いつかはこんな日が来ると思っていた
でも実際にその時が来ると何でこんなにも辛いのか
前所属のスポーツクラブ勤務時代
気難しいビール会社の元役員の方がいた
今朝の勤務中に他の会員様からお亡くなりになった事を聞いた
はじめはあまり好きではなかった
正直苦手だった
それでも慣れてくると徐々に言葉を交わすようになった
箱根に行った際
その方の会社の缶ビールに地域限定のデザインがあるのを知って
お土産に買って帰り来館時に渡した
その存在を知らなかったようで
差し上げると言うと
「(自社の製品なので)普通、逆だろ!
いいのかい?」
と言いながら嬉しそうに持ち帰ってくれた
後日の来館時に
「何より気持ちが嬉しかった(笑)」
と言ってくれた
あれからだった
変わったのは
来館され私を見掛けると笑顔を見せてくれるようになった
楽しかった
苦手なはずだったのに好きな人になっていった
特別法人会員という事で通常会員と違い制約があり受けられない
サービスをお願いされる事もあった
厳密には出来ない事なのだが
その会社が契約を続けているのはその役員の力が大きいので
それを踏まえて便宜を図った
但しそれは他のスタッフには頼まず私がいる時にだけ
その方も私に迷惑が掛かる事をとても心配してくれていた
私はただその方が喜んでくれるのが嬉しかっただけだ
それでも私にだけ内緒でお酒やお菓子を持ってきてくれた
嬉しかった
ある時、その会社の方の営業担当の方と話す事があった
マネージャーではなく私を指名されてきた
私の事をとても評価してくれているという事を聞いた
私はいろいろな会社のビールが好きだが
神宮球場へ行くと私は必ずその会社のビールしか飲まない
他愛もない事だが自分なりのその人への想いだった
(チケットをくださった方とはまた別だが)
その事をメールで伝えると驚いて喜んでくれた
他にもいろいろな思い出がたくさんある
以前にブログで
「この仕事は人を好きになる事」
と書いた
それはこの方から教わった
今までやってこられたのはこの方のお陰だと思う
勤務中訃報に接し涙が出た
こんな事ではホテルマン失格だと
他の事を考えるようにしたが
玄関でも思い出があるので崩れ落ちそうになった
それでも必死にお客様の前では笑顔で対応した
目が真っ赤になっていたので
ベルガールにどうしたんですか?と訪ねられた
季節はずれの花粉症でさ、と笑って誤魔化した
家に帰り異動時に手紙を書いた際の返事のハガキを再読した
読んでいるとドラマのように相手の声が聴こえるようだった
「(中略)ヘルスクラブでの経験を活かし
優秀なドアマンに成長される様祈念致して居ります
お目にかかる機会が減ると思いますが頑張って下さい」
再び読み返すと涙が出て仕方がない
所詮は仕事なのに・・・
この仕事は人を好きになる事
でも・・・
それは失った時の反動があまりにも大き過ぎる
スポーツクラブは私よりはるかに年上のお客様が多い
今後、この仕事を続ける限り何度も何度も同じ
反動を受けるのだろう
サッポロビールのKさん
前にお逢いしたのは駐車場のゲートでしたね
今まで本当にありがとうございました
でも実際にその時が来ると何でこんなにも辛いのか
前所属のスポーツクラブ勤務時代
気難しいビール会社の元役員の方がいた
今朝の勤務中に他の会員様からお亡くなりになった事を聞いた
はじめはあまり好きではなかった
正直苦手だった
それでも慣れてくると徐々に言葉を交わすようになった
箱根に行った際
その方の会社の缶ビールに地域限定のデザインがあるのを知って
お土産に買って帰り来館時に渡した
その存在を知らなかったようで
差し上げると言うと
「(自社の製品なので)普通、逆だろ!
