栄電気のココロ

栄電気の周りで起こる出来事を書いています。お客様との出来事や電気の事、江東区亀戸から発信しております。

エアコンは半完成品です。

2013年03月26日 19時44分37秒 | エアコン工事
エアコンという電気製品は、メーカの工場から出荷した状態では完成品ではありません。

ご存じのように、室内機と室外機を配管し電線でつないで初めて稼働します。

とかく他の家電製品のように、据え付けという表現で、安易に考えてしまいがちですが、

エアコンを取り付けると言う事は、製造メーカーの製造したエアコンの能力を発揮するべき使命を設置業者は託されているのです。

設置状態の不具合で効きが悪かったりといろいろなトラブルも発生しています。 


たとえば、今回こんなトラブルがありました。



これはエアコンの室内機から出ている補助配管です。ここにパイプを接続し室外機まで配管します。

今回、この部分の不良で私は、商品を返品交換しました。 
さて、どこが悪いのでしょうか?。

私も初めは気が付きませんでした。 この写真の角度からだとわかりません。 

壁に室内機を設置し、パイプをつなごうとした時に発見しました。



配管が凹んでいます。 上の写真の状態だと気が付かないので、工場でも見過ごしてしまったのでしょう。 

大切なのは、発見してからの作業です。 

急いで他の在庫を確保し、予定通りその日に工事は終了しました。

もしかしたら業者によってはそのまま見て見ぬフリをして取り付けていたかもしれません。 

ネットで買って、取り付けだけを依頼した方は、安易に返品はできないでしょう。
メーカーのサービスマンに不具合の確認に来てもらい、販売業者に送り、再び送り代えして
もらうかもしれません。 もしくは新品だけど修理扱いになるかも知れません。
すんなり行かない事は想像つきます。

冒頭に書いたとおり、エアコンは半完成品なのです。 エアコンは販売と施工を同一業者である事をおすすめします。

これだけ凹んでいるので、もしかしたら亀裂が入って、ガス漏れしたかもしれません。
もしくは、数年使い金属疲労としてここから漏れる事も考えられます。 

そうすると誰の責任になるのか?製造工程の最終確認は施工業者だと思っています。

私は、工場の製造ラインの一員という気持ちで、こういう時は接します。

クドイようですが、エアコンは半完成品なのです。 

この部品はメーカーの営業経由で送ろうと考えてます。 




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