牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

ほとんどブリューゲル!お酒チョーダイではなくて、御酒頂戴、です。

2017-06-15 12:19:43 | 酒の本棚(書評?)
                           
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酒持ってこい!ではなくて、お酒チョーダイ!です。


昨日の日経新聞のコラム「春秋」に、天皇陛下が上皇になったら京都に、という声が出ていることを引き合いに、維新の際の明治天皇の東京入りのことが書かれていました。


曰く、天皇の東京入りは遷都ではないと言外ににじませつつ、なし崩し的に東京が帝都になった、と。


ピンと来ましたよ!


実は最近、とあるプロジェクトを進めていることもあり、昔の資料等を見ることも多いのですが、一昨日、見た絵です。


こちら


ちょっと見づらいですが、「御酒頂戴(ごしゅちょうだい)」という錦絵。


明治元年、東京入りして江戸城滞在中の明治天皇から江戸(東京)の町民に対して挨拶代わりに酒を振舞った、という豪勢なお話。

なんでも、大町(百軒以上の大きな町には3樽、50軒以上の「中町」には2樽、それ以下の小町には1樽、総数で2563樽を下された、ということです。


当時、維新になってどうなるんだろう?と不安もあった市民
にとってはかなりの大事件(うれしい意味で)で、「御酒頂戴」あるいは「天酒頂戴」という画題で錦絵や版画などが出ているようです。


東京府御酒頂戴 江戸橋日本橋風景
(歌川国輝)

上の絵にも見られるように、町の代表が樽を受け取り、幟や旗で飾り、鉦や太鼓で囃しながら町内に帰っていった、らしい。


拡大
(大坂町は3樽貰った)



これは天酒頂戴
(3代目歌川広重)




これなどは、皆で既に飲んでいる感じ。


東京府御酒被下之図
(歌川芳盛)



拡大


ここまで来ると、ほとんどブリューゲルの民衆、のようですね。


ほら



しかし、もし天皇陛下が京都に住まわれることになったら、京都でこんな感じでお酒を配るのでしょうか。


特需ですね!















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三年連続図らずも白山神社方面へ。今年は東大トリビアを発見!

2017-06-14 12:33:05 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり
                           
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週も半ばになりましたが、いまだに週末の振り返り。



暑いし、気分も乗らないし、週末ランも近場ですませました。

小石川から白山まで走っていったら白山神社の「あじさいまつり」に遭遇。

そういえば昨年も(そして一昨年も)同じ時期に同じようなコースだったことを思い出しました。

今年

「似て非なる」
という訳ではありませんが、ほぼ同じ構図だった昨年、そして一昨年の写真に比べ、今年の写真は「あじさい」が構図に入ったのが進歩かも。


そうそう、似て非なる、ということでは、道すがらこんなものも見かけました。

小石川植物園の西側の脇の坂を登って行った先、植物園側の塀の門&看板。


こちら


「東京大学大学院農学生命科学研究科附属小石川樹木園」とあります。


小石川植物園には何度も来ていますが、こんな「樹木園」という施設があったとは知りませんでした。


そもそも植物園(含む薬草園、養生所跡)は理学系研究科(理学部)の施設ですし、その中には広大な広葉樹林、その奥に針葉樹林も拡がっています。
こちらは同じ東大でも農学生命科学研究科(農学部)附属。
どんなしきりになっているのでしょうか。

と、思って東大の農学生命科学研究科(農学部)のホームページを見ても、北海道とか千葉の演習林のことは出ているのですが、「小石川樹木園」はなかなか見当たりません、、、、、


あ、ありました!




学内のPR誌のようですね。こんな記載が。

四季を彩る200種の木々

 小石川樹木園は、理学系研究科附属植物園(小石川植物園)の北東端にあります。本園は、1909(明治42)年に植物園の一部(0.66ha)を永久借用して設置され、樹木の実生増殖の研究などが行なわれてきました。


植物園の敷地は161,588m2ですからhaにすると16.2ha、4%の部分ですね。
(ちなみに理学部はm2表示、農学部はha表示と言うのは意味があるのでしょうか)


しかし、これ、学内の人でも知らない人が多いのではないでしょうか。
(というか、「ほとんどいない」という表現が正しいと思う。「東大トリビア」とかになりそう)


そんな謎を感じながら走って白山神社まで来たのですが、そこでも「似て非なる」ものを発見。


こちら



居酒屋の袖看板です。


実は新川に、銘酒「惣花」と「白鷹」の両方を出す居酒屋があるのですが、そこも「だんだん」。

こちらの「だんだん」は看板からしてお酒は「吉乃川」らしいですが、何か関係はあるのでしょうか。

と、帰ってから調べたら新川のお店は「団だん」でした。

しかし新川の「団だん」。昨年、健保組合の懇親会の二次会で寄った以来ですが、その時、置き看板の電線に引っかかりそうになって「転んだ」のを思い出した。

あーあ。



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「お酒」には敵が多いようですが、まあ仲良くやりましょう。

2017-06-13 12:58:06 | 酒の本棚(書評?)
                           
