昨日は、ウォークマンに裕次郎と永ちゃんの曲を入れて、スピーカーもバッグに入れて父の所に行く事にした。
父の機嫌が良かったら一緒に聴いてみようと思った。
しかし行ってみると、父はグースカ寝ていて、昼時になっても寝たままだった。
つついたぐらいでは起きない。
毎週行くたびに「眠い眠い」と言っていたが、本当によく寝ていた。
食事を運んできた看護婦さんが父に「ご飯をとっておきますか?今食べますか?」と尋ねると、今食べると言う意思を示すが、寝たままである。
食べ物を口元に運ぶと食べるか?と思ったが、動きもしない。
そうすると、隣に居たシアワセばあさんが、「食べさせてあげなきゃ」と言ってかなり強引におかずとご飯をぐじゃぐじゃに混ぜて、父の口元に押し入れると、父は口を開けてモグモグ食べる。
眠ったまま、口を動かしていると言う状態である。
かわるがわる看護婦さんがばあさんを注意するのだが、しかし実際に今日の父はそうでもしないと「もうお腹いっぱい」と食べる事を拒否してしまうのである。
父は一口自分でスプーンを運ぶのが精一杯で、あとは食べさせてもらえば口を動かしていると言う状態である。
看護婦さんは「本当は自分で食べるように」見守りたい所なのだが、今日の父は自分からスプーンを動かして食べると言う事はできそうにない。
新入りのおじいさんが、シアワセばあさんに「お父さんの世話で大変だね」と言っている。(どうやら夫婦と勘違いしているようだ。)
父は鼻水は出るわ、モグモグ口を動かすだけの意識のない爺さんになっているが、それでもシアワセばあさんは父の世話がしたくてしょうがないらしい。
「私、わざと食事を全部食べないで残しておくの。どうしてだか分かる?」
「なんでですか?」
「食べ終わると片付けられちゃって向こうに行かないとならないからね。」
そして、ほらほらと父にご飯を食べさせる。
「食べないと栄養取れないよ」なんて言いながら。。
今日は音楽どころではなかった。
新入りのじいさんは、「こんな自然の多いきれいな所で最後まで暮らせるのはシアワセなことです」と言っていた。
「せっかくの人生だからやりたいようにやらないと・・やってきて良かったです」とも言っていた。
こうしてみると、父やこのおじいさんのように、周りに感謝しながらきれいにボケていく老人と、わがままばかり言って周りに手を焼きながらボケていく老人の2パターンがあるように思う。
私はどちらだろう。
何となく後者になるかもしれないな。
前にどこかで読んだが、ネズミのようにちょこちょこ動く動物は寿命が短く、カメみたいにのんびり動く動物は寿命が長いそうである。
父はこれだけ眠くて、よく寝ているから、まったりまったり長生きするかもしれない。
いつもここに来ると、これから残された時間は好きなように生きなくては!と思う。
私もこんなに飛んだり跳ねたり考えたりできるのは、今しかなくて、案外今は一番旬なのではないかと言う気がする。
飛んだり跳ねたりと書いてみたが、またまた最近体重が増えたので、体が重い。
まったく、こんなことだけは右肩上がりである。
困ったもんだ。
でも、痩せるほど悩むのは、もうこりごりだしなぁ・・。
父の機嫌が良かったら一緒に聴いてみようと思った。
しかし行ってみると、父はグースカ寝ていて、昼時になっても寝たままだった。
つついたぐらいでは起きない。
毎週行くたびに「眠い眠い」と言っていたが、本当によく寝ていた。
食事を運んできた看護婦さんが父に「ご飯をとっておきますか?今食べますか?」と尋ねると、今食べると言う意思を示すが、寝たままである。
食べ物を口元に運ぶと食べるか?と思ったが、動きもしない。
そうすると、隣に居たシアワセばあさんが、「食べさせてあげなきゃ」と言ってかなり強引におかずとご飯をぐじゃぐじゃに混ぜて、父の口元に押し入れると、父は口を開けてモグモグ食べる。
眠ったまま、口を動かしていると言う状態である。
かわるがわる看護婦さんがばあさんを注意するのだが、しかし実際に今日の父はそうでもしないと「もうお腹いっぱい」と食べる事を拒否してしまうのである。
父は一口自分でスプーンを運ぶのが精一杯で、あとは食べさせてもらえば口を動かしていると言う状態である。
