他者を思いやれる精神、即ち“ホスピタリティー”の語源を知っておきましょう。かのギリシャのトロヤ戦争の将軍ネストールが、傷ついた旅人を、政敵であるオデッセウスの息子のテレマーコスと知りながら、自宅に招きいれ、もてなしました。傷が完治したところで旅の目的地のスパルタまで馬車で送ってあげました。敵(hostile)に対してすら愛情を示す(pes)ことをhospesと言い、hospesの精神で行う行為をhospitalityというようになりました。この史実に語源を持つ、“敵をも思いやる”心で行う行為を“ホスピタリティー”と言う様になりました。
ビジネスの現場で、ホスピタリティーが力を発揮する場面が多くあります。そのホスピタリティーを発揮してビジネスを盛り上げていく時、語源はどのようなものか知って行うことで、ホスピタリティーが深みを備え、より効果のあるビジネス精神として発揮されることでしょう。
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