癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

金沢観光

2009年11月29日 | 登山・旅行
11/12、雨だったので、予定の大門山の登山口となる五箇山から金沢に出て観光に費やした。
まだまだ歴史・文化に関する見どころがたくさんあって、最低2日間は欲しい感じがした。


ちょうど紅葉が見頃の兼六園


兼六園風物詩の雪吊り作業


金沢城公園・・・覗き窓から公園内を眺める


昼食に食べた金沢名物・じぶ煮丼


藩祖 前田利家をまつっている尾山神社の三層の神門
~明治初期にオランダ人の設計で建てられた珍しいギヤマン(ステンドグラス)入りの洋風建築で、重要文化財


尾山神社の本殿


長町武家屋敷跡


紅葉の美しい街路樹


石川県立歴史博物館
~赤レンガの建物はかつて陸軍兵器庫で、戦後は金沢美術工芸大学の校舎として使われていたもの。

アスリート達の忘年会

2009年11月29日 | オフミ・飲み会
昨夜、今年も函館トライアスロンクラブとクロカンキッズの合同忘年会が開催。
29名ものアスリートが集い、今年を振り返り、来年の展望を語る自己紹介あり、抽選会あり・・・。



最近は、海外の大会へ参加など、個々の活躍はめざましいものがある。
常に刺激しあってのステップアップも凄い・・・そんな刺激を頂いて、歳を忘れての自分の山やクロカンスキーは続く・・・感謝!



部屋を変えての二次会は、体力化け物ばかりなので、時間制限なしに延々と続く。
途中で退散し、往復12kmほどを歩いて、カロリー消化を狙う・・・。

五箇山観光

2009年11月28日 | 登山・旅行
11/9、人形山を下山後、世界遺産の合掌造り集落や「こきりこ」の里で有名な五箇山観光をした。
まず最初に、上梨地区を見て、相倉合掌集落、菅沼合掌、西赤尾地区と見て廻った。
以前に同じ合掌造りで有名な岐阜県の白川郷も見たが、こちらの方がまだ観光化されていない感じがよかった。


上梨地区の国指定重要文化財の村上家


村上家の中での説明で、こきりこの歌を披露。


荘川沿いの紅葉


白山宮~人形山の1500付近にあったものを1500年代にここに移設・・・国の重要文化財


荘川を渡ったところに残る流刑小屋


相倉合掌造り集落


初めて目にしたホトトギス


菅沼合掌造り集落


西赤尾地区にある五箇山・白川郷で最大の岩瀬家

無事帰宅

2009年11月26日 | 登山・旅行
 昨夜は、雷の伴った豪雨が続き、怖いほどで良く眠れなかった。

 4:OOに新潟県朝日村の道の駅を出て、一路青森を目指した。途中で青函フェリーに電話を入れ、14:35発を予約しようとしたが、満杯でキャンセル待ちとのこと。津軽海峡フェリーより小さな船だが、安いのでトラックの利用が多いのだろう。しかし、早く着けば何とかなりそうな気配だった。

 幸い12:30に青森着。すぐに乗船手続きをしたら、OKだった。安心して、近くの温泉でのんびりする。乗用車はわずか3台であとはすべて大型トラック。トラックドライバーは専用ベッドなので、旅客室は3区画あるが、それぞれが貸し切りだった。船は、今年就航したばかりの「あさかぜ21」(画像)で快適だった。

 11/6に函館を出て、今日まで20日間に渡る山旅も無事帰宅することができた。
余裕を持った22座踏破計画であったが、天候に恵まれず、林道の通行止などもあり、19座に終わった。明日から、少しずつHPの方へのアップが楽しみでもあるが、これ以外にもしなければならないことが多く溜まっているので、大変だ。

福井観光~帰路へ

2009年11月25日 | 登山・旅行
今回の山旅最後の地となった福井県・・・地元県民には叱られそうだが、地味な県の印象しかない。

思い付くのは、自殺の名所とドラマで有名な東尋坊、曹洞宗総本山の永平寺、越前ガニくらい。

少し時間的余裕があるので、それらと現存する天守閣で国内最古の丸岡城(画像)を回った。ちなみに、東尋坊は、ここから突き落とされて殺されたお坊さんの名前なそうな。越前ガニは、東尋坊の土産屋で眺めただけだが、ズワイガニと同じものだった。

