癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

悪夢!!

2011年03月12日 | 日常生活・つぶやき
          <過去に覚えのない、表裏一面見開きの本日の北海道新聞朝刊> 

 長く強い揺れだった・・・瞬間思ったのは、「震源はどこなのか?近くなら、それほどの被害はないだろうけど、これが遠くだったら、そちらはもっと強いはず・・・大きな被害が出るだろう!」とTVのスイッチを入れた。

 いきなり、大津波警報が目に飛び込んでくる。やがて、車や船、家屋や建物、がれき等を巻き込んで陸地へ流れ込んでいく巨大津波・・・目を覆いたくなる惨状に、映画のCGでも見ているような錯覚に陥る・・・・国内観測史上最悪のM8.8」の巨大地震とのこと。

 今回の地震は、津波の怖さを改めて思い知らされた・・・思い出すのは、身近だった奥尻を中心とした「北海道南西沖地震」だ。このときも、10数mもの津波に飲み込まれ、やがて、大火のような火災に襲われる。今回は、それが広大な地域に広がっていて、壊滅状態の市や町や集落も多いとのこと。

 一夜明けて、その被害の状況が徐々に明らかになってくる。死者・不明者の数字がどんどん増えていくが、まだまだ増えるだろう。奥尻のときもそうだったが、津波の引き波で海に連れ去られ、未だに行方不明のままの人が多い。いつ引くか判らないような一面の冠水状況や津波が残していったがれきの山も凄い・・・復興にどのくらいの年月が必要なだろうと思うと、気が遠くなる。

 とりあえず、一刻早いライフラインの復旧と救助を求めている方々への対応が進むことを願いたい。さらに、今日の夕方になって、福島第一・第二原発もヤバそうな気配になっている。なんとか無事に治まって欲しいものだ。

 改めて、被災地の皆さんへ心からお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたい。

 さて、我が函館は、1時間ほどの間隔で数度の津波が押し寄せ、一番高いときで真夜中に2.4mを記録した。函館駅付近からベイエリアまでの港側が電車通りまで冠水したようだ。整骨院の帰りに、現場検証をしてきたが、冠水が50~60cmに達したようで、床上浸水もあり、多くの人々がそれらの後始末に追われていた。しかし、そんな状況の中、床上浸水した自宅で67歳の男性が水死し、この地震による北海道唯一の犠牲者となったようだ