ライトフロウズ ノウト:Lightflowz-Note

音の和 彩の波 響き合う
五感豊かなひとときを♪ 

【 十二ヶ月の夢の詩:三月 凍える影…夢の向こう 四月 夢の空旅 】

2024-05-07 | 十二か月の月の詩

ライトフロウズノウト新しい1ページにようこそ♪

 

まだスローペースがなおりませんが

やっと3月と4月の詩ができました。

最近の私の良くないところは

完成したのにすぐにblogに書けてないところ

ですが、不思議なことに日が少し経つと

言葉も変わったりします。

今一応”確定”はしたので…

もしよければどうぞ

よもやま話も近いうちに… 

 

 

【 三月の夢の詩:凍える影…夢の向こう 】

春はまだきの
冷たい空気は

日ごとに明るい
鳥達の声に温められて

草木のつぼみは
ふくらみ始める

桜の便りも
もうすぐ聞こえて
南から北へ
あらゆる場所をその花色で
染めていくだろう

ただ
悲しみが
あまりに深く
刻みこまれた

遠い彼の地では
冬の影たちが
凍えたままで去り難く
留まり続けて

新しい季節の息吹を
夢の向こうに
隠そうとする

流れる時間
囚われた記憶

その距離は
動かないまま
取り残されるか

あるいは
乖離し続けるのか

それでもなお
ひたむきに祈りを捧げて
その地を守る人々に
幸いあれと
ひとえに願う

 

 

【 四月の夢の詩:夢の空旅 】

弥生の末の
不意の別れは

過去に訪れた
悲しい知らせの
記憶を幾つか呼びおこす

縁の巡りは
この世の習いと
わかっていても
少なからず心は揺れる

おりしも地上は
桜咲く時

あのひとは今
現し身の衣を脱いで
天翔ける
鳳のように

花色の霞の野山を
高い空から
見ているだろうか

どうぞ
今ひとときの休息を
忙し過ぎた日々を忘れて
夢の空旅を
楽しめますよう

また会う日までと
見送る言葉を
はらはら舞い散る
花びらに寄せる

 

 



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