看護婦さんは「本当は自分で食べるように」見守りたい所なのだが、今日の父は自分からスプーンを動かして食べると言う事はできそうにない。
新入りのおじいさんが、シアワセばあさんに「お父さんの世話で大変だね」と言っている。(どうやら夫婦と勘違いしているようだ。)
父は鼻水は出るわ、モグモグ口を動かすだけの意識のない爺さんになっているが、それでもシアワセばあさんは父の世話がしたくてしょうがないらしい。
「私、わざと食事を全部食べないで残しておくの。どうしてだか分かる?」
「なんでですか?」
「食べ終わると片付けられちゃって向こうに行かないとならないからね。」
そして、ほらほらと父にご飯を食べさせる。
「食べないと栄養取れないよ」なんて言いながら。。
今日は音楽どころではなかった。
新入りのじいさんは、「こんな自然の多いきれいな所で最後まで暮らせるのはシアワセなことです」と言っていた。
「せっかくの人生だからやりたいようにやらないと・・やってきて良かったです」とも言っていた。
こうしてみると、父やこのおじいさんのように、周りに感謝しながらきれいにボケていく老人と、わがままばかり言って周りに手を焼きながらボケていく老人の2パターンがあるように思う。
私はどちらだろう。
何となく後者になるかもしれないな。
前にどこかで読んだが、ネズミのようにちょこちょこ動く動物は寿命が短く、カメみたいにのんびり動く動物は寿命が長いそうである。
父はこれだけ眠くて、よく寝ているから、まったりまったり長生きするかもしれない。
いつもここに来ると、これから残された時間は好きなように生きなくては!と思う。
私もこんなに飛んだり跳ねたり考えたりできるのは、今しかなくて、案外今は一番旬なのではないかと言う気がする。
飛んだり跳ねたりと書いてみたが、またまた最近体重が増えたので、体が重い。
まったく、こんなことだけは右肩上がりである。
困ったもんだ。
でも、痩せるほど悩むのは、もうこりごりだしなぁ・・。
でも眠ったまんまの人に 家族でも無い素人が食事って怖いですね。
誤嚥(ごえん)につながるケースがありますから。
うっかり気管に入ると肺炎を起こす場合もあり 命取りになります。
友人母の施設では管理栄養士が一人一人のカロリー計算をしていて見るからに味気ない食事です。
私的にはそこまで管理されて10年生きるより 好きな物を食べて3年で死ぬ方が良い気がします
まぁ 人それぞれだから一概には言えませんが
そして先月亡くなった友人夫のように「頭が痛い」と妻(友人)にもたれかかり 事切れる…が理想です。
もっともそんなラッキーな死に方をする人は何万人に1人か
どうせなら「足掻いて足掻いて 足掻きまくって」死ぬのも良いかも
普段は看護士さんが見てくれているとは思いますが、今日にでも妹にそれとなく様子を伝えてみようと思います。
(妹は定期的に面談があって、婦長さんと話す機会があるので。)
体力が落ちて起きているのも大変なのかもしれません。
でも、本人眠って居ても幸せそうに思えます。前にみみさんが言われたように、認知症って本人は幸せなのかもしれません。
父の施設は行くたびに美味しそう?に思います。
この前も普通にコロッケに野菜が添えられて、春雨と野菜の和え物もおいしそうに見えましたが・・・普通に役所とかの食堂みたいなメニューですよ。
父は普通の食事ですが、隣のおばあさんは、みんなおかゆみたいになっていたり・・人によって柔らかさを調節しているみたいです。
でも、父は出ているのは普通の食事だけど、シアワセばあさんが、みんなかき混ぜてしまいます。(食べやすいからそうするみたい)
父はもうあまり意思がないし、目も見えてないから何も言わず。。。味にもこだわりない人だし。。
父の所にいくたびに、私も自分は最後どうなるのか?考えてしまいます。
一人暮らしなら事切れるのがいいけど、父を見て「これで普通に家に居て寝たままである日突然亡くなったら、残された家族は自分を責めてしまうのか?」と思い、一人暮らしでないなら、病院に入っている方がいいかな?とか。
そして、その後に年金はどうなるんだろう・・と言う現実的な心配に・・・そこでジ・エンドです。