毎週2回開催される「箱館歴史散歩の会」(主宰・中尾仁彦氏)に参加してきた。第61回を数える今日のテーマは、「西部地区の再利用した建物と豪華な和風邸宅巡り」で、函館が最も繁栄した明治から昭和初期の店舗・銀行などを再利用した建物と函館を代表する豪華な和風邸宅を巡った。今回は100名を越える盛況ぶりだった。
コースは、いつもの通り、函館市地域交流まちづくりセンター(このセンターも旧丸井デパートの再利用)でオリエンテーションを受けてスタートし、一部抜けているが、おおよそ下掲の写真の順に廻った。
それぞれの建物の前では、元の建物と現在の建物の歴史についての詳しい説明をいただく。いつも感心するのは、書物などで目にする一般的な説明ではなく、史実の陰にある具体的な逸話などが、細かな年号や人名なども含めて、ノー原稿でスラスラ出てくることと、細かなことまでの情報収集力の凄さとそれを自分ものとして確かなものにしているものにしていることに、ただただ敬服の至りである。
旧安田銀行(元ホテルニュー函館)
旧貯蓄銀行(現SEC)
旧百十三国立銀行(現SEC)
旧金森百貨店(現ウィニングホール)と右隣が旧第一銀行(現函館文学館)
旧金森洋品店(現郷土資料館)
旧日本銀行(現北方民族資料館)
相馬邸(昨年公開オープンした当時の函館一の財閥だった相馬哲平の贅の限りを尽くした豪邸)
石井邸(今回初公開の一般住宅だが、奥まったところにあり、初めて目にした)
<来月の予定>
○第62回 7/1 (金)「西部地区の再生「蔵」巡り
○第63回 7/15(金)「旧町名碑巡り~大黒町、台場町、旅籠町、山背泊町