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酒はものにしてものに非ず。日本の心なり。

故に酒を商うとは、心を商うものと心せよ。




酒販の心得」とか「酒販論」などの書物があったとしたら、こんな書き出しになるのかもしれませんが、こちらはちょっと違うかも。


「酒飯論」、文化庁所蔵、16世紀。

同じ「しゅはんろん」でも、「酒論」ではなく「酒論」です。


最近何度かネタにした、東京国立博物館で開催されていた「茶の湯」展で見てきた。
(写真は撮らなかったので、図録から、です)





展示のほとんどは茶の湯の「道具」なのですが、その他にも「利休の書状」とか「当時の風俗がわかる絵とか書物」などもありましたが、その中の一つ。


この「酒飯論」ですが、「酒飯論絵巻」としてwikipediaにも載っていますから、そこそこ有名なものなのですね。
16世紀に制作されたと言われる日本の絵巻。酒好きの男と、下戸でご飯好きの男、両方適度に嗜む男の3人がそれぞれの持論を展開するという構成で描かれている。
約14mの長さの絵巻に調理から配膳、飲食の様子が詳細に描かれており、当時の食文化を知る貴重な資料となっている。



ただ、図録(展示)のものはご飯を食べる場面やお茶の場面で、お酒の場面はなかったので、文化遺産DBから持ってきました。




酔っ払い


このように酒を擬人化して、他のものと比較する、という意味では、以前、酒と餅(お菓子)の合戦をネタにしましたね(酒餅合戦、、、こちら)。



その時にちょっと調べた記憶だと、この手の対決モノって、他にも「酒茶論(読んで字のごとく酒vs茶)」などがあるようです。

いつの世も、お酒って賛否両論の対象になるのですね。



ちなみに、これらの戦い、どれもオチ的には「まあまあ」というもの。

酒飯論の場合は「まあ、食べ過ぎ飲み過ぎは良くないよ」、酒餅論の場合は「酒も餅もどちらもお米からできる仲間じゃないか」、そして酒茶論では「酒も茶も水が無けりゃぁダメじゃないか」なと、仲裁が入るようです。


みんな仲良く!です。



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案外最近? 枡でお酒を飲むようになったのはいつ頃からなのでしょうか?

2017-06-12 12:43:32 | 酒の道具など
                           
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昨日は勢いで、長次郎の楽茶碗「ムキ栗」は枡では?と書きましたが、夜、(杯で)お酒を飲んでいてふと思い直したのは、


Q.1:その頃、枡って一般的なものだったのかなぁ?

Q.2:そもそも枡でお酒を飲んでいたのかなぁ?



うーん、枡は確かにあったけど、あくまで容量を計るもので、お酒を飲むものではなかった、ということに落ち着きそうです。


ただ、それではそこで話が終わってしまうので、「古い枡」ってどの時代にまで遡るのか、少し調べてみました。



枡と言えば「度量衡」。歴史の授業では、中国・唐の制度に倣った大宝律令で「度量衡」は定められた、と習いました。

大宝律令ですから8世紀初頭、です。



一つ二つ一杯、くらい昔の話ですね。



では実際にモノは残っているのか。


文化庁の「文化遺産オンライン」を見ると、室町時代の枡が出ていました。


こちら


「高野枡」と呼ばれている、和歌山県かつらぎ町の宝蔵寺に伝来するもので、応永三年(1396年!)八月という刻銘があるそうです。

当時の年貢収納枡・荘園枡であったらしく、国宝にも指定されているそうです。


他にもありましよ。


これ


「法隆寺枡」というらしい。こちらも同じく室町時代のもので、これまた国宝らしい。
(「国宝」の基準ってどういうものなのでしょうね)。


大阪城の発掘調査でも枡が出たらしい。

こちら


太閤検地をおこなった時に、年貢米などを量るための基準の枡とした京枡、だそうです。
「きのとのとり」というは干支の刻印があるらしく、この時期だと天正十三年=1585年で、上の2つからは200年くらい新しいものということになります。



などと調べていたら、大阪は松原市のホームページの「日本最古級の桝の出土」というものにぶつかりました。


こちら

写真はちょっと見づらいですが、説明は充実?しています。

昭和58年、国道西側の分譲住宅の建設に伴う調査でも、掘立柱建物2棟・井戸4基・溝6条が見つかりました。
(略)ここの曲物井戸のひとつから、12世紀後半の平安末期と考えられる、わが国で現存する最古の桝が出土したのです。
桝は、縦・横とも外径17cmで、深さは9cmを測ります。材質は檜か杉とみられ、板の厚さは4~5mmで、ほぼ完全な形のままで取り出されました。
(略)容積は2178立方センチ(約1升2合)を量ります。
高見の里遺跡でこの桝が見つかるまで、和歌山県かつらぎ町の宝蔵寺で発見された室町時代の「応永3年(1396)8月」銘のある1升桝が最も古いとされていました。
出土した桝は、これよりも200年も古いものだったのです。



すごいですね。平安末期です。今から800年以上も前です。

よくぞご無事で!



