函館のお盆は7月である・・・とは言っても、8月から7月になったのは大正6年なので、その当時の旧函館市地域のお寺だけの風習である。しかし、函館は函館山の麓から栄えたので、このときだけは西部方面の人の往来が賑やかになる。
なぜ、7月になったのかは、以前にこのブログで触れてあるので、そちらを見ていただきたい。
昨日からようやく夏らしい暑さになった午前中に、立待岬への途中にある我が家の墓参りに行ってきた。妻の実家の墓も、50mほどしか離れていないのでとても効率的だ。
函館のお盆が7月のお陰で、8月のお盆には、亡妻の遺骨を札幌在住の子供達や義母がお参りしやすいように札幌の妻の実家のお寺に預けてあるので、自分がそちらへ出掛けていき、孫たちも含めてみんなで集まることができるので便利だ。
それにしても、地域社会や親族との結合が弱まり、核家族化、家族の地域分散、少子化といった深刻な社会的変化を背景として、今後のお盆やお彼岸のあり方、墓の維持・管理などはどのようになっていくのだろうか?
我が家の場合も、弟妹たちはすべて本州にいるし、二人の子供たちも札幌に居を構えている。妻は実家の墓に入ると言っているので、両親が眠る坂口家の墓は自分が入って終わりだろう。 自分と亡妻の位牌は息子のところへ引き取ってもらうとしても、お盆だからと言ってわざわざ子どもたちが札幌から墓参りに来るとは思えない。来てもらえるとしても、法事のときくらいのものだろう。
こうなると、墓や仏壇の存在は、厄介なものになってしまいそうで、さびしい限りだ。
子供のころから、お盆の帰りの外食が楽しみだった。今でもそれは変わらない。
今日は、ニチロビルにあるカフェ&デリまるせんのいろいろな食材や料理が楽しめるワンプレート料理(コーヒー付きで920円)を堪能した。
自分が食べた「ステーキプレート」
妻の食べた「パンケーキプレート」