昼食に永平寺蕎麦を食べて帰路に。一般道路を走って、金沢から高速に乗る。新潟で下りて国道7号線を北上し、新潟県朝日村の道の駅・朝日で泊まる。

明日は、さらに日本海側を青森まで383km走って、青函フェリーで帰宅予定。

能郷白山&荒島岳

2009年11月24日 | 登山・旅行
予定の山は3山残したが、今回の山旅の最終日を迎えた。能郷白山の山頂はガスの中、荒島岳は、展望は広がったが、陽光のない曇り空。とうとう最後まで、晴天や小春日和は1日もなかった。

○能郷白山(1617m)〈福井県/岐阜県〉三百名山 ※妻同行

美濃の最奥の両白山地に位置し、養老2年に、白山を開山した泰澄によって開かれた白山信仰の山である。能郷とよく北海道の山でも目にするノウゴウイチゴとは何か関係があるのだろうか?

アプローチも遠く、良く通行止になるという福井県大野市と岐阜県本巣市を結ぶ国道157号線に福井側から入り、県境の標高1000mの温見峠からピストンした。

夜明けの7:00にスタートしたが、岐阜県側から濃いガスが押し寄せてきて、福井県側だけの展望のみ。この後に登った荒島岳や時折真っ白な白山など。

北尾根に合流するまでは、ずっと急な登りが続く。昨日の踏み跡が凍って滑るので、途中で妻は簡易アイゼン装着。自分はスパイク長靴。

北尾根に乗ると緩やかなアップダウンの道になるが、ずっとガスの中。積雪は15cmほど。

登り1時間35分、下り1時間10分。10:00下山。

大野駅で妻を放し飼いにして、単独で荒島岳へ。


○荒島岳(1523m)〈福井県〉百名山 ※単独

福井県の北東部に広がる大野盆地の南東端に秀麗な姿で聳え、「大野富士」と呼ばれている。昔から大野の人たちに登拝されている山で、日本百名山にも選ばれている。

勝原スキー場登山口を11:30スタートし、ピストンした。さすがに百名山だ、朝の能郷白山は誰にも会わなかったが、ここは、10人ほどに会った。

スキー場の斜面を登り、さらに撤去されたリフト終点までは荒れた管理道路を登る。その後もずっと急登が続く。結構きつく、登り応えのある山だった。

ガスはすっかり取れて、曇り空の下に360度の展望が広がる。特に近くなった白山(画像)と大野盆地の眺めが印象的。

登り2時間20分、下り1時間45分。

下山後、福井駅で妻と合流し、隣の坂井市の道の駅へ向かう。ここ数日凝っている銭湯に入り、スーパーで鍋セットを買い、キムチ鍋の夕食。

明日は、東尋坊と永平寺を見て帰路に就く予定。

冠山

2009年11月23日 | 登山・旅行
西宮を3時に発って、京都府・滋賀県を抜けて、福井県池田町をめざす。240kmを走って、10時前に登山口となる岐阜県との県境の冠山峠(画像)に到着。

○冠山(1257m)〈福井県/岐阜県〉三百名山 ※妻同行

生憎ガスで拝むことはできなかったが、低山ながら鋭く尖った山容で人気の山らしい。

登山口の冠山峠からその姿が見えるはずなのに、最後までその姿を隠したままだった。しかし、岐阜県側からと福井県側からと、すでに10台を越える車があった。

標高差わずか350mの峠から頂上に続くアップダウンの激しい尾根道で、昨日の雪で泥んこの登山道であった。頂上直下のロープのフィックスされた岩場が見えない山容の雰囲気を窺わせてくれた。

狭い山頂に15人以上もいて落ち着かないので、ところてん式に早々に退散。

登り1時間20分、下り、1時間05分。あっけないガス中の一山だった。

時間的余裕があったので、明日の能郷白山登山口となる大野市から温見峠までの道路偵察へ。通行止もなく明日の安心感を得て、大野市へ戻る。築80年という昭和の匂いプンプンの銭湯に入り、駅前駐車場で夜明しすることに。

いよいよ明日は今回の山旅の最終日。能郷白山を早く下りることができたら、荒島岳をも狙ってみたい。

大阪食べ歩き

2009年11月22日 | 登山・旅行
午後に大阪へ。ここは妻にお付き合い・・・仕事で大阪に来ていたころに良く食べたという、難波付近の大阪うまいもの名物の有名店巡り。