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「吉田類の」というのは題名なのでしょうか。「今宵、ほろ酔い酒場へ」の舞台となった居酒屋は?

2017-06-11 13:13:13 | 酒の本棚(書評?)
                           
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ブームのせいか、普通の人でも「削りが35%で」とか「生もと造り」とか、日本酒のウンチクにやけに詳しい人が増えてきました。


特に銘柄などは「この前飲んだ◇◎$£※⊆」とか「何と言っても〒^^∠∇∝◎◇が一番」とか、自分も聞いたことの無い銘柄を語る人が多い今日この頃。


BSテレビの片隅の人だと思っていたら、全国紙の人だったんですね。


こちら


一昨日かな? 毎日新聞の夕刊です。

映画初出演 「酒場のアイドル」吉田類さん 「時代おくれ」のファンタジー

飲んべえのアイドル、吉田類さん(68)が映画に初出演する。主題歌は河島英五の名曲「時代おくれ」、酒杯をマイクに持ち替え、自らカバーした。みんなちょっと立ち止まろうよ、そう語りかけているように聞こえた。一夜、酒場詩人と「時代おくれ」について考えた。



そう、(自分的には)BS-TBSの「酒場放浪記」でおなじみの吉田類さんです。

記事の内容は30字でまとめるなら、記者の人が

「ボク、吉田類とは古くからの友達で、この前もべろべろになるまで飲んだんだ」

という、かなり中身のない記事で、何で特集?と思ったのですが、最後まで読んでわかったのは、実は昨日6/10から、吉田類さんも出演する酒場映画が公開されたんです。
(要はその宣伝。映画でも番宣と言うのでしょうか)

タイトルは
吉田類の「今宵、ほろ酔い酒場へ」
「吉田類の」というのは題名なのでしょうか。酒場放浪記もそうですけど)


公式サイトもあった


映画の内容は、、、、サイトを見た限りでは3軒の居酒屋を舞台にしたオムニバス。
ドラマだけど、雰囲気はBSの「酒場放浪記」みたいです。


これ、誰がお金を払って観に行くんだろう(失礼!)と思いつつ、気になったのは、舞台となった居酒屋。


いや、ネット社会ですね。調べたら公式SNSにちゃんと情報がちりばめられていましたよ。


1軒目の「居酒屋チャンス(←映画での店名)」は、東上野の「居酒屋げんき」さん

2軒目の「どつぼ酒場」は府中の「さつき」さん

3軒目の「ふるさと酒場土佐っ子」は、浅草の「笑ひめ」さん



府中はさておき、東上野も浅草も、全く聞いたことの無いお店です。
吉田類さんの行きつけのお店なのでしょうか?
(まあ、BS-TBSの酒場放浪記も??という店が多いし)


思わず「食べログ」を見ましたが、そもそも口コミが2件とか3件とか、まさに「知る人ぞ知る」お店のようですね。


映画の公開で、一気にブレイクとなるのでしょうか。


当分、定期的に「食べログ」をチェックしてみようっと。



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雅な旦那は雉酒を味わい、グラビアアイドルは唐揚げを食す、だそうです@週プレ酒場

2017-06-10 13:57:23 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                           
                           【公式HPはこちら↑】



先般、雉酒のことをご紹介しましたが、なんと!さるお知り合いから、こんなメールを頂いてしまいました。
(一部省略)

先日のブログに雉酒(キジシュ)のことが書かれてましたね。
宮中と言うか宮家でお正月のご挨拶時に何回か戴きました。
(中略
その雉ですが白っぽい豚肉で見た目は炙ってる形跡は見当
たりませんが酒はかなりの熱燗で肉から油が浮き出て臭みも
酒本来のうま味消えずに調和していました。
酒杯に雉が乗っていてそこに酒を注ぐ方法でした。
お目出度い正月などに供されるようです。



まさにリアル雉酒。

宮中ですって!?こちらはいつも窮地ですよ!

そんな雅なお仲間がいたとは!ですが、そんな方にこそお勧めしたい、雅とは対極の酒場が本日6/10、歌舞伎町にオープンするようです。


こちら


「週プレ酒場」です。

「週刊プレイボーイ」の創刊50周年を記念したものらしい。
(あやしい風俗とかの「あやかり商法」ではなく、集英社自身の渾身の企画です。専用サイトもあるし)

おめでとう!


酒場の奥にはアイドルと飲める「週プレ酒BAR」というのがあるようですが、こちらは5席限定完全予約制で席料1万円とハードルが高そうですが、本体の「酒場」の方は普通の居酒屋のようです。


メニューも普通


マグロ

シュウマイ

角煮じゃが

揚げ出し豆腐


そして看板メニューは


こちら


「週プレの唐揚げ¥890円(税抜)」

ナイスボディは、唐揚げが作る」
まことしやかに語り継がれる都市伝説から、グラビアアイドルの主食となっている唐揚げ。
週プレ酒場の看板メニューは唐揚げをおいてほかにない。この唐揚げを人気グラビアアイドルと共同開発した特製ソースと共にお楽しみいただけます。


ちなみにその特製ソースは「橋本マナミ おススメ!サルサ」とか「柳ゆり菜 おススメ!おろしポン酢」とからしい。




まあ、危険もなさそうだし、ネットで予約もできるらしいので、雅な雉酒の旦那にも下々の生活を味わいにお勧めしたいと思ったのですが、、、、、、あ、鶏肉が嫌いと言う噂が。。。。。
(あれれ、ということは雉酒の雉肉も食べなかった?、、、、、ああもったいない!)



