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アルツハイマー病の原因「アミロイドβとは」いつからたまり始める?

2021-03-05 15:30:00 | 日記

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認知症全体の7割近くを占めるといわれている「アルツハイマー病」は、脳にアミロイドβというたんぱく質がたまることで神経細胞が壊れていくことが原因の1つとされています。このアミロイドβがたまり始めてから発症するまでの期間は、どのくらいと言われているでしょう。

高齢化の進行とともに増加する認知症患者
 増加の一途をたどっている認知症は、誰もがかかりたくない病気の代表でしょう。認知症患者は、2025年には700万人に達すると予想されています。もはや認知症は決して珍しい病気ではなく、誰がなってもおかしくない時代に突入しています。
 近年、認知症が大きな問題になっているのは、日本人の寿命が延びているからという事情もあります。認知症の発症は年齢とともに高まります。以前なら、認知症を発症する前に脳卒中や心筋梗塞、あるいは感染症などの病気により亡くなっていたものが、寿命が延びることにより認知症を発症する年齢まで長生きする人が増え、結果的に認知症患者が増えているわけです。
認知症の7割近くを占めるアルツハイマー病
 認知症には大きく4つのタイプがあります。最も多いのは「アルツハイマー病」。主に、脳にアミロイドβというたんぱく質がたまることで神経細胞が壊れていくもので、認知症全体の7割近くを占めるといわれています。次に多いのが「血管性認知症」。脳梗塞や脳出血によって脳の神経細胞が死滅してしまいます。さらに、シヌクレインというたんぱく質が原因で起こる「レビー小体型認知症」、脳の前頭葉や側頭葉が萎縮する「前頭側頭型認知症」が続きます。
 この中で、多くの人が気になるのはアルツハイマー病しょう。前述したように、アルツハイマー病はアミロイドβというたんぱく質が脳にたまるところから始まります。アミロイドβがたまると脳に老人斑というシミができ、やがて神経細胞が破壊されて脳が萎縮していきます。
 最初に起こる症状は記憶障害です。認知症の専門家である国立長寿医療研究センター もの忘れセンター長の櫻井孝さんは、「アルツハイマーでは早期から海馬に強い萎縮が見られ、病気の進行とともに脳全体が萎縮していきます」と話します。記憶を司る海馬の神経細胞が破壊されることで、記憶を保てなくなるわけです。
 何十年も昔の古い記憶よりも、昨日今日の新しい記憶から先に失われるのが特徴です。年を取ると脳の機能が低下して誰でも“もの忘れ”が増えますが、もの忘れが「部分」を忘れるのに対し、認知症は「全体」を忘れます。簡単に言うと、昨日の夕食の内容を忘れるのがもの忘れで、昨日夕食を食べた記憶がないのが認知症です。
アミロイドβがたまり始めてから発症するまで20~30年かかる
 アルツハイマー病はどのようなプロセスを経て進行していくのでしょうか。下の図にあるように、アルツハイマー病は、正常な状態から「前臨床期」⇒「軽度認知障害(MCI*1)」⇒「認知症」という流れで進行していきます。脳の萎縮や認知機能の低下は、前臨床期の後半から始まり、MCIのフェーズで一気に進みます。
*1 MCIは、日常生活に支障はないが、認知機能が低下している(もの忘れが多くなる)状態で、認知症の前段階に当たる。MCIと診断されても、正常に戻ることができる可能性がある。
アルツハイマー病の進み方とアミロイドβの蓄積の関係
