斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

議会は町長に完敗!か?

2018-03-10 23:55:09 | 議員活動
平成30年度一般会計予算が、48億円と昨年度に比べ4.9億円の増額に
なったことを受け、2月28日(水)に急きょ議員協議会が開かれました。
議員1名欠席、9名で協議が行われました。私一人を除く出席議員全員が
過去の町長の発言や約束事を巡って大変活発な意見が交わされました。
最後の最後に私にも一言発言できる機会が回ってきました。議長から
「意見があるか」と聞かれ、私は「みなさんのご意見を十分聞かせて
頂きましたが、このさい町長と話し合いを持ってはどうですか」と提案
しました。私は議員がそれぞれの考えを繰り返し、繰り返し・・・述べ
合うことは大変結構なことですが、なぜかそれが私にはどうしても
“負け犬の遠吠え”のようにしか聞こえてこないのです。ただ愚痴を
言っているようにしか聞こえてこないのです。積極的な対案もないし、
予算のどこが問題でどうすれば良いのか、修正案も出せない今の状態で
否決するにもその根拠が明白ではないので具体的な絞込みもできない状態
です。

町長の考えを議員全員の前で聞かせて頂くのが一番良いのではないかと
ただ単純に思いました。
これまで議会は何をやってきたのか。(いわゆる上級)議員たちは町長との
話し合いをすでに持ってきたようだし、今更議会定例会を目前に控え、
時間切れとばかりに騒いでも始まらないのではないかと。

しかしながら3月8日(木)の議会まで1週間:7日間あります。
今すぐにでも各議員の今の発言を町長に伝え、町長から考えを聞く
ことが一番良いのではないかと思いました。

この提案は何故か?議長に受け入れられ、(私の提案が必ずしもいつも
100%否定されるわけではないことを改めて知ることになりましたが)
熱が冷めないうちにすぐに町長に説明を求めることになりました。
しかし町長は17時から予定があり、翌3月1日(木)ニセコ高校の卒業式
終了後の11時30分から議員協議会を開くことになりました。

3月1日(木)11時40分過ぎから1時間半に渡り町長との話し合いが行われました。
町長は町の財政運営のことはよく知り尽くしていて、現在の議員では残念ながら
太刀打ちできる相手ではなさそうです。突っ込みようがない。
それはこれまで議会議員が努力をして来なかった結果であり、その付けが回って
来ただけのことだと思います。しかし私以外の議員の方々はそんな考えは全く
持っていないかもしれませんが。

議員からはこんな本音が:
「町長が2~3枚上手」「我々が勉強不足」「根本的に感覚が違う」
現在のところはその通りだと思います。良し悪しは別にしても現時点での
レベル、スケールが違うように感じました。

では議会はどうするのか。
やり方はいろいろありますが、まず議会議員は原点に戻って、1から
勉強のやり直しをするしかないように思いました。それには大変な努力
と時間と労力が必要になります。しかしながら議会としてその使命を果
たそうとするならば今から原点に返ってやるしかないと思います。

余りにも具体的事例のない中身の無い内容になってしまい、感想のみと
なってしましたが、現時点での議員の発言が正しいかどうか判断できま
せんし、私自身がよく分かっていないことがたくさんあるので、町長の
現時点での判断と予算案に対して良いとか悪いとか、こうすべきという
対案が出てきません。

結果は歴史が明らかにしてくれます。過去を振り返った時、その時点での
判断、見通しが正しかったかが明らかになってきます。
その意味で歴史を学び、失敗を教訓に、未来を予測し決断して実行して
いくしかないと思います。

町民のみなさん、お一人お一人が議員と一緒になって町政に参画して意見を
届けることではないかと思っています。

10人の議員だけで5000人の町民の代理人・代弁者になることは不可能です。
「(議員に)お任せ政治はいけない」と思います。