2024年7月25日(木)
このところ毎日のように猛暑日が続き、熱中症の危険度が極めて高いので外出は午前中
早めに買物のためのわずかな外出に留め、カメラもザックのサブポケットに入れたまま。
そこで、古いアルバムを探したところ、1950年代(昭和25年~)から1960年
代(昭和35年~)にかけて購入した、東京の地下鉄や都営交通の記念乗車券が何枚か見
つかったので紹介することにします。
最初は、昭和27(1952)年10月1日発行の都民の日制定記念電車乗車券
都民の日は、72年前に制定されたのでした。
私はこの年に東京に出てきたばかりで、都電7系統(四谷三丁目~品川駅間)中の国鉄
中央線の信濃町駅前から広尾橋まで利用していました。
1か月余り後の11月10日には、奉祝立太子礼記念の電車普通乗車券が。
立太子礼は、天皇が日本の皇太子であることを内外に宣明する国事行為の一連の儀式で、
当時の皇太子殿下(明仁親王・現上皇)が18歳の成人となられたお祝い。
当時の都営電車といえば都電のこと。 地下鉄は戦前に作られた浅草~渋谷間のみで、
都営ではなく帝都高速度交通営団(現在の東京メトロの前身)の路線でした。
2年後の昭和29(1954)年1月20日、2本目の地下鉄、現在の東京メトロ丸の
内線の最初の区間として開通した池袋~御茶ノ水間の開通記念乗車券。
使用済みのものも残っていて、当日この区間を私も乗車したようです。
さらに1駅間だけの工事が進み、2年後の昭和31(1956)年3月20日には、御
茶ノ水~淡路町間が開通しました。
わずか1駅に2年余りかかったのは、神田川を渡る架設工事が難航したからのよう。
4か月後には、東京駅まで開通しました。
同じ年の都民の日、10月1日発行の大東京祭記念乗車券、当時山手線内に多くの路線
のあった都電の往復乗車券。
同時に都バスの記念乗車券も。
昭和34(1959)年4月10日発行、皇太子殿下御結婚奉祝記念の無軌条電車片道
乗車券。
無軌条電車とはトロリーバスのことで、都電のように道路の上に張られた架線から取っ
た電気を動力にして走るバスのこと。
当時は、今井橋~上野間、亀戸~浅草~池袋~渋谷~品川間の路線があり、乗った記憶
はありませんが、池袋駅前などで見た記憶はかすかに残っています。
同時に、都バスの記念乗車券も。
当日私は、皇太子殿下と美智子妃のパレードを沿道(外堀沿い?)で観覧しました。
昭和34(1959)年秋発売、東京都で開催された第14回国民体育大会の都バス記
念乗車券
昭和36(1961)年3月28日発売、営団地下鉄日比谷線の開通記念乗車券
翌昭和37(1962)年9月30日、都営地下鉄の東日本橋~人形町間開通の記念乗
車券
昭和38(1963)年、都営地下鉄の人形町~東銀座間開通記念乗車券
同じ年の12月12日には、東銀座~新橋間開通記念の都営地下鉄記念乗車券が。
最初の東京オリンピック開催まで1か月余り、昭和39(1964)年8月29日、営
団地下鉄日比谷線全通の記念乗車券
昭和39(1964)年10月10日、オリンピック東京大会開会式当日に発売の電車
(都電)記念乗車券。
同じ年の暮れ、12月23日には営団地下鉄東西線の最初の区間、高田馬場~九段下感
の開通記念乗車券が。
昭和41(1966)年5月20日、東京都交通局の東京港開港25周年記念電車片道
乗車券
昭和42(1967)年8月26日(開催前日)発売、ユニバーシアード東京大会記念
の都営地下鉄記念乗車券と電車(都電)の記念乗車券
昭和42(1967)年9月14日、営団地下鉄東西線の大手町~東陽町間が開通し、
国鉄中央線 荻窪駅からの直通運転開通記念乗車券
昭和43(1968)年4月、営団地下鉄銀座線の車両60両更新記念乗車券
同じ昭和43(1968)年10月1日、都民の日に東京都交通局から発売の電車とバ
スの乗車券
昭和43(1968)年の年末、12月27日には都営地下鉄6号線の志村~巣鴨間開
通記念の電車とバスの乗車券が。
昭和44(1969)年3月29日、営団地下鉄東西線の東陽町~西船橋間が開通し、
中野~西船橋間の全通記念に発売された記念乗車券
昭和44(1969)年12月20日には、営団地下鉄千代田線の北千住~大手町間開
通により、営団地下鉄の営業キロ100㎞突破記念乗車券が、当時の営団全路線の5路線
から発売されました。
この後も、営団や都営地下鉄などの記念乗車券は発売されているはずですが、アルバム
には残っていないのでここまでとします。
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このところ毎日のように猛暑日が続き、熱中症の危険度が極めて高いので外出は午前中
早めに買物のためのわずかな外出に留め、カメラもザックのサブポケットに入れたまま。