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名碗「ムキ栗」で樽酒を味わう、ことは

2017-06-09 12:24:35 | 酒の道具など
                           
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昨日はワインやお酒を飲むスタイル(器)の変わり種をご紹介しましたが、そう言えば週末に行った「茶の湯」展でも「変わり種」の茶碗がありました。

こちら


安土桃山を代表する陶芸家、長次郎の黒楽茶碗

銘は「ムキ栗」。

上の部分が四角くなっているのが特徴的、というか、変な形ですよね。


ただ、重要文化財に指定されていますし、今回も「名碗オールスターズ」として紹介されていますので、その道では「けれん」と言うより、「ハハァー」という感じなのでしょう。

名椀らしく、amazonや楽天で「写し」を販売していたりもしました。

写し


そんな「ムキ栗」ですが、自分的には商売柄でしょうか、見た瞬間思ったのは「あ、枡だ」。




サイズと言い、7勺とか1合の枡に高台部分を付け加えたように見えます。


ただ、展示の説明では「上部を四方に、裾は丸い形にした~」と枡との類似については何も触れていないようです。

気になったので、ネット上でこの「ムキ栗」の説明をいくつか見てみると、こんな感じ。



半筒形の胴を四方とし胴裾に丸みをもつ茶碗。

上部が四角形、下部が円形という、遊び心が漂う名品。

胴部は半筒形から変化ある四方形を作り出したもの

利休好みとされている与次郎作の四方釜に共通すると言われています

胴の四角い形は、利休の建てた二畳の茶室「待庵」と相似形をなしているとか~

どれも「四方」「四角」ですね。

最後から二番目で「四方釜」との類似、最後のものなどは「茶室との相似」と大きく出ていますが、やっぱり枡に似ているよなぁ。

本当のところはどうなのでしょうか。長次郎(さん)に聞いてみたいですね。



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スペイン・ガリシア地方では「クンカ」でワインを飲む、そうですが。

2017-06-08 12:31:33 | 酒の道具など
                           
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おかげさまで、地元神楽坂は大盛況、です。


歴史・文化的なポジショニングはさておき、地形的な条件等によるのでしょうか、神楽坂をパリのモンマルトルになぞらえる方もいらっしゃいます。


昨夜、そんなモンマルトルの軽子坂。



とあるスペイン・バルの置看板に目を惹かれました。


こちら


「盃で飲む白ワイン」とあります。


自宅に戻り、「食べログ」で調べてみると、この盃は「クンカ(Cunca/正しくはCuncas de Ribeiro?)」と呼ばれるもの。

スペインのガリシア地方では、ワインボトルではなくピッチャーに入れられたリベイロという地元のワインをこのクンカに入れて飲むのが「ガリシア・スタイル」だそうです。
(ちなみに、このクンカが磁器なのか陶器なのか、ネット情報では人によってそれぞれ。まあそんなものでしょう)

ワインをグラス以外のちょっと変わったもので飲むというものには、同じく神楽坂のブルターニュ料理・クレープ屋さんでも見られる、シードルをお椀に入れて、というものもありますね。

どちらも港町ですし、似たような起源なのでしょうか。


いずれにせよ、ヨーロッパのローカルな港町の「ガリシアスタイル」や「ブルターニュ・スタイル」が遠く離れた神楽坂で楽しめるとは、大変な世の中になったものです。





ところでお酒の場合、普通のお猪口や杯以外で飲むというと、昨日ご紹介した「ワイングラスで」というのもありますが、日本ローカルのものだと、高知などで使われている「べく杯」や、焼酎かな?「そらきゅう」のようなものでしょうか。



底が円錐形になっていて、全部飲まないとこぼれてしまう)



こうして考えると、東京の神楽坂でガリシアスタイルで白ワイン、というのは、パリのモンマルトルで「ベク杯」で日本酒を飲む、と同じようなものでしょうか。



最近は有名な女優さんも街歩き番組などで神楽坂を訪れていますが、
「カトリーヌ・ドヌーヴが食レポ番組でモンマルトルの日本料理屋でベク杯で日本酒を飲んでいる」
ことは、、、絶対ないだろうなぁ。



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お酒も新人採用も「見た目」「第一印象」が一番で全て、と言う訳でもない。

2017-06-07 12:17:47 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
                           
                           【公式HPはこちら↑】





そうそう、一昨日は「日本酒部」でした。



開場前



お陰様で満員御礼!
いつにもまして女性比率が高かったばかりか、外人さん(カナダ人)までいらしたりと、今の日本酒を巡る(プラスの)環境を実感しました。
(とは言え、説明は99%日本語でした。通じたのだろうか。。。)