まず、全国たこ焼きランキング1位のわなかのたこ焼き、次に、千房のお好み焼き。どちらも長蛇の列で、寒い中ありつくまでにずいぶんと待たされた。

食べ物を待つのは苦手な自分だが、今日はおとなしく待つことができた。どちらも美味かったので満足。

その後、近くをあちこち歩いて腹ごなしをして、今度は自由軒の名物カレー。風変わりなカレーだった。

そして、弟の49日法要のために西宮へ。家族と弟妹が揃うことができた。法要終了後、亡くなった弟の馴染みだったステーキハウスへ。

しっかり食べまくって、大いに供養することのできた?一日だった。

御在所岳

2009年11月21日 | 登山・旅行
今日も、厚い雲の切れ間から時折陽射しがあるだけで、冷たい風の強い中、今回の山旅で一番楽しみにしていた御在所岳に登ることができた。期待に違わず魅力的で面白い山だった。

○御在所岳(1212m)〈三重県/滋賀県〉ニ百名山 ※妻同行

鈴鹿山脈の主峰。アルペン的山容とかこう岩の白い岩塔や奇岩が魅力的な人気の山である。

全面通行止のはずの鈴鹿スカイラインが、3コースの登山口となっている旧一軒茶屋跡の駐車場まで入ることができた。そこを起点にして、人気の高い中道コースを登り、一ノ谷新道を下って周回した。

中道の主尾根は、かこう岩の露岩の間を縫ったり、よじ登ったりと変化に富んだルートである。途中や周りには、巨大なかこう岩の「あばれ石」や累積した巨石の上に誰か岩を乗せたような「地蔵岩?」(画像)などなど、次々に現れる自然界の造作に飽きることがない。鎖場や梯子場の岩場の通過もある。

ロープウェイで上がってくる観光客でごった返す山上公園を抜けて、頂上までのスキー場横の舗装道路と階段がやや興ざめ。頂上からは、伊勢湾や琵琶湖なども見えるはずだが霞んではっきりしないのが残念。

下りの一ノ谷新道は、林の中の急な痩せ尾根。木の幹や根やロープが頼り。中道のような楽しみはないが、最短ルートのようだ。

登り2時間20分、1時間30分。

下山後、昨日と同じ片岡温泉に入り、上がったら、雨が降って来て山が見えなくなった。
明日は雨予報だが、タイミング良く、先月亡くなった西宮の弟の49日法要を1週間繰り上げて執り行うとの連絡が入ったのて、そちらへ顔を出すことにする。そのために、今日は伊賀市の道の駅・伊賀まで走った。

伊吹山&藤原岳

2009年11月20日 | 登山・旅行
朝方は青空が広がり、期待を持たせたが、結局、10:30以降は一度も太陽を目にすることもなく、今日も寒い一日だった。

しかし、不本意な部分もあったが、予定の2山をゲット。どちらも全山石灰岩の山で、山が垂直に削られた採掘場が痛々しい。また、石灰岩の山特有の花の山で、どちらも「花の百名山」である。夏に登りたい山であった。

伊吹山(1377m)〈滋賀県/岐阜県〉百名山 ※妻同行

伊吹山地の最高峰。昔から山岳信仰の聖地で、「古事記」や「日本書紀」にも登場する山である。

3合目から登ろうと、朝暗いうちに向かったが、車道が通行止め。下から登ると、次の山の時間がなくなる上に、駐車料金1000円が掛かる。やむなく3000円のドライブウェイへ。下の方の紅葉がきれいだった。

山頂駐車場からは、少しでも登山気分を味わうべく、一番長い東遊歩道を登り、中央遊歩道を下りて、合計45分。夏は、山頂付近の花畑が見事だろう。イブキを冠とした花も多い。

山頂は広く、信仰の歴史を感じる多くの祠や石仏などがあちこちにある。頂上には日本武尊の石像が祀られていた。遠望は霞んで良く見えないのが残念。

○藤原岳(1140m)〈滋賀県/三重県)

鈴鹿山脈北部の山。平地からそそり立つ感じの山で、登山道はほとんどが急斜面にジグを切って続いていた。

8合目から下は、聖宝谷コース(裏道)を登り、大貝戸道(表道)を下った。石灰岩の山らしい露出した白い岩や石、山頂一帯の小規模ながらもカルスト地形が印象的な山だった。

