斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

フットパス祭 in ニセコに参加して

2012-07-21 22:29:20 | サークル活動
フットパス祭 in ニセコが7月21日(土)開催され
久しぶりに参加しました。

13:00過ぎニセコ駅前綺羅乃湯を出発「文学歴史の散歩道」
10.6kmのコースを15:30までにゴールの町民センターに向けて
歩きました。

フットパスに参加していつも思うことは歩く速度が早過ぎる
ことです。ただひたすらゴールに向かって歩きつづけます。
もっとゆっくり途中の景色や樹木・草花の種類や名前、
鳥などを見て楽しみながら歩きたいものです。

今日のフットパスは大変ラッキーでした。
私はいつもながら一番最後になりました。
私のフットパスの歩き方と同じ想いで「早すぎる、早すぎる」
と言いながら、途中目にする草花や鳥を次々説明してくれる
お二人の方々とご一緒しました。
私はその名前を懸命にメモして歩きました。
何とその方々は石弘之先生と小川巌先生でした。
石弘之先生は国際環境学の世界的権威として著名な方です。
今日のシンポジウムで講演されました。
石弘之先生を知ったのは12年ほど前、聴講した大学の哲学の
講義で田中教授が学生に石先生の書かれた「地球環境報告」を
推薦書として一番に紹介し読んだ記憶があります。
小川巌先生は現在酪農大学教授で専門は動物生態学、
環境動物学等です。

みんなの列から大幅に遅れをとった3人ですが、
途中有島記念館前でトイレ休憩があり、小川先生のお誘いで
石先生は有島記念館が初めてとのことでフットパスの一行と
分かれて有島記念館を見学することにしました。
私はニセコに移り住んでからこの6年間に何十回も通った
記念館ですが、一緒に同行させていただきました。

石先生は有島武郎の思想・精神に大変感銘を受けられた
ご様子でした。広大な記念館周辺の公園敷地もその素晴らしさを
実感された様子でした。
天候にも恵まれフットパス日和の今日一日でした。

この後につづく石先生のシンポジウム、“人類はなぜ2本足で
歩き始めたか”、地球上に人類が発生した歴史から始まり、
フットパス発祥の地イギリスの“歩く権利”についてその歴史を
たどりながら世界の有名なフットパスのルートを紹介、ちなみに
アメリカではフットパスとは言わずtrail=トレイルと言うそうです。

このあとの片山健也ニセコ町長、若見雅明黒松内町長、
小川巌氏の鼎談はフットパスの推進について今後の計画や問題点
などが話合われ興味ある内容でした。

交流会ははニセコ加工研究会“じゅうごばあ”が準備したお料理が
大変好評でした。たくさんの方々とお料理を楽しみながら交流が
できました。

明日22日(日)は蘭越町民センターらぶちゃんホールで14:00~
15:30まで石弘之先生の~防災講演会~『災害の歴史から学ぶ』が
あります。