今回のテーマは、「色々なコンクールがあるよね」という流れで、その中の一つ、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で受賞したお酒などを実際にワイングラスで楽しもう、というもの。


この「ワイングラス~」は、運営等に課題は感じるものの、「(一定の価格で実際に)売っているお酒」「誰でも出品できる」「消費者目線で」あたりが特徴。

当日はその辺りのコンセプトや、「運営の段取り上、こんな結果にもなっちゃうんですよね」的な裏話も交えながら、色々なお酒を味わっていきます。


今回は、1升瓶で2,600円以下の「メイン部門」での受賞酒(と比較対象の「白鷹純米」)を味わいました。


ラインナップ
何でこれになったかは、大人の事情です。


「メイン部門」と一言で言っても、純米もあれば吟醸、大吟醸まであるので、ちょっと工夫して、「吟醸系」と「純米系」に分け、3種類ずつブラインドで試して頂きました。


「吟醸系」は、最高金賞の大吟醸と金賞の吟醸2種類の組合せ。

皆さん、「ぱっと利き酒」だと、大吟醸の香りに心惹かれるのですが、「じっくり味わって」みると、香りとボディとのバランスで吟醸の方が評価が高くなる傾向でしたね。

この辺りでおつまみと、口直し?のスパークリング日本酒(これも最高金賞)。



後半戦は「純米系」。最高金賞の純米吟醸と、金賞の純米酒2種類。

ここでも興味深い、というか、吟醸系と同じような結果が。

最高金賞の純米吟醸は香りも比較的高く、「ぱっと利き酒」での評価は高く、ついでに日本酒度がマイナス3と甘めですが酸もあって甘くない、というもので、女性にも人気が高かった。

対して、純米の方は香りは穏やかだけどじっくり飲んでいると味わい深く、おつまみと合わせたときなに真価を発揮。結果は割れましたね。


そういえば、前の会社で現場の新人採用責任者だった時、朴訥としていて最初の5分の印象は悪いけど本当は優秀で取りたい!という学生さんの役員面接の前に、担当役員に「5分我慢して下さい」と根回しに行ったことを思い出しました。
(それに反して、女の子は総じて海外経験があったり活発で優秀に見える、、、、)


いや、採用も日本酒(飲み)も難しい。

とは言え、眉間に皺を寄せて飲む会ではなく、皆さん楽しんで飲んでおられました。



席上、気が早い方々からは「次回は九州特集がいい」「造り方を教えてほしい」「燗酒を飲みたい」など、色々なご要望も頂きました。

これらも(少しは)ふまえて、考えてみます。


皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました。




しかし、始まる前に「ちょっと早く来たので」とカウンターで一人で飲まれている女性がいたり、終わった後でラウンジに移って白鷹超特撰1本と赤ワイン1本を空けている4人組がいたりと、皆さん本当にお好きなんですね。。。。。




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芙蓉は酔うのか、お酌するのか。行って観て判った。唐物数寄好き@茶の湯

2017-06-06 12:26:55 | 酒の道具など
                           
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ジャッキーチェンの「酔拳」は、正式な邦題は「ドランクモンキー 酔拳」。

でも、英語では、「Drunken Master」です。

過去への変化形は drink-drank-drunk ですが、こちらはdrunken





威張れた話ではありませんが、どちらかというと、夏休みの宿題は始業式前日に切羽詰ってやる、というタイプ、です。


これまた威張れた話ではありませんが、そんな自分に反省し、ちょっとずつ早く手掛ける/終えるように心がけているのも事実。


そんな中、生まれてからやったことがなかったのに、ここ数年、そんなケースが増えてきたのが、展覧会など。


終了日、特に終了時間間際って案外空いていることが判って以来、何度か終了日に行ったりしています。
(というか、終了日間際に思い出した時など、これまでは「どうせ混んでいるし」と諦めていたのを、「行ってみよう」と思うようになった)


ちょっと前置きが長くなりましたが、一昨日の日曜日、レッスンの帰り道、14:30過ぎに新宿で蕎麦をたぐりながら「あ、あの展覧会って今日まで?」と思い出したのが


こちら


「茶の湯」展@東京国立博物館
、です。

調べてみると18:00までということで、新宿から中央線快速⇒総武線⇒山手線と乗り継いで30分ほどで上野に。

いつものように上野公園の入り口にあるチケット販売所(ここは一種の穴場で、並ばずに買える)で当日券を購入し、小走りに博物館へ。

記念撮影
トーハクくんと、ユリノキちゃん)

