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今日の日経朝刊、最終面の文化欄にこんな記事。
祝い酒 華を醸す 「菰樽」
◇産地の兵庫・尼崎で歴史研究、蔵元や酒店訪ね歩く◇
タイトルは五-七-五の韻を踏んでいるのか踏んでいないのか微妙、ですが、内容はサブタイトルのように、菰樽のシェア日本一の尼崎の元市役所の方が、菰樽にまつわる歴史や文化について語られています。
曰く、酒樽の破損を防ぐ目的で樽に菰を巻き付けたのが菰樽(菰冠樽)の始まりだとか、その菰には他の銘柄と区別するために各銘柄の特徴を表すデザインが施されたとか、尼崎は灘に近い上に良い稲わらが得られたので一大産地だとか。
菰「樽」の産地は吉野だと思っていました(多分正しい)が、「菰」樽になると尼崎が一大産地というのは知りませんでした。
勉強になるなぁ。日経新聞。
コラムの最後では「最近は(鏡開きも)めっきりと少なくなった」「しかし個人で楽しめるミニ樽もある」と結ばれています。
そう、ミニ樽もあります。
ちなみに、白鷹さんではさまざなバラエティの菰樽があります。
4斗(72L)菰樽
2斗(36L)菰樽
1斗(18L)菰樽
5升(9L)菰冠
3升(5.4L)菰冠
2升(3.6L)菰冠
1升(1.8L)菰冠
300ml菰冠)
※白鷹さんの場合、サイズが1斗以上は木樽で「菰樽」、5升(9L)以下は中身が陶器やガラス瓶でできた「菰冠(こもかぶり)」と呼んでいます。
この他にも、「祝樽」と言って外見は4斗樽で中身は上げ底で2斗入りのものがあったり、「菰」をかぶっていない「仮巻樽」とか、本当にさまざま。
(ただ、残念ながら1.8Lから9Lまではお歳暮シーズンの限定商品なんですよね)
ちなみに、1升(1.8L)菰冠は参考小売が3,860円、300ml菰冠は1,650円とある意味お手頃。
300mlには特別バージョンもあったりする。
ほら
これは伊勢神宮御料酒バージョン。
これを機に、是非是非皆さん、ご用命を!!!
最後に、冒頭にも書きましたが、記事のタイトル、五-七-五を意識しているのでしょうか。
それにしては字余りですね。
先日お会いした問屋仲間のO先輩、TBS(かな)のテレビ番組で有名人の俳句を添削するコーナーがお好きだと言っておられましたが、それに倣って添削してみましょう。
【原作】
祝い酒 華を醸す 菰樽
いわいざけ はなをかもす こもだる
中の句と下の句はそれぞれ7と5にしたいですね。
下の「菰樽」は「菰冠(こもかむり)」にすれば解決。
中の句も「華を醸す」を「華やぎ醸す」にすれば解決はします。
【修正①】
祝い酒 華やぎ醸す 菰冠
くだりざけ はなやぎかもす こもかぶり
5-7-5にはなりましたが、冒頭の「祝い酒」が直接的なのと、「華やぎ」とも重なる気がする。
そして、何よりもこれは尼崎の話(=灘酒に尼崎の菰)なので、上の句を「下り酒」に変えてみたい。
ただ、そうすると「祝い酒」が持っていた祝祭感がなくなるので、中の句も「寿ぎ(ことほぎ)」に
変更。
【修正②】
下り酒 寿ぎ醸す 菰冠
くだりざけ ことほぎかもす こもかぶり
O先輩、如何でしょうか?
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