いいのかい?」
と言いながら嬉しそうに持ち帰ってくれた
後日の来館時に
「何より気持ちが嬉しかった(笑)」
と言ってくれた
あれからだった
変わったのは
来館され私を見掛けると笑顔を見せてくれるようになった
楽しかった
苦手なはずだったのに好きな人になっていった
特別法人会員という事で通常会員と違い制約があり受けられない
サービスをお願いされる事もあった
厳密には出来ない事なのだが
その会社が契約を続けているのはその役員の力が大きいので
それを踏まえて便宜を図った
但しそれは他のスタッフには頼まず私がいる時にだけ
その方も私に迷惑が掛かる事をとても心配してくれていた
私はただその方が喜んでくれるのが嬉しかっただけだ
それでも私にだけ内緒でお酒やお菓子を持ってきてくれた
嬉しかった
ある時、その会社の方の営業担当の方と話す事があった
マネージャーではなく私を指名されてきた
私の事をとても評価してくれているという事を聞いた
私はいろいろな会社のビールが好きだが
神宮球場へ行くと私は必ずその会社のビールしか飲まない
他愛もない事だが自分なりのその人への想いだった
(チケットをくださった方とはまた別だが)
その事をメールで伝えると驚いて喜んでくれた
他にもいろいろな思い出がたくさんある
以前にブログで
「この仕事は人を好きになる事」
と書いた
それはこの方から教わった
今までやってこられたのはこの方のお陰だと思う
勤務中訃報に接し涙が出た
こんな事ではホテルマン失格だと
他の事を考えるようにしたが
玄関でも思い出があるので崩れ落ちそうになった
それでも必死にお客様の前では笑顔で対応した
目が真っ赤になっていたので
ベルガールにどうしたんですか?と訪ねられた
季節はずれの花粉症でさ、と笑って誤魔化した
家に帰り異動時に手紙を書いた際の返事のハガキを再読した
読んでいるとドラマのように相手の声が聴こえるようだった
「(中略)ヘルスクラブでの経験を活かし
優秀なドアマンに成長される様祈念致して居ります
お目にかかる機会が減ると思いますが頑張って下さい」
再び読み返すと涙が出て仕方がない
所詮は仕事なのに・・・
この仕事は人を好きになる事
でも・・・
それは失った時の反動があまりにも大き過ぎる
スポーツクラブは私よりはるかに年上のお客様が多い
今後、この仕事を続ける限り何度も何度も同じ
反動を受けるのだろう
サッポロビールのKさん
前にお逢いしたのは駐車場のゲートでしたね
今まで本当にありがとうございました
たしかに、他の仕事でも多くがそうであろう・・・
苦手なお客さまが、好きなお客さまになったこと・・・
私も何度か経験しています。
こんな思いを何度か経験すると、接客業って奥深いなぁと感じます。
嫌な事を、良い事に切替える、そんな生き方も自分自身で学んで行きます。
私もいい年になりましたが、人生も仕事も日々勉強って感じですね。
歳を重ねていくと、知り合いや身内の訃報に接することが多くなりますが、後悔しないよう そのとき、そのときを大切に接したいと思いました。
「それが人生」彩雲さん、その方といいお付き合いができてよかったですね。
私の知らない、けど心に刻まれたその方のご冥福をお祈りいたします。
コメントありがとうございます。
先ほどお通夜から帰りました。
当然ながら知人が誰もいなかったので
帰りに寿司屋の隅で例のハガキと差し向かい
故人を偲びました。
明日の告別式には仕事の為参列出来ません。
>>その方といいお付き合いができてよかったですね。
そうですね。まにまにさんに言われて気付きました。
本当に良かったです。
一流企業の元役員さんともなると、大勢の方が様々な思い、関わりで参列している事と思います。
彩雲さんと同じような関わりの人もいらしたかも知れませんね。
Sビールが無性に飲みたくなって冷蔵庫を開いたら、普段はK社のビールしかないのに、奥のほうにS社の記念ビールがありました。
「小田急ロマンスカー就役50周年記念」と書いてあり、賞味期限が2008/02でしたが迷わず栓を抜きました・・・
お~、うまいうまい、ぐびぐび・・・
なんだかよくわからないけど、なんか関わりができた感じで・・・
献杯。。。
Sビールを飲んでいます。
オトコは黙ってSビールだから?
結婚したらやってみたかったのは
配達ビールです。
今は一番マイナーな存在ですけど
押し付けがましさの少ない味が気に入って
ずっと定番です。
たまにエビスを飲むのが贅沢です。
>>Sビールが無性に飲みたくなって~
貴重な限定品を・・・
きっと当人も喜んでおられると思います。
kotaroさん
>>私はケースで届けてもらって~
凄いですね!
ありがとうございます(涙
今頃出棺かなー
と玄関に立ちながら空を見上げています。
(只今休憩中)
今回、相手の方は残念ながらお亡くなりになったと思いますが、心と心のつながりは永遠です(涙)
>>心と心のつながりは永遠です
ありがとうございます。
最近は落ち着いてきました。
あまり落ち込んでいるとKさんも喜ばないし
怒られそうなので暗くならないようにしています。
それでも今日も目頭が熱くなりました。
でも、でもやはり出会えて良かったと思うように
なりました。
そろそろブログも書かなくてはなりません。
(ネタばかりがたまっていきます)
懐かしい記事にコメントありがとうございます。
私も久しぶりに読み返し目頭が熱くなりました。
あれからもう5年も経つんだなぁ・・・
ハガキは今もカバンの中に入れております。