入ったその時は結構混んでいましたが、段々人の数も減ってきて、最後の1時間は比較的好きなものを正面でゆっくり見られる、という感じ。



「茶の湯」の素養はゼロなのですが、なかなか楽しめました。ブログネタも複数仕入れましたが、小出しにしていきましょう。





観覧客の多くは「ついに油滴天目が見られた」とか「自分の道具は」とか話していました。
「茶の湯」を嗜む人々なのでしょうか。


そのせいか、茶碗や茶杓、茶入れや棗などに人が集まっていました。


その中では個人的には、以前もご紹介した吉州窯玳皮盞(違うものだったが、やはり良い)や、鎹を打ってひび割れを直したという青磁の茶碗などが気に入りました。




底にひび割れがあったため、これを中国に送ってこれに代わる茶碗を求めたところ、当時の中国にはこのような優れた青磁茶碗はすでになく、ひび割れを鎹(かすがい)で止めて日本に送り返してきた。。あたかも大きな蝗(いなご)のように見える鎹が打たれたことによって、この茶碗の評価は一層高まり、馬蝗絆と名づけられた。らしい。


で、天邪鬼なので、あまり人が集まっていない、ちがうジャンルのものも。


こちら
(本来は左右ですが、サイズの関係で上下に)


紅白芙蓉図
、です。


南宋の画院画家、李迪による花の絵。1日で白から紅に色を変える酔芙蓉を瑞々しく繊細に描いています。だそうです。


「酔芙蓉」の「酔」とは、同じ花の色が1日で白から紅に変わるから、とのことですが、英文の説明を斜めに見ていたら、

drunken Hibiscus

とありました。

「芙蓉」ってハイビスカスだったんですね、というのはさておき、やはりdrunkenなんですね。

も一つついでに、「酔芙蓉」ではなく、「芙蓉」というのも思い出しました。

「八海山」の銘ですね。こちら



いや、お酒にはご縁があるようですね。







この紅白芙蓉図は茶室でのいわゆる掛物ですが、この掛物、展覧会を見た限りでは、利休の頃からは禅語の墨蹟とか(要は「文字」)が主体?になっているようです。

自分は精神性に欠けているのか、こうした絵とかの方が好きなのですが、茶の湯と言うのは大変なんですね。
(でも、上でご紹介した近代美術館工芸館の展示では、「タペストリー」もありました。これも良いなぁ)。


こうして見ていくと、自分の好みは利休より前の、足利将軍の頃の「唐物数寄」、次いで近代の茶の湯、少し遡って小堀遠州の「きれいさび」などであることがわかりました。


勉強になるなぁ、トーハク。





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フランス人によるフランス人のためのフランスの地で行う日本酒コンクール「蔵マスター」

2017-06-05 13:08:54 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
                           
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先週の写真と記事を流用、です。


こちら


そう、先週の「ワイン部」の様子ですが、最後はこんな感じで締めくくりました。


さてさて、冒頭の写真にも出ていましたが、次回は「日本酒部」

写真ではまだ募集中!でしたが、ワイン部に初参加の女性2名がお帰りの際「日本酒部も!」とお申込み頂くなど、結局今朝までに満員御礼。


さっそく準備に入りましょう!!!




で、今日がその「日本酒部」の当日。


ネタとしては、この前発表された「新酒鑑評会」とか、5月の連休前にお披露目会のあった「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」など、コンクールとかコンテストとか、の入賞酒の飲み比べ、を考えています。


雨後の竹の子のようなコンクールの乱立、については先般も触れましたが、資料にしようと改めて調べていたら、今度はフランスで日本酒のコンクールがあるようです。



その名も、KURA MASTER(蔵マスター)


説明は、こんな感じ。

フランスで初めて開催される日本酒のコンクール(品評会)です。これまで様々な日本酒のコンクールが存在しますが、これはフランス人によるフランス人のためのフランスの地で行う、日本酒のコンクールです。
同時に、フランスの歴史的食文化である≪食と飲み物の食べ合わせのマリアージュ≫を、日本酒と食という観点からみて、実際に体験していただく場としての重要性をもたせ、フランス的にロジックに判断していただくことでフランス市場における日本酒をアピールする場を提供します。


ふーん。


「フランス人によるフランス人のためのフランスの地で行う」
というのが売りなのですね。


加えて、そこかしこに「これで受賞すればフランスのレストランで採用されるかも!」という商売っ気も特徴かも。


と、改めて考えて見ると、日本でのお酒のコンクールって、技術力評価の新酒鑑評会はもちろん違いますが、その他のコンクールも「これでメディアに出て、売れるかも」と心の中では考えていても、あまりそれを前面に出していませんね。


一方、特に欧米のピアノとかバレエのコンクールって、「世に出る」「マーケット価値が上がる」などの市場的な目的が明確、というか前面に出していますね。

だから、残酷なようでも順位をきっちりつけるし、ダメなものはダメと言う。


その意味では、コンクール自体が欧米的なものなのかもしれないし、日本酒が海外市場に打って出るにはそんな発想のコンクールが有効かも。



さて、この「蔵マスター」、審査会は来る6月26日(月)にパリにて行われ、受賞日本酒の発表は7月11日(火)だそうです。


結果を観にパリ出張!とか、、、、ないだろうなぁ。。。




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発掘記事:天皇陛下のエナジードリンク?「雉酒(きじざけ)」ですヨ。

2017-06-04 13:40:38 | 酒のご紹介
                           
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昨日、天皇陛下の退位を実現する特例法案が衆院本会議で可決されました。






