今回の花狙いの北東北の山旅は、梅雨時にもかかわらず、非常に天候に恵まれ、9日間の内、8日間も登ることができた。
初日の早池峰山でのハヤチネウスユキソウとの出会いや多種多様な花々、秋田駒ケ岳のムーミン谷のチングルマの群生と大焼砂斜面を覆うコマクサ、乳頭山で初対面のオノエラン、八幡平のヒナザクラの大群生、森吉山のウラジロコヨウラクの群落、太平山での思っても見なかった固有種コアニチドリ、鳥海山のハクサンイチゲやホソバイワベンケイの大群落、白神岳での山頂部を覆うニッコウキスゲとイブキトラノオの大群落などが印象に残る。
ハヤチネウスユキソウ
オオヒラウスユキソウ
中でも興味深かったのは、初めて目にしたハヤチネウスユキソウである。これまでは、大平山と崕山(きりぎしやま)で目にしたオオヒラウスユキソウだけだった。ウスユキソウの仲間はたくさんあるが、この2つは、日本産のウスユキソウの中ではもっともヨーロッパのエーデルワイスに似た外見だと言われている。
オオヒラウスユキソウは、ハヤチネウスユキソウの変種とする見解もあったが、花のつく茎の葉の数や形が異なり、雌雄異株の傾向が強いことから、ハヤチネウスユキソウとは独立した別種とされている。
パッと見ただけで一番違うのは、苞葉の形である。ハヤチネウスユキソウの方が先端が細く尖っているのに対し、オオヒラの方は先端が丸くなっていて、厚く、綿毛が濃い感じがする。全体的に、ハヤチネの方がスマートな感じがし、オオヒラウスユキソウの方はぽってりとした感じである。
花を完全に開く前のハヤチネウスユキソウ
花を完全に開く前のオオヒラウスユキソウ
さらに調べて見ると、 ハヤチネウスユキソウの頭花は4-8個あり、総苞は径7-9mm。頭花の縁に星状につく苞葉は5-15個あり、径4-6cmになり、灰白色の綿毛が密生し、先端はとがる。オオヒラウスユキソウに比べて小型(背丈10~20㎝)で、茎葉がやや少ないと言われている。
オオヒラウスユキソウの頭花は雄花だけのもの、雌花だけのものとなるのが多く、まれに雌雄両花をつける個体もある。頭花の縁に星状につく苞葉は白い綿毛が密生し、先端は円みを帯びる。苞葉の数はハヤチネウスユキソウより多いとのこと。
初日の早池峰山でのハヤチネウスユキソウとの出会いや多種多様な花々、秋田駒ケ岳のムーミン谷のチングルマの群生と大焼砂斜面を覆うコマクサ、乳頭山で初対面のオノエラン、八幡平のヒナザクラの大群生、森吉山のウラジロコヨウラクの群落、太平山での思っても見なかった固有種コアニチドリ、鳥海山のハクサンイチゲやホソバイワベンケイの大群落、白神岳での山頂部を覆うニッコウキスゲとイブキトラノオの大群落などが印象に残る。
ハヤチネウスユキソウ
オオヒラウスユキソウ
中でも興味深かったのは、初めて目にしたハヤチネウスユキソウである。これまでは、大平山と崕山(きりぎしやま)で目にしたオオヒラウスユキソウだけだった。ウスユキソウの仲間はたくさんあるが、この2つは、日本産のウスユキソウの中ではもっともヨーロッパのエーデルワイスに似た外見だと言われている。
オオヒラウスユキソウは、ハヤチネウスユキソウの変種とする見解もあったが、花のつく茎の葉の数や形が異なり、雌雄異株の傾向が強いことから、ハヤチネウスユキソウとは独立した別種とされている。
パッと見ただけで一番違うのは、苞葉の形である。ハヤチネウスユキソウの方が先端が細く尖っているのに対し、オオヒラの方は先端が丸くなっていて、厚く、綿毛が濃い感じがする。全体的に、ハヤチネの方がスマートな感じがし、オオヒラウスユキソウの方はぽってりとした感じである。
花を完全に開く前のハヤチネウスユキソウ
花を完全に開く前のオオヒラウスユキソウ
さらに調べて見ると、 ハヤチネウスユキソウの頭花は4-8個あり、総苞は径7-9mm。頭花の縁に星状につく苞葉は5-15個あり、径4-6cmになり、灰白色の綿毛が密生し、先端はとがる。オオヒラウスユキソウに比べて小型(背丈10~20㎝)で、茎葉がやや少ないと言われている。
オオヒラウスユキソウの頭花は雄花だけのもの、雌花だけのものとなるのが多く、まれに雌雄両花をつける個体もある。頭花の縁に星状につく苞葉は白い綿毛が密生し、先端は円みを帯びる。苞葉の数はハヤチネウスユキソウより多いとのこと。