教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

ヤブムラサキとムラサキシキブ

2024年12月03日 | 自然

晴れて暖かくなったので西の森へ行きました。


夏以降、熊が数度出没したと聞き出控えていました。
念のため鈴を鳴らしながらゆくと


2頭の赤とんぼがホオノキの落葉に舞い降りました。
アキアカネだろうと思っていましたが翅に色がついている?


画像を拡大して見ると翅の脈が赤っぽく脚が少し褐色かな?
アキアカネではなくタイリクアカネのようです。

紛らわしいといえば


ムラサキシキブの仲間が2種並んでいました。
上半分がムラサキシキブ、下半分がヤブムラサキ

↓ムラサキシキブにはよく実がついていました。


ムラサキシキブの方が日向に生えていて
木も大きい印象ですがこの森だけなのかもしれません。


ムラサキシキブの葉は先端、基部もとがり


ムラサキシキブの葉はほぼ無毛

↓対してヤブムラサキは毛深いのが特徴


葉の形や実の印象、手触りが違います。


このような丸っこい葉もありますが
ムラサキシキブのように葉の基部が先細りではなく


枝も葉も実のガクにも毛が密集していて触るとフワフワしています。

ご参考までに


一か月前近所で出会った園芸品種のコムラサキ
茎が柳のように垂れ風に揺れていました。


葉は小さめで実は鈴なり。華奢な印象です。

日当たりの悪い崖のようなところにも生えていたのは
毛深いヤブムラサキで一番野性味を感じます。
来年は花も見たいけれど、熊の動きが気になります。


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