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原発調査のロボットは放射線で故障しましたが、お酒に放射線を当てたら、、、」

2017-02-19 12:47:18 | 附属酒類経済研究所
                           
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空港で毒物を使った暗殺?事件がおこったり、どこぞの大統領は国境に壁を建設しようとしたり、海の向こうでは冷戦時代のスパイ映画さながらのことが起こっています。


まあ、わが国でも、そんなジャイアン大統領と何の引っ掛かりもなく「仲良し」と胸をはって言っちゃうスネ夫総理大臣がいたりするので、どっちこっち、なのですが、そんな総理大臣スネ夫が「アンダーコントロール!問題ない!」と言っていたあの場所に関する残念な記事が出ていました。

こちら

東京電力の福島第1原発、爆発は免れた2号機で、格納容器の調査に投入された自走式の「サソリ型ロボット」が立ち往生、というニュースです。

今回は障害物があったりという物理的な問題でしたが、ちょっと前には、また別のロボットがトンでもない放射線量で故障してミッションを果たせなくなったりと、こちらは冷戦時代のスパイ映画ではなく近未来SF映画さながらのことが起こっていますね。

ロボットとはいえ、放射線を浴びて故障、というのはちょっとかわいそう。

そんな放射線、電力会社や国などは以前から「怖くない怖くない」「適量は体に良い」ということも言っていますが、こんな研究も行われていました。

こちら

ボケボケでよくわかりませんが、タイトルは、

酒類に対するγ線照射効果

というもの。読んで字の如く、日本酒をはじめ、色々な酒類に放射線(γ線)を当てて、その変化を見るというもの。

1962年、原発イケイケの時代が始まった頃の理研の論文です。

プロセス等はさておき、結論はこんな感じ。

①日本酒では、ちょっと照射したら変な麹香がなくなったり、味が丸くなったり、「悪いお酒」には良い効果を及ぼすが、線量を高くするとヒネ香が、さらに高くすると「ケモノ香というべき特異な照射臭が発生」する。

②生ビールではちょっと照射しただけでも日光臭に類似する異臭と、泡持ちが悪くなる。

③ワインは、貯蔵期間が一年に満たない若いものでは品質に向上が見られたが、線量を上げていくとケモノ臭が発生するなど悪化。

④焼酎やウィスキーではケモノ臭の発生などは見られず、無茶苦茶高い線量を当てた場合にわずかにアルデヒド臭やエステル臭が発生するが。焼酎は全般として味に丸みと甘みが生まれて「品質は格段に向上した」そうです。


全体としては「いいところもあるので、有効に使っていきましょう」というトーン。

そんな時代(と組織)背景だったのですね。

ただ、この実験での「高い線量」も、福島第一原発でロボットが浴びた線量とは比べ物にならない低さです。


究極の実験として、ロボットに焼酎を持って行ってもらいましょうか、、、、、、すいません、高レベルの放射線低レベルの冗談でした。


それにしても、「ケモノ臭」ってどんなものなのか、怖いもの見たさ(見えないけど)に嗅ぎたい気もします、、、、、、、、、





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