昨夜の講習会は三石地区だけのものだったのですが、大盛況でした。セリの時に診断結果を提示するレポジトリーと呼ばれているものに関してだったのですが、これまでの四肢レントゲン写真に加えて喉の内視鏡検査の結果も入れてはどうかとの話があるようで、どんなものなのか教えて頂こうというのが目的です。
競走馬にはある程度発生している「喉頭片麻痺」という症状ですが、職業病のようなものなのでしょうね。1歳時での発生は1~2パーセント程度で、米国での調査では98パーセントは問題が無いという結果が出ているそうです。調教を重ねていく上で問題のある馬がでてくるとしても、1歳のセリ時点での検査はほとんど意味が無いのではないでしょうか。
また、初期の頃に問題視されていたOCD(離断性骨軟骨症)なども、その後の競走成績には影響を与えないというのが、現在の認識のようです。
X線写真の場合には鎮静剤を使って撮影できるのですが、喉のファイバースコープの場合には、鎮静剤を使うと動きが判りづらくなるので、危険も伴うようです。
セリでの売却率は下がる一方なのに、かかる諸経費は上がる一方という、生産者にとっては何とも難しい時代になったものです。
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今夜は温泉での宴会です。例年は札幌までのバスツアーだったものですが、参加人数の増加を見込んで、初めて地元でやる事にしました。さて、どんなものか・・・。