最大の格差大国は中国と北朝鮮
2011-10-18 やない筆勝氏、ブログ転載
http://yanai7.blog.fc2.com/blog-entry-214.html
10月16日の人民網に「米国、「食費にも困る」
経済状態の人の割合が中国を上回る」という
記事が掲載されています。
http://j.people.com.cn/94476/7618238.html
米世論調査会社・ギャラップが行った世論調査
によると、「過去12カ月以内に、自分又は家族が
必要な食べ物を買うお金が無かったという経験が
あるか」という質問に対し、「Yes」と答えたのは、
中国人回答者のうちの6%、アメリカ人は19%で
あった──という記事です。
つまり、この人民網の記事は、「食費にも困る
経済状態の人は、中国人よりもアメリカ人のほうが
3倍以上も多い」ということを言いたいわけですが、
本当にそうでしょうか?
「食費に困る経験をした」中国人が6%しか
いなかったという調査結果は、そもそも比較的
所得の高い層を対象に実施した世論調査でしょうから、
最初からバイアスがかかっており、到底、
信用することはできません。圧倒的多数の中国人民は、
未だ貧困の中にあり、中国全土で暴動が勃発して
いることは周知の事実です。
同じギャラップ社の世論調査では、
「中国人の7割がギリギリの生活を強いられている」
という別の結果も出ています。
※参考 新唐人ニュースより
「中国人の7割がギリギリの生活」
ギャラップ社世論調査より
http://www.youtube.com/watch?v=df-Ggjvyc9w
この事実を隠すために、意図的に富裕層や
米国に移住した中国人を対象とした世論調査の
数値をうまく利用し、国内の不満を抑え、
中国共産党にとって<不都合な真実>は
なかったことにしようとする。
これが中国の情報操作の実態です。
◇
ウオール街で発生した「反格差デモ」が
東京にも波及し、
10月15日には日比谷公園や六本木でも、
「反格差社会」「脱原発」などののスローガンを
掲げる一部の人々が、デモ行進を行いました。
北朝鮮の新聞社は、この様子を「最大規模の
反資本主義闘争」と報じています。
(※10/17産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111017/kor11101701490000-n1.htm
現在、地球上でもっとも人権が軽んじられ、
格差の拡大によって民衆が塗炭の苦しみを味わっている国は
中国と北朝鮮に他なりません。
本来ならば、ウオール街や東京の「反格差デモ」を
報じている場合ではなく
「自国民の差別や貧困を早くなんとかせよ!」
と言いたいところです。
◇
格差のない社会は、結果平等の社会です。
すべての人々が平等になる社会を目指すことは、
一見、正義のようにも見えますが
行き着くところは共産主義社会の「貧しさの平等」です。
「反格差」の根っこにあるのは「他人への嫉妬心」です。
他人が豊かになることが許せない、という心です。
「格差反対」「すべての人に職を」などと綺麗
ごとを掲げてはいますが、結局のところは
自分より成功した人々がねたましいだけでは
ありませんか?
自分が努力して成長していこうという、
積極的な思いではなく成功者を引きずり下ろして、
みんな平等に貧しくなろうという気持ち。
これが共産主義社会の考え方であり、朝日新聞に
代表される日本の左翼系ジャーナリズムが
日本全体をこの思想で覆い尽くそうとしているのです。
「格差反対デモ」から見えるものは、嫉妬心
から生まれた自分勝手な願望であり、
それを「正義」や「愛」と見間違ってはなりません。
先日の「OCCUPY TOKYO」デモで「格差反対」
を叫んでいた人々は、あたかもそれを正義だと
勘違いしているのかもしれませんが、もしも
本当に「格差によって苦しむ人々を助けたい」
という純粋な気持ちがあるならば、自分自身の
「嫉妬心」を満たすためにではなく、
不当な差別に苦しむ北朝鮮や中国の国民のために、
そのエネルギーを使ってみてはいかがでしょうか。
中国と北朝鮮で理不尽な人権蹂躙に苦しんで
いる人々が、一日も早く真の「自由」を獲得し、
貧困や圧政から解放されるように、
「OCCUPY TOKYO」の旗の下に集った方々には、
隣国の現実に目を転じていただきたいものです。
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