今回は残念でした。
シングルス1本に絞った美誠ちゃんの勝ちといったところでしょう。
私が見ることができたのは
5ゲーム目の後半からでしたから
それを見た限りで言いますと
ほとんど試合にならないようなコンディションのように見受けました。
このようなとても大事な試合では
やはりベストコンディションに近いほうが有利になるのは当然です。
世界で認められるには
何としてもいち早く
ランキングを1桁にする必要があります。
それを考えたらダブルスまで欲張ることは私は控えるべきだと思います。
全日本選手権での敗戦について
私がこうなって欲しいと指摘した点において
ずいぶんと成長したなと嬉しく思っています。
ただ相手に戦法戦術を変えられたりしたとき
元の君に戻ってしまうというところは残念に思いました。
私は正直言って君が優勝するものと思っていました。
次のスターコンテンダーで何としても巻き返しをはかってくださいね。
シングルスのみに絞って戦われんことを切に望みます。
今日10日佳純ちゃんがサマラ選手に負けて8強に進めなかった。
サマラ選手はドーハでのコンテンダーおよびスターコンテンダー大会において今日初めて耳目に触れる選手だった。
佳純ちゃんほどこの大会で躍動してこなかったに違いない。
実力はほぼ互角
コンディションで上回るサマラ選手が勝利をものにしたと言えるだろう。
このように大事な試合ではコンディション調整が何にも増して
重要であると言っていい。
君たちのような非凡さは持ち合わせていなかった卑近な私の話を紹介すると
私は小中学生と中距離走を得意としていた。といっても区大会レベルでの勝者でしかなかったが。
高校に進学して運動部はそれまでの陸上部には入らずハンドボール部やバレーボール部に入り走ることの鍛練からは遠ざかった。ところが初めての体育祭で
1~3年生が一緒になって競い合う5~6kmほどの校外マラソンがあるということを聞いて何も用意せず足試しの思いで出場した。
中学では最高3000mまでしか走ったことがなかったからその2倍もある距離を走るのは初めてだった。しかし、私は1年生ではトップの7位に入賞した。さすがに体力のある2、3年生には勝てなかった。
2年生になっても走る鍛練からは遠ざかる日々だった。体育祭の校外マラソンでは同じ学年の野球部のエースピッチャーをしていた奴が優勝した。私は出場しなかった。野球部はそいつが先頭に立って走り込みをしていたから、優勝する実力を身につけていたのだろう。1年生のときは
そいつに私は勝っていた。
3年になっても相も変わらす走る鍛練からは遠ざかっていた。
体育祭の1ヶ月ほど前に親友がこう言った。
たかっちよ(小学生のころからの私のあだ名だった。)
校外マラソンに出てみろよ。優勝すれば文化祭(体育祭だったかもしれない。)の締めの月明かりと薪を積み上げた焚き火の明かりの中で執り行われる全学年一緒になっての男女ペアのフォークダンスで
校舎の屋上からスタートして校庭のど真ん中に組み上げられた
薪のところまで聖火ランナーのようにして走り点火することができるぞ。高校時代の良い思い出になるぞ。
と言うのだった。
私は親友に唆されて出場することにした。
フォークダンスでの焚き火点火ランナーにはそれほど興味はなかったが、
出場するからには野球部の奴だけには負けたくなかった。何としても優勝したかった。
私は1ヶ月ほど前から必死になって放課後走る鍛練を開始した。学校の道路を隔てた芝の空き地でインターバルトレーニングをしたり
校外マラソンで走るマラソンコースをハイスピードで初めから最後まで走り抜く鍛練に明けくれた。奴に勝つには出だしからトップに躍り出てハイスピードでゴールまで駆け抜けるしかなかった。1ヶ月ほどの短時日だったが十分と思えるほどに準備はできた。
あとは本番で十分な力を発揮しさえすればよかった。
奴は応援団長や棒倒しの大将などをして大車輪をしていたらしいが
私は校外マラソンの出番までクラスの体育館で一人ひっそりと満を持すことにした。親友が心配して何度も私のところに
陣中見舞いに来たものだった。
いよいよ出番が来て親友が私を呼びに来た。
私は親友と連れだってその日初めて校庭に足を踏み入れた。
校外マラソンでは作戦通り出だしからトップとなりハイスピードでゴールテープを切るまでトップのまま駆け抜けた。
あとから知ったのだが
奴は出場しなかった。
後日奴は
点火ランナーになって
目立ちたかったから出場したんだろう
と私を揶揄したが
まともに勝負しようとしなかった奴を私は捨て置いた
全学フォークダンスも焚き火点火式もこの年初めて行われたものだった。
大事な試合に賭けるコンディションの調整はこのように何よりも大切にして欲しいものだ。
今日11日の対フォンテンウェイ
の敗戦は当然なのだ。
今日の君の表情にはハッキリと疲労を見てとれた。
勝利をものにするのはそれほど甘くはない。
とりわけ優勝を勝ち取ることにおいては
総合力が問われる。
技術 パワー 戦術 などがいくら長けていても
優勝を勝ち取るまでの緻密な
コンディションマネイジメントに欠けていれば
ただの間抜けなのである。
大会を連戦するのであれば
なおさらこれが最重要課題になる。
君と西田コーチは
君自身を潰したのだ。
今後もこのようであれば
君は浮かび上がれない存在に沈むしかない。
仇花(あだばな)に実は成らぬ。
雄花(仇花)に実が成らないように、着実生を欠く計画は成功しない(Yahoo知恵袋より
実が着くと書いて 着実
日本語の味わい深さには感心するばかりです。)
過ぎたことは仕方がありません。
今後の君と西田コーチ次第です。
来る時までさらなる実力アップを図り頑張りなさい。