そこで、古いアルバムを探したところ、1950年代(昭和25年~)から1960年
代(昭和35年~)にかけて購入した、東京の地下鉄や都営交通の記念乗車券が何枚か見
つかったので紹介することにします。
最初は、昭和27(1952)年10月1日発行の都民の日制定記念電車乗車券
都民の日は、72年前に制定されたのでした。
私はこの年に東京に出てきたばかりで、都電7系統(四谷三丁目~品川駅間)中の国鉄
中央線の信濃町駅前から広尾橋まで利用していました。
1か月余り後の11月10日には、奉祝立太子礼記念の電車普通乗車券が。
立太子礼は、天皇が日本の皇太子であることを内外に宣明する国事行為の一連の儀式で、
当時の皇太子殿下(明仁親王・現上皇)が18歳の成人となられたお祝い。
当時の都営電車といえば都電のこと。 地下鉄は戦前に作られた浅草~渋谷間のみで、
都営ではなく帝都高速度交通営団(現在の東京メトロの前身)の路線でした。
2年後の昭和29(1954)年1月20日、2本目の地下鉄、現在の東京メトロ丸の
内線の最初の区間として開通した池袋~御茶ノ水間の開通記念乗車券。
使用済みのものも残っていて、当日この区間を私も乗車したようです。
さらに1駅間だけの工事が進み、2年後の昭和31(1956)年3月20日には、御
茶ノ水~淡路町間が開通しました。
わずか1駅に2年余りかかったのは、神田川を渡る架設工事が難航したからのよう。
4か月後には、東京駅まで開通しました。
同じ年の都民の日、10月1日発行の大東京祭記念乗車券、当時山手線内に多くの路線
のあった都電の往復乗車券。
同時に都バスの記念乗車券も。
昭和34(1959)年4月10日発行、皇太子殿下御結婚奉祝記念の無軌条電車片道
乗車券。
無軌条電車とはトロリーバスのことで、都電のように道路の上に張られた架線から取っ
た電気を動力にして走るバスのこと。
当時は、今井橋~上野間、亀戸~浅草~池袋~渋谷~品川間の路線があり、乗った記憶
はありませんが、池袋駅前などで見た記憶はかすかに残っています。
同時に、都バスの記念乗車券も。
当日私は、皇太子殿下と美智子妃のパレードを沿道(外堀沿い?)で観覧しました。
昭和34(1959)年秋発売、東京都で開催された第14回国民体育大会の都バス記
念乗車券
昭和36(1961)年3月28日発売、営団地下鉄日比谷線の開通記念乗車券
翌昭和37(1962)年9月30日、都営地下鉄の東日本橋~人形町間開通の記念乗
車券
昭和38(1963)年、都営地下鉄の人形町~東銀座間開通記念乗車券
同じ年の12月12日には、東銀座~新橋間開通記念の都営地下鉄記念乗車券が。
最初の東京オリンピック開催まで1か月余り、昭和39(1964)年8月29日、営
団地下鉄日比谷線全通の記念乗車券
昭和39(1964)年10月10日、オリンピック東京大会開会式当日に発売の電車
(都電)記念乗車券。
同じ年の暮れ、12月23日には営団地下鉄東西線の最初の区間、高田馬場~九段下感
の開通記念乗車券が。
昭和41(1966)年5月20日、東京都交通局の東京港開港25周年記念電車片道
乗車券
昭和42(1967)年8月26日(開催前日)発売、ユニバーシアード東京大会記念
の都営地下鉄記念乗車券と電車(都電)の記念乗車券
昭和42(1967)年9月14日、営団地下鉄東西線の大手町~東陽町間が開通し、
国鉄中央線 荻窪駅からの直通運転開通記念乗車券
昭和43(1968)年4月、営団地下鉄銀座線の車両60両更新記念乗車券
同じ昭和43(1968)年10月1日、都民の日に東京都交通局から発売の電車とバ
スの乗車券
昭和43(1968)年の年末、12月27日には都営地下鉄6号線の志村~巣鴨間開
通記念の電車とバスの乗車券が。
昭和44(1969)年3月29日、営団地下鉄東西線の東陽町~西船橋間が開通し、
中野~西船橋間の全通記念に発売された記念乗車券
昭和44(1969)年12月20日には、営団地下鉄千代田線の北千住~大手町間開
通により、営団地下鉄の営業キロ100㎞突破記念乗車券が、当時の営団全路線の5路線
から発売されました。
この後も、営団や都営地下鉄などの記念乗車券は発売されているはずですが、アルバム
には残っていないのでここまでとします。
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大学に入学した昭和34年でした。
当時の事心の中で思い起こしていました。
懐かしい、保存されていたこと本当に素晴らしいです。
私は、大手町の新しい職場に移って10日目のこと、
当日は祝日となり休みになったので。
パレードの観覧に行ったように思います。
貴重な記念乗車券、楽しませていただき、ありがとうございました。
猛暑続きで外歩きもわずかになり、撮るものがないので、
しばらくはコレクションの披露が続くかもしれません。