かる寺斉橋際へ。まずは橋から上流
側と下流側に架かる「川のギャラリー」と呼ぶ染め物を眺めた。
  

  

      


 橋の手前、左岸沿いの細道を上流側へ、すぐに上を覆う都道4号・山手通りの高架下に
架かるふれあい橋があり、もう一度上流側を見下ろす。




 さらに左岸沿いを上流へ進みながら随時、川のギャラリーを眺めながら進む。



 100m余りで次の橋、栄橋までで、こちら側の川のギャラリーは終わった。

 
 もう一度左岸の細道を戻りながら、並ぶ狭い店舗に吊されたもう一つの展示、染めたの
れんの下がる「道のギャラリー」を見る。
     

 各々の店の、のれんには番号やタイトルが付けられていて、作者なども分かるようにな
っていた。
 
 ヘアーサロン タニに下がる、「誰袖の図」と名付けた絹の紅型(びんがた)で、紅型と
は沖縄の染物の総称のよう。    
           

     レストラン「ソウル南山」には、「流水に紫陽花、黄葉」と呼ぶ絹の紅型が。   
               

     

          



     タイフード居酒屋「たわん亭」は、「椿」   
          

     ミュージックアカデミー第1教室の「さあ、はじめましょう!」も、絹の紅型   
     



     
 
 見下ろした妙正寺川の流れには、長い緑の藻も。


 駅のそばの寺斉橋まで戻り、南に延びる商店街沿いに下がるのれん「道のギャラリー」
に目を向けることに。

 
     中国料理の菜来軒は猫と梅のデザインだが、タイトルは分からない。
     

          アサガオのデザイン
          
 
 伊野尾書店ののれんのタイトル「更紗の旅~タクラマカン砂漠~」の一部  


 少し先のレストランは「鶏の幸」と呼ぶろうけつ染め   

 
 東京信用金庫に下がる「阿波おどり」

  
     斜向かいの「はなれ」ののれんも下がるギャラリーの作品は「海月花」   
     

  
 その先、短い坂を上がったると郵便局のあるT字路で折り返し、寺斉橋まで戻り、下流
の左岸沿いの細道へ向かうことに。
     

     
 道路際の出店やのれん、流れに続く「川のギャラリー」を見ながら進む。


 少し左カーブして次の大正橋で「川のギャラリー」は終わる。


     橋から南に延びる通りの「雪中花」   
     

         その先、醤油会社に下がるのれん 
         

 少し先のT字路で折り返して北へ、大正橋を渡少し先の寿司店に下がるのは「おいで遊
ばせ」と題する型染め・藍染め   
     

 西武新宿線の踏切を越えながら見た、左手の中井駅方面。


 すぐ先の整骨院に下がるのは「葉陰に集う小鳥たち」   


 隣の炉端焼店には「優しく 懐かれ 見守られ」というろうけつ染が。熱海の来宮神社の
大楠がモチーフのよう。    
     

 その先のT字路で中井通りに出て、右折して東へ、ツツイデンキは影がかかり少し見に
くいが「青い鳥と花」  
     

          二八そば 長寿庵のタイトルは、のれんに隠されて見えない。  
          

 まだ時間外でシャッターの下がる銭湯「ゆーざ中井」には、「貝尽くし(春の海)」が。 
     

          通りの反対側、宇田川文正堂ののれん。
          

 最東端ののれんは、次の十字路際の「中落合高齢者在宅サービスセンター」入口に下が
る「えんまんのシャボン」
     
 

 道路際、円形花壇に咲き競うたくさんの花。冷たい北風にも負けずに咲いている。


  中井通りを西へと折り返し、この通りに出たT字路より西側へ向かう。

 T字路に近い薬局には「薬」の名の染められたのれんが。


     不動産業「司環境計画」の「宇宙の花」と名付けた草木染め。   
     

          近くの和菓子店「おゝき屋」は「借景」 
          

 いちご大福が人気のようで、狭い店内に何人かの客が見えた。   


     隣のトケイ・メガネの「ミナクチ」は「花たちに希望を」という絹の紅型  
         

 そばのT字路から駅方面に向かう「中井駅前通り」際の日本そば「尾張屋大吉」の「そ
ばで使う道具」は綿の捺染のよう。
          

 ファミリーマートの横を左折して細い路地を東へ、古民具「つばき」は、その名のとお
りのデザイン。
          

 店の前に飾られた兜


 南側から合流したY字路の先の「たれ山」は、「シルエット」と名付けたろうけつ染め。 
     

 斜向かい、割烹「なか井」の「彩り柏」は、綿のタイダイという染め物のよう。   


     すぐ先のモダン・型染めの「おかめ工房」に下がるのは紅型のよう。
     

         その前、まごころ葬儀の「やまなか」は「祖母の想い出」という作品。    
          

 往路で北に進んだ道とのT字路に出て右折して南へ、踏切際だったか、わずかな植え込
みの前に下がる作品
     

 踏切を越えて2本目のT字路の細道を右折、折り返すように西へ、


 まずは少し先の「ギャラリースペースとTRY」に入り、手造りの作品を眺める。


     店の西側は古い床屋の椅子が。
     

 その先は「ねこみちアートフェス」と名付けられていて、ねこのデザインの手づくり作
品などを並べた出店が何店か続く。


 最初は、新潟県の農産物を中心を販売する店で、一昨年同様に笹だんご(5個入950
円)を求めた。
     


 その先のいくつかの店も、猫のデザインの品などが目につく。







 西端まで進み、ねこみちをふり返りT字路際へ。 右手角のレストラン四文屋には横長の
「洗象図」が下がる。



 中井駅前通りに出てもう一度北へ、踏切から両側を眺めた。


 すぐ先、北西側のテントは新宿区染色協議会のもので、職人が手がけた染色小物を販売
している。


     ファミリーマートに下がる「つながる」と呼ぶ綿の捺染。  
     

 その先、中井通りに近い中井接骨院には「イロワタシ」という綿の絞り・捺染作品が。 
          

 その辺から折り返して南へ、踏切や西武線の駅前の少し先まで戻る。寺斉橋に近い「こ
ころ接骨院」ののれんのタイトルは分からない。   
     


 12時50分を過ぎたので昼食をすることに。寺斉橋の南側まで進み、一昨年にも利用
した田舎そば「須坂」に入り、 鴨そば(540円)を注文した。


  
 食事を終えてもう一度、時斉橋~両側の「川のギャラリー」を眺め、西武新宿線の中井
駅南口に戻る。
       


 13時31分発下り本川越行普通電車に乗り、途中で急行電車に乗り換えたり、最寄
り駅からスーパーに回って買物をしたりして、15時過ぎに帰宅した。

 


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