最終回文庫◇◇雑然と積み上げた本の山の中から面白そうなものが出てきた時に、それにまつわる話を書いていきます◇◇

※2011年9月以前の旧サイトで掲載した記事では、画像が表示されないものがあります。ご容赦ください。

私のコレクション 坂本一敏(1) 『蒐書散書』(特装限定60部、114部)

2011年11月07日 | 特装本





愛書家として、また日本書票協会会長として、またあるときは雨亭文庫の主人として活躍された坂本一敏さんの著作の一冊です。

造本にうるさかっただけあって、ご著書の限定版は凝っています。2種類の限定本を紹介します。

アトリエ・ミウラ1980年刊『蒐書散書』特装限定60部本。


マーブル紙装の函。


表紙クロスもマーブル染め。


三方小口もマーブル染めになっています。


識語「一期一會」と署名。


奥付。川端康成のノーベル文学賞の賞状をデザインしたことで知られるケルスティン・ティニ・ミウラ女史と夫君の三浦永年氏の手によるマーブル制作、製本ということが記されています。対向ページにおふたりの署名があります。切れてしまっているので、別に載せます。


手書きの限定番号が入ったページ。


ケルスティン・ティニ・ミウラ女史と夫君の三浦永年氏の署名。




もう1種類。書肆季節社刊の『蒐書散書』限定114部本(うち14部は芹沢銈介作品入り、100部は金守世士夫作品入り)


その金守世士夫作品。


識語は、やはり「一期一會」


限定番号の表示ページ。







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