酒田は平年の3倍を超える大雪で(現在の積雪は42cm)、しばらく穏やかな日が続いたと思ったら
木曜日から金曜日にかけて30cmほど積もり、今日は除雪に追われました。
それはさておき、数か月ぶりで新たな古伊万里を入手したので紹介したいと思います
「染付牡丹文五寸皿」
牡丹の花を大きく大胆に描いた小皿で、余白や構図の妙で五寸皿とは思えないサイズ感があります
享保~宝暦期の染錦の品で牡丹を大きく描き、さらに唐獅子などを描いた品は良く見かけますが
そういった品とは一線を画す魅力を備えているように思います。
濃みによるグラデーションの効いた絵付けはなかなかのもので、恐らくは寛文末~延宝といった時代の品と想像されます
個人的にこういった大胆なデザインの品を見かけると、どうしても欲しくなります
落款は「角福」で、裏文様も寛文期によく見られるタイプのものです
ただ、高台が寛文期の特長的な薄くまっすぐ立ったものでないことを思うと
やはり延宝に近い時代の品なのは確かでしょうか。
ところで、古伊万里ではこういった描かれ方をした花は多くの場合「牡丹」ということになっていますが
↓は借りて来た牡丹の花の画像なんですが、この品の場合も牡丹と言えば牡丹かな?、といった感じではあります。
味わいのある皿です。
牡丹にしては、枝が蔓のように見えるのですが。かといって、こんな大きな八重の花びらのツル花は知らないし。
ここはひとつ、植物に詳しい人の意見を聞いてみたいですね。
あちこち探してはいたものの、何せ限られた予算なもので
好みと予算に見合った品を探すのに時間がかかったりします。
今回の品は思いのほか安く入手できましたが、やはり良い品はそれなりの値段がするというのが
この趣味を続ける上で大きな壁のようです。
ただ、写実的に描いているのでしょうけれど、花の種類がよく分りませんね(~_~;)
花やその近くの蕾の部分を見ますと、牡丹や芍薬のように見えますが、茎の部分を見ますと、リンドウや朝顔にも見えますものね、、、。
ちょっと分りませんね(~_~;)
私も、最近、骨董市などに良い古伊万里が登場しませんので、ネットで見るようになりましたが、やはり、安くて良いものはないようですね(~_~;)
気長に見つけるしかないないようですね。
お金があれば、直ぐにでも見つけることが出来るのですが、、、。
今回はじめて「なんか違うような~」と思った次第です
新たにこう購入するにあたり、色々と目移りはしたものの
結局のところこの辺りの時代の品に落ち着いてしまいました。
ドクターさんのところでも伊万里は冬枯れの時期が続いているんですね~
ネットでは色々と見つけられますが、やはり予算との兼ね合いが・・・、ですよね。