<日勝ピークから沙流川源流部を挟んで聳えるペケレベツ岳を望む・・・この後、谷底まで滑り降り、右正面の斜面を登り返した。下りは左の尾根を巻きながらトラバース>
しばらく好天が続きそうなので、この時期ならではの雪を被った日高の山に登りたいと思い、急遽4日間の計画を組んだ。天気の良い今日を移動日にするのはもったいない。早く出れば、日勝トンネル入口から日勝ピーク(1445m)経由でペケレベツ岳(1532m)に登れそう・・・ということで、昨夜早く寝たら1時に目が覚めた。そのまま起きて1時半に家を出た。ETCで半額の高速に森から乗り、夕張まで走り、その後、日勝峠を目指した。
8年前のこの時期に上滝山~沙流岳~日勝ピークと縦走したときに目にしたでっかい山体のペケレベツ岳の姿が忘れられなかった。反対側の夏道からは2度登っているが、積雪期になんとしても日勝ピーク経由で登ることはそのときからの念願だった。
登りは、日勝ピークから南東斜面を沙流川源流部の3本ほどの沢が合流する谷底まで滑り降り、ペケレベツ岳へ登り返した。下りは、国境稜線の南斜面をトラバースするルートを採った。登山口がすでに1040mあるので、日勝ピークまでは1時間掛からないで到着。シールを外して、標高差400mほどの谷底までの滑りを楽しんだ。スノーブリッジを渡って再びシールを貼って、ペケレベツ岳への登り返す・・・見た目より意外と早く着いた。帰りは、国境稜線の南斜面の雪解けが進み、スキーで藪をこいだりして苦労したので、雪付きの良い沢形を登り返して、日勝ピークへ戻った。
結局、シールを剥がしたり着けたりを3回繰り返して、登り2時間30分、下り1時間30分。頂上での休憩30分で、トータルで4時間30分でゴール。
<登山口となる日勝トンネル入口から日勝ピークへの斜面を見上げる>
<ハイマツに囲まれた3度目の頂上・・・スキーは藪の直下まで>
<楽しみにしてきた北日高の主稜線・・・剣山~芽室岳~チロロ岳の連なり。チロロの左奥にピパイロ岳と1967峰の頭が見える>
下山後、明日予定の十勝幌尻岳への林道状況や雪付き状況の偵察をして、更別温泉でのんびり・・・。
詳しい山行記録は、下記からどうぞ!(アップ完了)
http://sakag.web.fc2.com