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女医絹代先生で、スキーに出かけるのですが、馬そりで旅館(ロッジ)まで行くと云うのどかさです。
これはアサヒカメラの1938年冬の特別号の表紙です。
女性が嬉しそうにストックを担いでいます。木製ストックで、何とも手作り感がたっぷりです。
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中の写真です。少年のストックは竹製で、スキーの先端に注目です。
滑っている場所は何と濱村温泉の海岸で、彼は波打ち際でスキーをしているのです。
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続いて2冊目もアサヒカメラの冬の写真術、1939年発行です。表紙はイラストですが、スキーの先端に注目です。
スキー板は合板だと思いますが、先端のでっぱりは何でしょうか。
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写真は、男性がスキー板を折ってしまった際のスナップです。手に持った先にはやはり出っ張りがあります。
映画でもそうでしたが、表紙のイラストにも現代にはあって当時はないものがあります。それはスキーリフトです。
スキーリフトは戦後に志賀高原に米軍用に設置されたのが日本では最初で、それまでは歩いて登っていたのですね。映画でも背後で歩いている人が写っています。
歩く際にはスキーがすべらないように、シールを付けていたのだと思います。装着用の突起だと思われます。
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