Iさんの鉛筆画と水彩画を2点続けてご紹介いたします。
「石蕗」鉛筆画 F3
同じツワブキを一枚目に鉛筆画、2枚目に水彩画を描きました。
同じ紙に同じモチーフを違う画材で描くとどのように感じ方や
仕上がりが変わるのかIさんにとっての実験的な取り組みです。
近づいてみました。
タッチのやわらかいIさん。丁寧に形をおいながら慎重に線をひき
白い背景を意識しながら少しずつ暗いところをつくってゆきます。
透明感のある美しい仕上がりで初冬の清々しい風が感じられます。
2点目、水彩画です。
「つわぶき」水彩画 F3
艶やかな厚みのある葉と花の、明暗だけでなく色の響き合いを
意識して着彩しました。仕上がりは淡めが好みのIさん。今作は
やや濃いめ、色鮮やかに表現され華やかな仕上がりとなりました。
近づいてみました。
葉の張りや膨らみをよく観察し、まず青みがかった緑で描きこみ
ました。重なりや窪みの暗部を藍色、アクセントに黄色と赤紫を
入れバランスをとりました。凛とした生命感あふれる作品です。
作品と対話しながらじっくり描き進めるIさん。次の作品も楽しみです☆
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。