登り2時間55分、下り2時間05分。

下山後、明日の御在所岳に近い片岡温泉に入り、直ぐ側の道の駅・菰野に落ち着く。

蓬莱山&武奈ヶ岳

2009年11月19日 | 登山・旅行
今日も寒々しい日射しのほとんどない一日だった。ちょっとしたハプニングもあったが、予定通り2山ゲット。

○蓬莱山(1174m)〈滋賀県〉三百名山 ※妻同行

琵琶湖西側に連なる由良山系南部の山で、頂上の北斜面はスキー場になっていた。

蓬莱駅から山に向かう林道終点の登山口から小女郎峠経由コースをピストンした。ずっと沢沿いの道で源頭部の涸れ沢を最後まで詰めたら峠だった。

峠からは右手に琵琶湖を眺めながらの快適な笹原の稜線歩き。昨日登った比叡山、反対側にこの後登った武奈ヶ岳、琵琶湖を挟んで伊吹山や鈴鹿の山々も見える。

数日前に降った雪が残るこれまでで最も寒かった頂上で、琵琶湖をバックに証拠写真(画像)。やたらとイノシンの掘り返しと糞の多い山だった。

登り2時間10分、下り1時間35分。

下山後、蓬莱駅で妻を放し飼いにして、次の山を目指す。


○武奈ヶ岳(1214m)〈滋賀県〉ニ百名山 ※単独

蓬莱山の直ぐ北に聳える由良山系の最高峰。山名の由来は、ブナの多い山に因る。

最短距離の大津市坊村町からの西尾根コースをピストンした。ただし、登山道を間違えて、往復1時間も余計な林道歩きをしてしまう。戻って、登山口を確認したのが13:30。遅くなったので諦めて靴を脱いだ。しかし、明日以降の計画が苦しくなる。案内板には、登り2時間半と書かれてある。4時間もあれば往復できるであろう。

思い直して、ヘッドランプ覚悟で再スタート。いきなり物凄い斜度の尾根に細かなジグが続く。これ以上速く歩けないほどのスピードで飛ばす。

結果、13:40スタート、16:40ゴール。登り1時間35分、下り1時間20分。なんとちょうど3時間で標高差1000m近くを往復したことになる。自画自賛の極!

眺望は蓬莱山と変わらず。雲が低くなり遠望は利かなくなっていた。

京都まで行って来た妻と待ち合わせて、昨日と同じ銭湯で汗を流す。明日の予定は、藤原岳と伊吹山。その途中にある竜王町の道の駅・かがみの里まで走った。

愛宕山&比叡山

2009年11月18日 | 登山・旅行
曇りがちで寒い中、京都の2山をゲット。計画変更が功を奏して、どちらの山も京都市内も紅葉がちょうど見頃だった。

○愛宕山(924m)〈京都府〉三百名山 ※妻同行

全国に数多くある(我が函館山にもある)山名だが、その多くは火災封じの神を祀ってある愛宕神社に因ることが多い。その中でも、この京都の愛宕神社はそれらの総本社のような存在らしい。頂上付近一帯を占める立派な神社は、1300年の歴史を十分感じさせる佇まいだった。

コースはいくつもあるらしいが、最もポピュラーな表参道をピストンしたが、登山口までの道を間違えて、1時間ほどロスし、スタートが8:00と出遅れた。

道は、古くからの参拝道らしく、1300年もの歴史を感じさせる杉の巨木(画像)や丁石や石仏、休憩小屋や茶屋跡などが残っている。低山ながら、標高差は800m余りあるので、それなりに登り応えがあった。人気の山らしく平日にもかかわらず70~80人ほどの登山者が、次々と登ってきた。

登り2時間05分、下り1時間30分。

下山後、嵐山の紅葉を見ようと思ったが、駐車場に入れないほど混んでいたのでパス。比叡山よりは京都の町を歩きたいという妻を町中に降ろして、単独で次を目指す。

○比叡山(848m)〈京都府〉三百名山 単独

最澄が開いた天台宗の総本山・延暦寺の山として有名。今ではすっかり観光地となり、頂上までドライブウェイが通っている。

下から登りたいところだが、時間がないのと、延暦寺もゆっくり見たいので、車で山頂駐車場まで上がる。一等三角点の設置されている奥比叡までは、往復10分。観光客には見向きもされないような地味な頂上だった。