 アルツハイマー病の主原因とされるアミロイドβの蓄積は、脳の萎縮や認知機能の低下が進行する遥か前の正常な状態から始まっているのです。そこから軽度認知障害に至るまでの間にアミロイドβの蓄積は着々と進んでいますが(前臨床期)、その間に自覚症状(および他覚的症状)はなく、通常の検査では分かりません。
 櫻井さんは、「従来、認知症というと、発症した後のところしか見ていませんでした。70歳すぎから認知症患者が増加して、だいたい10年くらいの臨床経過を経るというのが私が学生の頃に教わった認知症の姿です。ところが、ここ10年ほどの研究により、アルツハイマー病が数十年にわたる病気であることが分かってきたのです」と話します。
その背景にあるのが、ここ10年ほどで確立した「アミロイドPET検査」という、脳内にどれだけアミロイドβが蓄積しているかをイメージとして把握できる技術の登場だったと櫻井さんは話します。「この技術により、生きている人の脳内の蓄積状況を把握できるようになりました。大きな技術革新です。PETのデータが世界中から集まるようになり、その結果から、発症時には相当な量のアミロイドβが蓄積しており、さらに前に追跡していくと20~30年前からたまり始めていることが分かったわけです」(櫻井さん)
 つまり、アミロイドβがたまり始めてから、MCIを経て認知症を発症するまでには20~30年もの長い時間がかかるわけです。これは、70~80歳で認知症を発症するとしたら、実は40代や50代からアミロイドβがたまり始めていたということです。
 ということは、将来の認知症リスクを下げたいなら、40代や50代といった若い世代から、対策に着手することが望ましいということです。
脳の血管の老化を防ぎ、血流を高めるのがポイント
 では、具体的にどんなことをするといいのでしょうか。
 「対策のポイントの一つが、脳の血管の老化を防ぎ、血流を高めることです。脳の血流が悪くなると(脳の虚血)、アミロイドβの産生が高まるという動物実験のデータもあります。そして、血管の老化を防ぐことは、脳の血管病変を防ぐことにつながります」と櫻井さん。
 血管の老化を進める大きな原因となるのが動脈硬化です。そして、動脈硬化を進める要因として、高血圧、高血糖などがあるのも周知の通り。つまり、動脈硬化を引き起こす「生活習慣病」を防ぐ生活、具体的には食生活の改善、そして有酸素運動などを心がければ、血管の老化を防ぎ、さらにアルツハイマー病のリスクを下げることにつながるというわけです。
 実際、生活習慣病がアルツハイマー病の発症リスクを高めることはさまざまな研究から明らかになっています。東京医科大学老年病科を受診した113人のアルツハイマー病患者(平均78.6歳)のうち、48%は脂質異常症、42%は高血圧、19%は糖尿病を合併していました(Geriatr Gerontol Int. 2010;10:216-7.)。また、福岡県久山町の住民を対象にした疫学調査(久山町スタディ)から、糖尿病とその予備群がアルツハイマー病を発症するリスクは、血糖値が正常な人の2倍以上になることも確認されています(Neurology. 2011;77:1126-34.)。
 なお、アミロイドβの蓄積が進んでも、必ずしも認知症を発症するわけではないことも最新の研究から分かっています。
 米国で75~102歳のシスター678人の協力を得て行われた有名なナン・スタディから、アルツハイマー病を発症するレベルの量のアミロイドβがたまっていたのに、認知症を発症していない人が一定数いることが分かったのです。
 「一定量のアミロイドβがたまれば自動的に認知症(アルツハイマー病)になるわけではありません。アミロイドβが一定量たまっていても、知的活動や生活習慣によって、認知症が発症しにくくなる可能性がある、ということです。人間は病変に打ち勝つことができることが分かってきたのです」(櫻井さん)

