マエモンジャコウアゲハは中米~南米にかけて生息している小型から中型のアゲハの仲間で
わりと美麗な種類の多い一群です。マエモンジャコウという和名ですが
学名がParidesであることから、蝶好きはパリデスで呼ぶようです。
ウチには3種類しか標本がありませんが、今回紹介するのは学名を「Parides orellana」という種類で
以前は「オオマエモンジャコウ」と呼ばれていた時もあったようですが、現在は学名通りに「オルレアナマエモンジャコウ」と表記されています。
漆黒の中に後翅に赤斑紋というなかなか強烈な色彩ですが、パリデスの仲間の多くは黒地に赤、緑、白(灰色)といった色の斑紋を
持つ種類が多く、中にはかなりの珍種も存在します。(一般的にはそれほど珍しくはない)
実際、ブラジル産の「Parides burchellanus」という種類は昨年、ワシントン条約の附属書Ⅰに指定され商業取引が禁止されました。
ちなみにマエモンジャコウの仲間は毒を持っているようで、他のアゲハやシロチョウが擬態することがあるようです。
わりと美麗な種類の多い一群です。マエモンジャコウという和名ですが
学名がParidesであることから、蝶好きはパリデスで呼ぶようです。
ウチには3種類しか標本がありませんが、今回紹介するのは学名を「Parides orellana」という種類で
以前は「オオマエモンジャコウ」と呼ばれていた時もあったようですが、現在は学名通りに「オルレアナマエモンジャコウ」と表記されています。
漆黒の中に後翅に赤斑紋というなかなか強烈な色彩ですが、パリデスの仲間の多くは黒地に赤、緑、白(灰色)といった色の斑紋を
持つ種類が多く、中にはかなりの珍種も存在します。(一般的にはそれほど珍しくはない)
実際、ブラジル産の「Parides burchellanus」という種類は昨年、ワシントン条約の附属書Ⅰに指定され商業取引が禁止されました。
ちなみにマエモンジャコウの仲間は毒を持っているようで、他のアゲハやシロチョウが擬態することがあるようです。
ジャコウアゲハの仲間は幼虫時代に食する「ウマノウズクサ」に含まれるアリストロキア酸なる物質が
成長してもそのまま体内に残るということのようです。
蝶の種類では、南米にはそのものズバリ「ドクチョウ」(和名ですが)という仲間もいます。
どの部位にどんな毒をもっているのか、興味深いですね。