この写真は三石の「道の駅」前で撮影したものです。
町内では、市街地と道の駅の2箇所が奉迎場所に
指定されたが、道の駅では御休憩が予定されてい
たので、そちらで待つことにした。
到着時間の40分前に現場へ着いたが、すでに前列の方は満員で(横幅は指
定されているので、はみ出せない)4列目くらいの所で待つ。
待ち時間の退屈しのぎは、前でハンドマイクを手に指示を出す警護の女性警
官とのやり取り。まずは旗の振り方、旗は横に振り、上に挙げると後ろの人
の迷惑になるし、前後に振るのは最悪との説明。他には、あと何分で到着予
定などと知らせてくれる。最初の白バイが到着してあと10分、ドアに大きく3と
いう数字を書いたパトカーが到着するとあと3分、SPの乗った黒い車が着くと
あと1分で、まもなくボンネットに赤い旗の付いた車が到着した。
近くで、天皇の車のナンバーは幾つだ?という声が聞こえたので見ると、なん
と数字ではなく、黒地に金の紋章が付いている。
車からお降りになると、車は前進して、両陛下だけが残りみんなに手を振る。
私の後ろから「天皇陛下おめでとうございます!」という大声がしたと思った
ら、両陛下がパッとこちらを向いて応えてくれた。
それから建物の中に入って、出発予定までの15分間、誰も動こうとはしない。
みんなが最後までお見送りして解散した。
ちょうど過ごし易い天気の、良い秋の一日だった。