そんな週末。
書類もですが、(電子)ファイルの整理を粛々としていたら、書きかけのブログが色々出てきました。


本当に書きかけなのか、あるいは2種類書いてみて没になったのか、忘却の彼方。

その中で、折しも天皇陛下ネタがあり、検索した限りではアップしていないようなので、とりあえず載せてみましょう。


去年か一昨年かのお正月すぎ話題です。


冒頭は、こんな感じ。


「正月は色々あって、休めないよなぁ」とぼやいていたら、家人から「天皇陛下はもっと仕事をしている」という叱咤と言うか、なんと言うか。。。。。。。


いや、本当に大変だな、といつも思っている次第。

で、続けましょう。



そんな宮中のお正月行事で祝い酒として振る舞われるしきたりに「雉酒」というのがあるらしい。


以下、「日本伝統食文化協会」のfacebook記事より引用、です。


その作り方は、雉肉を薄く削ぎ、微量の塩をまぶして炭火で焼き、それをそのまま燗酒に入れ、蓋をして5~6分待ち、軽くかきまぜるというものですが、室町時代には、雉酒の振る舞いがあると歓声があがったというほどの人気ぶりが文献にも残され、そして昭和の文豪・幸田露伴も、『最上の酒』として愛飲していたと言われます。


炭火焼にした雉はなかなか美味しそうですし、それと燗酒というのも相性がよさそうですが、お酒に雉を入れてしまうというのは、、、、、、油とかも出るだろうし、どうなんだろう?


などとあれこれ思っていたら、製品化されているようです。しかも愛媛の由緒正しい蔵元「梅錦山川」さんからです。


こちら


以下、梅錦さんのHPより。

鬼北 雉酒 720ml(木箱入り)

平安時代の宮中で飲まれていた雉酒です。
きじ肉の普及に取り組む愛媛県鬼北町ら作ったきじエキスを溶かし込みました。この商品は日本酒に加えたきじ酒をつくりたいと鬼北町きじ工房様より梅錦に依頼があったものです。
きじの特徴を残しながら、飲めるお酒に仕上げるのに一苦労でした。
やっと完成、愛媛県鬼北町を中心に販売予定です。

ぜひお試しください。

原料: 純米酒、きじエキス
アルコール度: 14.5%


価格は4,000円(税込4,320円)と、なかなかいいお値段ですが、どんなお味がするのでしょう。


と、いうより、雉の肉を買ってきて、自分で作った方が安上がりな気もする。。。週末にやってみよう!


-----精もつきそうだし、宮中のエナジードリンク?なのかなぁ。



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コンビニではありません。酒類業界もCSV!ですよ。

2017-06-03 15:01:19 | 附属酒類経済研究所
                           
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昨日、とある会で若い人達と話していて食品業界の話題になった際、「CSV」という単語が飛び交いだしました。



最初はコンビニエンスストアのことかな?と思って聞いていたのですが、どうも違う。

と、いうか、良く考えてみると、コンビニはCVSです。





CVSではなく、CSV。

ひょっとしてエクセルとかで出てくる、CSVファイルのことでしょうか?




キリンビールがCSVで、ビールの商品表示云々、とか言っていますが、さすがにそれがCSVファイルと関係があるとは思えない。



逃げるは恥だが役に立つ、ではなくて、ここは聞くは一時の恥、聞いてみました!


CSVというのは、Creating Shared Valueの略で、「共通価値の創造」と訳されるらしい。


ふーん。



説明してくれた彼によれば、誤解を恐れずに言うと、従来の「地球に良いことしよう」「世界の貧しい人々に支援を」といったCSR活動をもっと積極的・戦略的に進め、「それをやりながらちゃんと儲けよう!」というもののようです。


キリンビールさんのホームページを見ると、ちゃんと専用ページになっていた。





で、実際の取り組み(コミットメント)を見ると、こんな感じでした(一部です)。

・地域の課題に応じて、アルコールの有害な摂取の根絶に向けて取り組みます。

・酒類のカテゴリーごとに、ノンアルコール・低アルコール商品の開発や認知向上に努めます。

・お客様の食生活を支えるバランスの取れた商品ラインアップや情報の提供を通じて、栄養やカロリーの日常的なコントロールを支援し、肥満など生活習慣病への対処に貢献します。

・お客様へ健康をお届けする企業として、従業員が積極的に健康づくりを行う環境・機会をつくっていきます。

・メンタルヘルスや生活習慣病予防に取り組むとともに、酒類メーカーとして従業員の適正飲酒が社会の手本となるよう取り組みます。

・日本産ホップの品質向上と安定調達に取り組み、日本産ホップならではの特徴あるビールづくりを行うとともに、生産地域の活性化に寄与します。

・世界に認められる日本ワインの発展を牽引し、ワインづくり、ブドウづくりを支える産地・地域の活性化に貢献します。

・容器包装の軽量化を継続するとともに、材料の非再生資源依存を低減し、持続性を高めます。


、、、、なるほど。ウチでも言えそうな内容ですね。


ふーん。


要は言ったもの勝ち、ということでしょうが、なんだかこれって、「CSVコンサルタント(みたいいな人)」を儲けさせる仕組みのような気がしてきました。



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酒税法及び酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の一部を改正する法律

