牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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箱一杯の、、、、正体

2008-08-15 10:25:35 | 酒のご紹介
我ながらいい加減なもので、中途半端な記事を書きっ放しでした。

載っけたのは、こんな写真でした



これ、何でしょう?


実は菊水さんの新製品、

「菊水の定番三酒180ml」です。




菊水さんと言えば、関東の方はJRの売店とかで見る「ふなぐち菊水一番しぼり」のアルミ缶を思い出されることでしょう。


コレです、コレ。

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今回の新製品、そのアルミ缶に、菊水さんでの定番酒「辛口」「純米酒」「四段仕込」を詰めたもの。

言ってしまえばそれまでなのですが、それを沈思黙考有言実行、するのが菊水さんのいいなぁ、と思うところ。

なんでも、新製品開発に際し、「ふなぐち菊水一番しぼり」の人気を、フレッシュさと原酒ならではのコクという、お酒自体の魅力だけでなく、180mlアルミ缶という姿にもあると分析。

それをふまえ、コンセプトを「手軽に、おいしいお酒を楽しめるたのしめること」とされたそうです。
(また、アルミ缶は、酒の三大大敵である紫外線はカット空気にも触れず、またコンパクトなので冷蔵庫にも入り温度(高温)にも強く、その意味では質の維持も図れるという、作り手にとっても良いパッケージ)



で、こうなりました。


新しい酒質を作ることも大事ですが、新しい需要を作る、という態度
むしろ我々問屋が学ぶべきことなのかもしれません。


ところでこの三酒、それぞれの特徴を一文字で表現すべく、キャップ上面に「辛(辛口)」「旨(純米)」「甘(四段仕込)」の一文字のラベルが貼られています。
(それを上から見たのが冒頭の写真)

それぞれのテーマ・カラーもあるのですが、これもまた、能書きがすごい。

辛口は単なる緑じゃあありません「香櫞緑(こうえんりょく・こうえんみどり)」
純米酒もダイダイ色とか言ったら叱られます。「深支子(こきくちなし)」
四段仕込も赤じゃなくて「真朱(まそほ・しんしゅ)」縄文時代からの朱の色だそうです。

肝心の味わいですが、これはどれもきちんとした味。
「損した」ということは決してないので、是非ご自分でお試し下さい。
(アルミ缶の特徴を活かし冷やして!!もいいのですが、個人的に菊水さんの好きなところは、どれもぬる燗で飲むことも想定しているような、燗上がりする酒質なんですよね)


ところで、写真等で商品を見ると、「新発売」という赤い札(アイキャッチ)が付いていますが、これは人海戦術で手作業で挟み込んだとか。この商品にかける菊水さんの意気込みが感じられます。



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