さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

終わりかけた大槌福幸きらり商店街

2018年04月21日 | 東北シリーズ



ブラブラと大槌の町を歩きました。土地は整備され、まだスカスカですが、家が建ち
始めています。震災から7年ですよ。



ちょうどその日の新聞でした。大槌の復興状態が記事になり、それを読んでみると、復興に
時間がかかり過ぎ、町の中心地の整備がされても、人々は戻ってこない、とあります。



区画整理が終わっても、戻る人は4割。これでは店も開けないし、どうするんだい。。。
新築の家を建てられる人、20年以上のローンを組める、ここで仕事のある人じゃないと
無理なんですよ。新しく家を建てる人には100万円の補助、なんてことを始めたそうですが、
焼け石に水ってやつですよねえ~。



旧市役所のお隣に、公共の箱モノは豪勢に建ったようですが。。。



町はずれの福幸きらり商店街にやってきました。まだあってよかった、と思ったが。。。



あらまー、昼からやきとりとホッピーで一杯やった居酒屋は閉店してます。まわりを見ると、
あちこち閉まってる。釜石と同じで、ここもまもなく閉鎖されるようです。



お向かいさんの向こう側には、なんか大きなスーパーが建っている。そおか、みんなあっちへ
行くんだね。



シフォンケーキの店も閉店していました。_| ̄|〇

あちこち、ドアには「長い間ありがとうございました。新店舗は…」とか貼り紙があるの
ですが、ここにはなく、ただ寂しく閉店しています。(´;д;`)



唯一食事のできる末広食堂に入ると、何人もお客さんがいました。



もうここしかないもんなあー。ラーメンはさっぱりしてて旨かったです。

震災が7年過ぎて、「仮店舗」は姿を消しつつあるのです。仮設住宅もそうですね。
新しい店や住居を買えない人はどうなったんだ?元の生活に戻ることは出来ず、みなさん
どうしているんだろう?



おばーさんがふたり歩いているでしょう?商店街を出たときに、とぼとぼと歩いている
ところにご挨拶したのです。ふたりは立ったまま少し休んでいて、やおら「さーてー、
もうちょっと頑張って行こうかあ~」と声を合わせて歩き出していました。スピードに
差があり、しばらくするとこんなふうに離れてしまっています。一緒にゴールする必要も
ないんでしょうが、待ってあげようよー^^;



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