すでに五稜郭公園の藤棚がピークを迎えているというので、出掛けてみた。例年なら6月に入ってからのことが多い。
きついくらいの甘い香りを漂わせながら、ほぼ満開を迎えていた。
フジには2種類あって、蔓が左巻きがノダフジといい、花房がほっそりと長い感じで、右巻きのヤマフジ(ノフジ)は、花房が短くぽっちゃりしているらしい。この五稜郭公園のフジは、どうやら左巻きで花房が長いので、ノダフジなのであろう。
なお、本州を旅すると、山にほかの木に巻き付いて自生しているものを多く目にするが、北海道では目にすることはない。北海道のフジはすべて本州から持ち込まれたものに違いない。
北海道の最古のフジは、札幌市の天神緑地にある「天神藤」で、樹齢200年と言われている。画像を観ると、確かに幹の太さが見事である。伝えられているところによると、明治時代に、この地に開拓者が入植した際、内地(道外)から藤の盆栽を持ち込んで植え替えたといわれている。
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