癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

XCスキー・ストラクチャー入れ直し後のワクシング

2016年01月03日 | スキー・クロカン
◎朝からの「箱根駅伝」TV観戦

 「箱根駅伝」の復路は、往路に引き続き、青学大の2位を7分以上も離す快走で、2年連続の総合優勝を果たした。1区から一度も首位を譲らず完全優勝したのは、1977年53回大会の日体大以来、39年ぶりだそうだ。

 昨年は5区で“山の神”こと神野大地が驚異の走りで優勝をつかんだが、今大会ではおのおのが下馬評どおりの実力を発揮し、全員でつかみとった栄冠となった。しかも、10区間のうち6区で区間賞という圧勝だった。

 いつも、復路はあまり面白くないので、観ることは少ない。今日も1~3位はずっと同じで、上位チームのデットヒートもなかった。ただ、往路13位と出遅れ、箱根・芦ノ湖で一斉スタートだった日体大が、6区の区間新の快走で流れに乗って4位に入り、総合でも7位に入った。逆に往路6位の日大は、復路15位と振るわず、総合で11位に沈んだ。

 そのほか、9区では襷が繋がらない繰り上げスタートが5チームも出たのは気の毒だった。わずか5秒差で襷を渡せなかったチームもあった。

 TVを観終わった後は、ジョギングかウォーキングに出るつもりだったが、道路がグサグサ・ツルツル状態でとてもその気にはならなかった。そこで、XCスキーのワクシングをした。
 
◎XCスキーストラクチャー入れ直し後のワクシング開始

ワックスを剥がす作業

 自分はXCスキーの板を2台を持っている。それは雪温や雪質に合わせたワックスの違いに備えてである。しかし、どちらも10年以上も使用しているので、本当は新調したいところだが、最近のXCスキーは材質や造りも良くなっているせいか、5万円~10万円と非常に高くなっている。

 せいぜい頑張ってもあと10年は無理だろう。しかも、最近は記録や順位よりも滑走を楽しむことを目標にしているので、今さら高い金を出してまで新調することはない。そこで、滑走面も傷んでいるし、ストラクチャーも減って崩れているので、チューンナップも兼ねてストラクチャー加工をしてもらった。それでも、2台で13,000円だった。

 ストラクチャーとは、サンディング(手加工)やストーンマシン(機械加工)で滑走面につける細かな筋状の溝のこと。ストラクチャーの役目は、滑走面の水分量を調節し、スキーの滑走性を高めることにある。

 この加工は札幌のXCスキー専門店ニッセンスポーツでしか受け付けていない。それも外注だそうだ。注文に出したのが11月10日と遅かったので、できあがって送られてきたのが昨日だった。店の助言で、1台は、-2℃~-10℃のオールランド用の「L6」、もう1台は、0℃~-3℃の湿雪用オールラウンド「RO.6浅」を入れてもらった。傷ついたり、へこんだりしていた滑走面は、完全にきれいになっていたし、丸まっていたエッジも角ばっていた。

 しかし、この後のベースワクシングは自分でやらなくてはならない。まずは、1番柔らかいワックス(ピンク)を、アイロンで溶かしながら塗っては1時間ほど冷し、スクレーパーで削って剥がし、3種類のブラシ(ボア→ナイロン→馬毛)で完全に剥がすという作業を最低でも3回繰り返す。さらに、2番目に柔らかいワックス(バイオレット)と、3番目に柔らかいワックス(ブルー)ごとに、同じ工程を繰り返さなくてはならない。これは、毎年シーズン前には繰り返しているが、なかなか大変な作業である。

 何と言ってもXCスキーは、ゲレンデスキーと違って、自分の体で滑走させるので、滑らなくては身体に負荷が掛って大変である。そのためにも、ベースワクシングと、レース当日の雪温や雪質に合わせたレース用のフッ素入りのワクシングが大切なのである。

 今日は、夜まで掛けて、1番柔らかいワックス(ピンク)のワクシングを3回繰り返し、明日は、バイオレットとブルーをやる予定だ。