人は心理学的・生理学的にいろいろな恐怖症を抱える。高所恐怖症や閉所恐怖症などはよく知られている。自分にも当てはまるものがあってそれは「巨大物恐怖症」。しかし一般的に語られている巨大観音像や風力発電の風車などには特に恐怖を感じない。むしろ身近なものを巨大化したオブジェに恐怖を感じる。以前、イタリアのリミニという都市を何度か訪れた。そこはイタリアの避暑地で有名な海辺の小さな町。その町は巨匠フェデリコ・フェリーニの生誕の地であり公園には巨大なフィルムカメラ像が建っている。昼間見ても何とも思わなかったのだけれど夜にその公園を通るとき、そのカメラ像に言い知れぬ恐怖を感じた。同じ系列の恐怖でMAXなのは夜の灯台。遠目に眺めているぶんには大丈夫なのだけれど決して近づくことができない。しかし昼間は平気で灯台に登ったりもする。スマホの背景画像は石狩灯台にしているくらい。いくら冷静に分析してみてもこの恐怖の理由は自分でもさっぱりわからない。そして今回撮影散策で見つけたこのボウリングのピンも決して心穏やかではなかった。こんな巨大物を場違いな街中、しかも手が届くような位置に飾るんぢゃない。よく見ればスポット照明まで備えている。夜は照明で暗闇に浮き上がるのだろうなあ。どこかの弁護士ではないが叫びたくなる「やめてぇ~」
リミニの公園
灯台
リミニの公園
灯台
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