ライトフロウズ ノウト:Lightflowz-Note

音の和 彩の波 響き合う
五感豊かなひとときを♪ 

水色のお話☆彡

2016-05-08 | 色彩日記


ライトフロウズノウト 渡辺ユイカのblogへようこそ


爽やかな季節になってきました


けれど案外雨も多く降る時期ですね


四月のころからの雨の言葉を拾ってみると
春雨 のほかに
春霖(しゅんりん)、菜種梅雨(なたねづゆ)、木の芽雨
花の雨、桜流し、催花雨(さいかう)etc

美しい言葉がたくさんあります


曇り~雨の日 景色の色はどこでも
湿気を含んで霞んでグレイがかった色

春は特に暖かい気温とともに
靄がかかるような ぼんやりした感じ


外出時に雨、鬱陶しい~と思ってしまいそうな
時には
いやこれは恵みの雨だよと
言い換えをすぐにして


気分のスクリーンの架け替えをします


プラスイメージで場面転換する習慣を
つけていくと何かとよいことが
訪れやすくなるとのことですよ

というのは 心理学~脳科学に基づくお話
ですけど
重力に負けて落ちてく↓ほうが
楽だったりするのも人間、ということもあり


私もイメージのプラス方向書き換えは
日々小さなレッスンの繰り返しx繰り返し(^^♪


言葉遊びのようにしていくと
楽しかったりもします
一度お試しあれ

どころで皆様は雨の絵を描いて、と
誰かに言われたなら
雨は何色で表しますか?

多くのかたは「水色」
で描かれるのではないかと思います

雨粒の色 H2O は本来無色透明

でも透明色の絵具はないので
水色で代用するのですね


色の名前辞典「水色」の項には

『薄い緑みの青から水の色を連想するのは
今も昔も日本人も西洋人も同じ』

~という説明があります。そして

『 川や池や湖沼の水の色からとられた色名(中略)
これらの水の青は、水の微粒子による
光の散乱現象や、空や周囲の色の反射に
水底や水中の微生物など各種物質の色が加わって見える色で

透明な澄んだ水でなければ美しい水色には見えない』

~自然のいくつかの条件が揃ってできる色という
解説もあります。

実際 町中に暮らしていると
本当の水色の水 を目にする機会はなかなか
ないと思います。


けれど「水色」という色彩はとても身近な色で、
色鉛筆、クレパス、絵具のセットに 
たいてい入っています


この”水色”という言葉‥日本では小さな
子供でもわかる色の名前なので

意外に思われるかたもいるのではと
思うのですが

日本特有の色と言葉であって

ぴったりと一致する色合い:色名は
海外にはないのです。
(時折さがしてみてますが今のところ
見つかりません)


水色…英語他仏・独・伊 ヨーロッパ圏
 ~アジアの国の言葉などで訳を
検索してみても

空の色を意味する色名に
変換されて出てきたりします

英語で water color という場合は水彩絵の具に
なりますし

言葉の直訳ではぴったりの
アクアブルー:aqua blue という色味があり、
これはかなり近くはあるのですが
明るい透明感のある清色で表されることが多く

水色 のやわらかで優しい色合いとも少し違って見えます


空の色からくる明るい青の色名は
他の国の言葉にもあり、代表的なのは
同じく色の名前辞典では下記の色名で
載っています

azur blue(アザーブルー):海や空の青の詩語からの色名
celeste (セレスト):神います至高の天空の色
sky blue (スカイ・ブルー):夏の晴天の空色
zenith blue(ゼニス・ブルー):天頂の青





世界の国や地域 それぞれの場所で
どのような色合いに親しみ
また重きを置くかは気候風土、歴史、文化に
より変わってきますが


日本の中の水色という色彩は
このくにの水の豊かさを象徴する色
柔らかな優しい色合いは和をたいせつにする
日本人の気質を表してもいます

一方では
WATER : ビジネスの分野 そして 
ESD(地球が持続可能な開発のための教育)
 などの中でも注目される
今の時代のキーワードでもある


…書き進めるうち少し違う方面に
気持ちが惹かれて来たのですが


このあたりはまた別の時の
お話ということに
したいと思います




















































































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