SPICA ~占い(占星術・タロット)@広島で、人生に輝きを~

広島の西洋占星術&タロット占い師、 
櫻井みわが綴る開運日記。
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日本最古の占いの記録

2012-07-14 23:20:11 | 占い 運命 スピリチュアル 本の紹介

日本で最も古い占いの記録は、イザナミ・イザナギの国産みのときである、と

2012年7月14日(土)中国新聞朝刊の「緑地帯」というコラムにあった。

興味深い内容だったので、以下に抜粋しようと思う。

 

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『古事記編さん 1300年 その3 』 

 

男神イザナギと女神イザナミの結婚の場面は実に愉快である。

2人は相談して豊穣の呪力を持つ天の御柱を回って、

出会ったところで結婚し、国土を生み出すことにした。

 

柱を回ってイザナミが先に声をかける。

「まあなんていいィ男なの」、

そのあとにイザナギが

「なんていいィ娘なんだろう」。

(中略:この、いいィという表記は、原文に発音に関する注が付いているからだという)

 

さて、2神の国生みはうまくいかなかった。

天つ神(天上界の神)に相談に行くと、占いの結果、新たな方法が示される。

(筆者注:占いの結果、失敗の原因は、女神のイザナミから声をかけたからだと判明した。

そこで、男神のイザナギから声をかけることにした)

2神は再びやり直し、今度は立派に日本列島が生み出されてゆく。

 

神であるイザナギ、イザナミでさえも、天つ神に相談にいくのだ。

それどころか、天つ神ですら、占うのである。

自然界、つまりこの世には「分からないことはある」ということの肯定である。

 

キリスト教などの一神教では、全能の神に分からないことなどはない。

ところが日本神話の神々は、分からないことはあると認めるのである。

これこそが日本の美徳と強さのもとだと思う。

初めから成功しなくても、試行錯誤しながら良い結果を導き出せばいい。

こうした生き方が、ユーモアたっぷりの話の中に語られている。

(出雲大社広島分祠教学研究室長 新直子氏の筆による)

 

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占いとは、未来を知る術(すべ)であり、

に通じて表にあらわれていない」心を読み取ることから出たのだ、といわれています。

(『黄小蛾の易入門』 黄小蛾 著 p16より引用)

 

世の中には分からないことがある、ということを心から理解し、

自然や宇宙、あるいは運命、神に対して畏敬の念を抱く。

そのうえで、どのような手段や方策をとればいいのかを探っていく、それが占いである。

 

西洋占星術であれば、この世に2人として同じホロスコープの持ち主はいない。

例え同一人物であっても、占うタイミングが違えば、結果が変わってくる。

これが、占いの醍醐味と奥深さであり、

20年以上のあいだ運命学を探求し続けていますが、興味のつきないところだと思うのです。

 



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