昨日の道内の新型コロナ感染者数が、これまで最多の81人となり、2日連続の記録更新となった。
一時、ものすごい勢いで増えていた東京を初めとする他都府県は落ち着いてきているのに、北海道のここ10日間程の記録更新を続ける増加傾向はどうしたものだろう?
北海道と言っても、そのほとんどは札幌だが、最近は札幌圏を中心に他地域にも広がっている・・・やはり、札幌から広がっているようだ。感染経路不明者が多くなっているのも気がかりである。幸い、函館や渡島地方は、札幌から離れているせいか、今のところは、この増加現象の影響は受けていないが、いずれは?と思うとゾッとする。
「ススキノの接客を伴う飲食店」という文言を良く目にするが、この種の飲食店だけを規制できないものだろうか?そうでないと、懸命に感染予防に留意して営業しているススキノの他の飲食店が気の毒である。
北海道は警戒ステージ2へと移行してはいるが、これといった緊迫感のある対策や規制は出されていない。結局は道民一人一人が今以上に気を付けよ!ということなのだろう・・・。これから空気が乾燥して寒くなる北海道なので、益々心配である。
個人的なことでは、来るシーズンのクロカンスキー大会が心配である。昨シーズンは、雪不足で軒並み中止となった。今シーズンも、「恵庭クロカン」はすでに新型コロナの影響で中止を決めている。このまま収まらなければ、右倣えをする大会も出てきそうだ。2シーズン連続中止なんてことは、ぜひ避けてほしいものである。
また、スキー講習会や研修会を企画する人たちも頭を悩ませているようで、その相談も来ている。
◎第52回全日本大学駅伝大会
天気が悪いので、朝からTV放映されていた「第52回全日本大学駅伝大会」をずっと視聴した。不思議にマラソン大会や駅大会は、ずっと見続けられるものである。
新型コロナの影響で10月に予定されていた「出雲全日本大学選抜駅伝」が中止となり、今大会が「箱根駅伝」を含めた今季の「大学3大駅伝」の初戦となった。
3強と言われた東海大学、青山学院大学、駒澤大学は、1~2区では10位以下という面白い出だしとなった。7区の段階では、1直線に6、7校が見えていて、3強だけでなく、どこが優勝するか分からないという面白い大会だった。
7区で、青山がトップに立ち、それを東海と駒澤が追う展開となり、8区のアンカー勝負となった。途中まではこの3強が並んでいたが、青山が落ち、連覇を狙う東海と駒澤が並走し、最後の1kmで、後ろに付いていた駒澤がスパートを掛け、逃げ切って優勝した。
駒澤は、一時は17位まで落ちて、最後の1km以外は、どの区間でも一度もトップに立つこともなく優勝し、それも大会新記録という珍しい現象となった。
応援していた青山学院は、結果的に区間上位選手と下位選手が入れ替わり立ち替わりといった凸凹のレースで、最後は、明治にも抜かれて、結局は4位で終わってしまった。
北海道からは札幌学院大学が出場していたが、途中でタスキを繋げず、繰り上げスタートとなって、25チーム中25位で終わった。また、国立大学で2校だけ出場していた東北大学と信州大学もタスキを繋げず、それぞれ、20位と23位だった。
この大会を視たことによって、正月に必ず視る「箱根駅伝」で活躍しそうな選手の目星がついたことは収穫だった。また、今年は1年生が豊作の年で、8区間で区間賞が3人、そのうち、2人が区間新記録を樹立していた。今後の活躍が楽しみである。