その後、延暦寺へ。大講堂や国宝の根本中堂などの講堂巡拝を1時間ほど。凄い数の観光客だった。道すがら、高いところから初めて眺めた琵琶湖の広さに感動。


夕方、JR堅田駅で妻と待ち合わせ、近くの銭湯に入り、明日の武奈ヶ岳と蓬莱山に近い大津市の道の駅・びわ湖大橋米プラザに落ち着く。

京都へ

2009年11月17日 | 登山・旅行
みぞれ混じりの雨が降る、これまでで最も寒い朝を迎えた。

今回の山旅の計画の最後の方に琵琶湖周辺・鈴鹿山脈・京都の山が7座ある。この天候の状況だと、これらのいくつかは残りそうな気配だ。

どうせ残すなら、来春の残雪期に予定の登山道のない3座と白山に近い山が良い。そのためにも、その7座を先にやっつけて、もし余裕があるなら、再び濃飛の山に戻る方が得策だろう。

そこで、雨の今日を移動日として、一番遠い京都を目指すことにした。高山市の道の駅・荘川を7:30に出る。主要国道を繋ぎ、岐阜県を南下し、滋賀県を抜けて京都府に入った。京都市も抜けて隣りの亀岡市の道の駅・かめおかに到着したのが16:40。

250kmに約9時間も要した。いくら都市をいくつも通過するとは言え、北海道では考えられない時間である。しかし、車の中からではあるが、あちこちの町並みを楽しむことができた。

明日の予定は、近くの愛宕山と比叡山の予定だが、天気は微妙なようだ。

画像は、雨の中で適当なものがなかったので、夕食に食べた讃岐うどんの釜あげうどん。

★お知らせ
11/15発売の『山と渓谷』12月号p218の「ガイド記者によるふるさと山便り」に、不肖私の「冬のシャクナゲ岳」の簡単な記事が顔写真入りで紹介されています。

川上岳&位山

2009年11月16日 | 登山・旅行
顔が寒くて目が覚めたので外気温を見たら3℃だった。しかし、6日振りに雨のない一日だった。時折陽射しもあり遠望も利く薄曇りの下、高山市内の南側、飛騨山地の川上岳(かおれだけ)と位山に登った。


○川上岳[かおれだけ](1626m)〈岐阜県〉三百名山 ※妻同行

まず、名前の読み方にびっくり。高山市と温泉で有名な下呂市の境界に位置し、太平洋へ注ぐ木曽川と日本海に注ぐ神通川の源流部の分水嶺の山でもある。

下呂市の山之口林道ゲート前からピストンした。前半の標高差500mは、急な山肌をずっとジグを切って登る。後半の標高差200mは源頭部をぐるっと巻く緩やかな展望の尾根を行く。今朝は冷えたので頂上下の木に霧氷ができていた。

森林限界を越えた一等三角点の山らしく遮るもののない展望がみごと。ここ数日間で白さを増した北アルプスの山々、御岳山、白山の他に飛騨や美濃の山並みが見渡せた。

登り2時間40分、下り2時間15分。妻のペースはいつもだいたいガイドブックの時間設定と同じだ。下山後、1時間ほどで位山の登山口へ移動。

○位山〈1528m)〈岐阜県〉ニ百名山 ※妻同行

ここも日本海と太平洋の分水嶺に位置する飛騨山地の山。天孫降臨伝説に彩られた霊山で、山頂下には天の岩戸までああった。山名の由来も、この山のイチイの笏(しゃく)を朝廷に献上したことに因るとのこと。何かと古くからの歴史を感じる山である。

標高1330m付近に登山口のある最短距離の巨石群登山道をピストンした。一つ一つ名前の付いた巨石を縫って登って行くが、どの岩もその上に木が生えて、根が覆ったり、岩を割ったりしているのが特徴的だった。

山頂部分は広く平坦で、鬱蒼とした森林に覆われ、登頂感も展望もない山だった。

登り40分、下り30分。

下山後、高山市街地へ戻り、スーパーで買い物をして、温泉が併設の道の駅・桜の郷荘川に落ち着く。明日は、大日ヶ岳と鷲ヶ岳の予定だが、また、逃れ様のない雨のようだ。