私が最初に読んだのは、カッパブックスの『ノンちゃん雲に乗る』でした。
当時の大ベストセラーです。
元版の大地書房版を目にしたのは、ごく最近のことでした。
その奥付。残念ながら初版ではなく、再版です。
財団法人大阪国際児童文学館が選定した「日本の子どもの本100選(1946~1979)」のサイトを見ると、初版本の地味な書影が載っていました。
(【参考】→ http://www.iiclo.or.jp/100books/1946/htm/frame002.htm )
初版は昭和22年2月20日発行で、初版発行から2年後に出た再版(桂ユキ子装画/松本かつぢ装幀)です。
初版から再版で、表紙をガラッと変えています。初版の表紙があまりにも地味で、売れ行きが悪かったのでしょう。
記憶にある光文社版の単行本は紺色の表紙はこんなふうでした。ネットで探しました。
家にあった、カバーが取れて裸本だった新書版も、元は同じデザインのカバーが付いていた記憶があるのですが……。
評判になったのは、光文社版が出てからのようです。
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大地書房の初版本と思われるものが本棚よりみつかり、この本を調べています。
装丁が全然違うものがあるのですね。
大変興味深いです。
在庫を持て余して、奥付を張り替えて、カバーを変えた本はたまに見ますが、表紙デザインを短期間にガラッと変えた例は無いように思います。変わった理由を調べるのは面白そうですね。
同じ作者の翻訳「ちいさいおうち」は大好きで、今でも大切にしている本の一つです。
しかし、実のところ石井さんの訳であることは
今回いろいろ調べている中で知りました。。。
お恥ずかしいことです。。
自分で調べた新たな発見によって、作者への興味、さらには作者が生きた場所や時代にまで、どんどん広がっていきますね。