斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

モンゴルの詩歌と言語アイデンティティ

2020-02-16 18:06:25 | 世界のニュース
モンゴル研究25年、現在北星学園大学短期大学部の風戸真理先生に
モンゴルについて2月15日(土)ニセコ町学習交流センター「あそぶっく」
でお話しをして頂きました。

モンゴルの人口は318万人、札幌市の人口の約1.5倍位、面積は日本の
約4倍で、世界一人口密度が低い国だそうです。
1921年中国から独立して新生モンゴル国が誕生しました。中国とロシア
に挟まれ、内モンゴル、モンゴル、外モンゴルの3つの国に暮らすモンゴル人
たちには長い深い複雑な歴史的背景があり、単純ではないことがわかります。

人口の約70%が都市部に住み、その半分は首都ウランバートルに住んでいます。
モンゴルでは大学進学率が90%と高いのですが大卒でも就職がなくニートが
広がっているというお話でした。
モンゴル語とキリル文字について解説していただきましたが、私は何やら
さっぱりチンプンカンプンで世界は広くて多様であることをまた一つ新たに
学びました。モンゴルの五畜は羊、山羊、牛、馬、ラクダ(これは分かり易い)
日本よりはるかに男女平等のようです。それは教育です。女子教育に力を入れ
レベルが高いことです。親が女の子の教育にケチらないのだそうです。
日本はまだまだ女の子は後回しにされる傾向があります。

モンゴルへの観光ですが、2012年から観光客が減っているそうです。
その理由はウランバートル発着の独占料金で安くならないからだそうです。
モンゴルへの航空運賃16万円はアジアでは高いので、それだけ出すなら
ヨーロッパに行った方が良いということになってしまうということです。
またモンゴルは内陸なので中国、ロシアの上空を飛ばなければならずそれも
一つのネックになっているようです。
これまでの“モンゴル”へのイメージに全く新たなページが加わりました。
モンゴルにぜひ行ってみたいと思います。
先生のお話ではモンゴルは年配の人には“合う”のだそうです。
あなたに“モンゴル”は合っていますよ、と言われているように感じました。


写真は私のイメージに合ったモンゴルを選びました。


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