『短編小説』
妄想5分間物語
「ありさんの花嫁さがし」
作者:中谷美咲
〜
「ありさん」
さきちゃん
なんだ
「さきちゃん」
ひさしぶりだよね
元気
「ありさん」
元気だよ
さきちゃんも元気そうだね
「ありさん」
さきちゃん
相談があるんだ
「さきちゃん」
なんだ
「ありさん」
結婚しようと思うんだよ
「さきちゃん」
おめでとう
「ありさん」
ちがうよ
さきちゃん
はやとちりしないでよ
結婚相手紹介してほしいんだ
「さきちゃん」
いやだよ
「ありさん」
そんなに
いじわるしないでよ
「さきちゃん」
ありさんはありだから
同じ他のありさんに相談してよ
「ありさん」
友達は人間の
さきちゃんだけ
なんだよ
「ありさん」
さきちゃんが
結婚相談所やってる
こと思いだしたんだよ
「さきちゃん」
よく私のことしってるよね
「ありさん」
有名だから
誰でも知ってるよ
「さきちゃん」
わかったよ
ありさんのたのみだから
でも人間いがいは
ありさん
だけだから
他のありさんには私が
相該にのったことないしょだよ
「ありさん」
ありがとう
さきちゃん
「さきちゃん」
さっそく
だけど
ありさんのプロフィール聞くからね
その後にコンピューターに入力するからね
「ありさん」
わかったよ
さきちゃん
「さきちゃん」
身長は
「ありさん」
0.1mm
「さきちゃん」
ありさん身長
低いな
「さきちゃん」
午乳のんでるか?
「ありさん」
のんでるよ
1CCぐらいだけど
「さきちゃん」
そのぐらいじゃだめだよ
1日に50リットル
このぐらいのまないと
身長はのびないよ
このぐらいのんだら175cmぐらいに
なると思うよ
「さきちゃん」
体重おしえてよ
「ありさん」
ない
「さきちゃん」
ないって
どう言うことだよ
そこにある体重計の
上にのってよ
体重測ってみるから
「ありさん」
のってみるね
「さきちゃん」
うごかないな
「さきちゃん」
もっと大きくならないと
結婚なんてできないょ
「ありさん」
大きくなりたいんだけど
どうしたらいいか教えてよ
「さきちゃん」
お肉たべてるか
「ありさん」
たべてない
「さきちゃん」
お肉たべないと大きくならないよ
「ありさん」
どのぐらいたべたらいいの
「さきちゃん」
毎日
うし1頭
このぐらいたベら6Oキロぐらい
にはなると思うよ
「さきちゃん」
からだ大きくなったらまた来てよ
「ありさん」
やってみる
さきちゃんありがとう
またくるね
.