ポエム汽車〜VO1
1181作品
『蒸気機関車』
・蒸気機関車は
シュシュポッポッ
汽車が線路を走る
ポッポーポッポー
汽笛が鳴り響く
〔作家:中谷美咲〕
ポエム
『ポリ入りのお茶』
作家：中谷美咲
・汽車の中はひえる
あたたかい
ポリ入りのお茶
のんで
ほっとした
〔作家:中谷美咲〕
「汽車ぽっぽへの応援歌」
黒い煙なびかせて
力強く
はしりつづける
シュシュポッポ
懐かしむ声と
汽車ぽっぽに
おくる応援歌
まだまだ
走りぞ続ける
汽車ぽっぽ
〔作家:中谷美咲〕
ポエム汽車の冬〜VO2
ポエム
『夜汽車の家族旅行』
作家：中谷美咲
・ポッポーポッポーと
汽車の汽笛が
父さん母さんは
疲れた様子で
ぐっすり居眠り
こどもたちは
トランプでワイワイと
外の景色は
あかね色
日が昇る姿は
家族たちを横目に
揚々と
『ホタル列車』
・夜汽車の窓の中から
見える風景はない
ホタルがいっぴき
窓の外をあたたかそうに
夜汽年の外を通りすぎる
その景色は続かない
ほのぼのと旅客はホタルの
光景を思いうかべながら
ぐっすりと眠りについた
作家：中谷美咲
ポエム汽車の冬〜VO1
ポエム
1524作品
『冬の夜汽車』
・冬の夜汽車は
吹雪で乗客の体は
真っ白い雪に
覆われて凍えそうだ
汽車のストーブは
体の芯まで
温めてくれる
心の中まで
ホッとする
瞬間であることは
まちがいない
〔作家:仲谷美咲〕
:936作品
『夜汽車のひととき』
・冬の夜汽車は
凍えるくらい寒い
私は兄と姉3人で
トランプをワイワイと
言いながら
ババぬきしている
夜汽車の外は
暗くて風景など
見えない
音たけは
ゴーゴーと聞こえる
脳裏に刻まれる
作家：中谷美咲