2017-06-02 12:23:12 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】




2日続けて新聞ネタ、ですね。





2017年6月1日。




後世から見て、酒類業界のビッグバンにも例えられる日になるかもしれません。
(ちょっと大げさ)





酒税法等の改正による、いわゆる原価割れ販売の規制が施行されました。


今週になってから、テレビや新聞等でも結構報道されているので、目にされた方も多いのではないでしょうか。


昨日の日経


なかには「税金の一本化で発泡酒は値上げ、ビールは減税でしょ」と、ビール系飲料にかけられる税金の改正と勘違いしている人もいるようですが、こちらは過度の安売りを規制するもの(一本化は2020年度から2026年度までかけてゆっくりと、です。これはこれでスピード感に疑問)。


「客寄せ」の意味も含め常態化していた量販店等での赤字販売やリベートによる補填等を見直そうというもので、従来よりこうした取り組みはあったものの、今回は罰則付きの規制となったものです。



ちなみにメディア等では「安売り規制」とか「酒税法の改正」などと表現されていますが、6/1より施行された法律の正式名称は、今日の記事のタイトルである


酒税法及び酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の一部を改正する法律


です。
(こりゃ、覚えられませんね)


メディアの報道では、「駆け込み需要」を取り上げると共に、その影響についても触れていましたが、識者のコメントは「全体の消費量は落ちないかも」「量販店からコンビニ等への流入はあるかも」というものが多かったようです。


ウチの場合、大手スーパーさんやコンビニさんにナショナルブランドのビールを卸しているわけではないので、その辺りは比較的冷静、なのですが、それでも気になって最寄りのコンビニさんの棚をチェックしに行きましたよ。


失礼!



あれれ、値札、(記憶の範囲ですが)全く同じですよ。


まあ、コンビニさんの場合、もともと大安売りをしているわけではないので、変わらず、なのでしょう。


ただ、こちらには○○さんが卸しているはずなのですが、卸値も変えていないのでしょうか。


そっちが気になるところです。




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日本酒女子? ポン酒女子? 清酒女子? おちょこ女子? いやいや「清酒なでしこ」でしょう。

2017-06-01 12:06:31 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                           
                           【公式HPはこちら↑】





ちょっと天気予報が気になる空模様です。


そう言えば、ワイン好きでも知られるお天気お姉さんの井田さん、最近見ない気もします。。。




昨日、「来週開催の『日本酒部』に向け準備開始!」と書きましたが、夕刊にこんな記事が(毎日新聞)。



こちら


増えてます「清酒女子」


 夜のちまたをふと見回すと、日本酒をたしなむ女性が増えている--。そんな気がしませんか。しかも「とりあえずビール」ではなく、1杯目から日本酒を注文する姿も。そんな「清酒女子」の今を確かめたくなって、酒場や蔵元にぶらりと足を運んだ。【井田純】



読んで字の通り、日本酒を嗜む女性が増えた、という話題。



仰る通り、女性の消費増大は、外国への輸出増加特定名称酒の売上増と並んで、今の三大上げ潮トレンド(と自分で勝手に言っている)。


ただ、ちょっと引っかかるのは、この記事ではその理由を主として日本酒の品質に帰しています。




 「若い頃はべたっとしたものが多かったけど、最近は質の高い、飲みやすい日本酒が増えましたよね」。編集者の倉嶋紀和子さん(43)がグラスを傾ける。



昔から「すっきり&フルーティ」もありましたよ。。。。。


確かに「獺祭」などはまさにそれに当てはまる酒質ですが、それと同じくらい、というかそれとも併せ「女性が日本酒を飲む」ことに違和感がない雰囲気・環境が醸成されてきたのが大きいのでしょう。



いずれにせよ、今度の日本酒部も女性シフトを意識するわけですが、それはさておき、ここでの記事のタイトル、「日本酒女子」ではなく、「清酒」女子という言葉を使っています。


自分もそうですが、普段は「清酒」よりも「日本酒」という言葉を使いますよね。
事実、この記事も、本文では「清酒女子」という使い方以外は全て「日本酒」を使っています。

「日本酒女子」の方が自然な気がします。ちょっと雑に言えば「ポン酒女子」。

ついでに言えば、某飲み屋さんというか日本酒マーケティング屋さんでは「おちょこ女子」。
気取って言えば「清酒なでしこ」「ポン酒オカン」とかになると炎上しそうです。


「清酒なでしこ」我ながら良いネーミングです。
「女性利き酒師コンテスト」よりも「清酒なでしこ選手権」の方がカッコいいし、開催してみましょうか。


で、なぜ、敢えて「清酒女子」にしたのでしょうか。
上掲したように本文とは明確に違うので、意識して書かれたと思います(ちなみに商標登録はされていないようです)

記事を書いた(←毎日新聞は署名記事が多く、それも気に入っている)、「井田純」さんに聞いてみたいなぁ。



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