アミロイドβとは?

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アミロイドβを説明する前に、まずアルツハイマー型認知症の脳で何が起こっているのか、簡単に説明します。アルツハイマー病の脳にはシミや糸くずがある?
20世紀の初め、ドイツの医学者アルツハイマー博士は、生前に妄想や記憶障害のあった女性の脳組織を顕微鏡で調べ、脳の萎縮や、脳内のシミのような物(老人斑)、脳神経の中に糸くずのようなもつれ(神経原線維変化)を発見しました。
その後、この特徴を示す病気を老人性の物忘れと分けて「アルツハイマー型認知症」と呼ぶようになったのです。
アミロイドβとは?
アミロイドβは、アルツハイマー型認知症に見られる老人斑の大部分を構成しているたんぱく質で、健康な人の脳にも存在し、通常は脳内のゴミとして短期間で分解され排出されます。
しかし、正常なアミロイドβよりも大きな異常なたんぱく質ができてしまうと、排出されずに蓄積してしまうのです。実は認知症を発症する20年も前から脳に溜まり始めていると言われています。
蓄積したアミロイドβは、脳細胞を死滅させると考えられています。記憶の主体である脳細胞が死滅すれば物忘れが起こると考えれば、イメージしやすいでしょう。また、アミロイドβは血管の壁に沈着することもあり、脳出血の原因となることもあります。
かつてはアミロイドβの蓄積を確認するには、死後の脳組織を顕微鏡で観察するしかありませんでした。しかし、今ではアミロイドPET(アミロイドイメージング)という検査により、画像診断で生きている人の脳内のアミロイドβの蓄積量が分かるようになりました。アミロイドβはなぜ溜まってしまうのか
体を作る栄養素たんぱく質は、体内でアミノ酸に分解され一旦肝臓に蓄えられます。そこから各臓器に送られ、アミノ酸からそれぞれの臓器に必要なたんぱく質が作られます。
アミロイドβは、脳内で作られたたんぱく質が分解されたもので、40個前後のアミノ酸からできています。分解される時の微妙な切れ目の差で、無害で排出されやすいものと、毒性が強く、たんぱく質同士が互いにくっついて脳に溜まりやすいものに分かれます。
蓄積のメカニズムについては、まだ完全には解明されていませんが、加齢などにより分解や排出がうまくいかなくなると、毒性の強いアミロイドβが溜まり始めると言われています。
最新の研究では、アミロイドβの蓄積をアルツハイマー型認知症の始まりとする「アミロイドβ仮説」に基づき、毒性の強いアミロイドβの産生を抑え、分解や排出を促す方法が研究されています。アミロイドβ仮説とは?
アルツハイマー型認知症の発症について以下の仮説で、2010年に提唱されました。アルツハイマー型認知症の原因と考えられている仮説の中でも、現在最も有力と言われているものです。
1.たんぱく質を分解する酵素の働きの変化により、蓄積しやすいアミロイドβの割合が増えて脳に溜まり始める。
2.アミロイドβの毒性により、神経細胞やシナプス(神経細胞同士を繋ぐネットワーク)が傷つけられ、糸くずのような神経原線維変化を起こす。
3.傷ついた神経細胞が次々と死んでいくことにより、脳が委縮し認知症を発症する。
現在の新薬開発の主流は、このアミロイドβ仮説に基づいていますが、他にもアリセプトやレミニールなど、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬開発の元となったアセチルコリン仮説やオリゴマー仮説などがあります。アミロイドβ仮説を否定し、別のアプローチをする研究もあります。「老人斑」や「神経原線維変化」はあくまでも結果
アミロイドβが溜まって老人斑ができ、神経原線維変化が起こると、必ず認知機能が低下してしまうのでしょうか。実はそうではありません。老人斑や神経原線維変化は、アルツハイマー型認知症の人に特徴的な変化として現れますが、アルツハイマー型認知症ではない人にも見られます。
これらの変化は、現段階ではアルツハイマーの「原因」ではなく、あくまでも「結果」なのです。中には老人斑や神経原線維変化がたくさんあっても、症状が出ない人もいます。
例えば、アメリカの修道女シスター・メアリーの話が有名です。死後、脳の病理解剖によってたくさんの老人斑や神経原線維変化が見つかりましたが、101歳で亡くなるまで認知症の症状は一切出ていませんでした。他にも研究に協力した多くの修道女で同様のケースが確認されています。
これらのことから、生き方、脳の使い方に認知症予防の鍵があるのではないかと、現在更なる研究も進められています。


医師は受けないバリウム検査がなくならない訳

2021-03-05 13:30:00 | 日記

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胃がんの早期発見のために受ける検査にはバリウム検査と胃カメラ検査がある。ただし胃カメラ検査のがん発見率はバリウム検査より1000倍も高い。それでは、なぜバリウム検査がいまだに存在するのか。予防医療に力を入れるMYメディカルクリニックの笹倉渉院長に聞いた――。
厚生労働省のがん検診の指針で定められている
胃がんの検査方法として代表的な、バリウム検査(胃部エックス線検査)と胃カメラ(胃部内視鏡検査)。実は、その2つには精度に大きな違いがあります。
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胃がんは粘膜の表面から進行していくのですが、バリウム検査で見つけることができるのは早期胃がんのなかでも「粘膜下層」といって粘膜の表面よりも深くまで進行してしまったがんです。
一方、胃カメラは粘膜の表面に胃がんが生じた段階で発見することができます。いまだ多くの検診ではバリウム検査が採用されていますが、胃がんをより早期に発見したいのであれば胃カメラの方が断然有効であるといえるでしょう。
バリウム検査で胃がんの疑いがあると診断された場合にも、二次検査として胃カメラでの確認を行うことになります。結局二度手間になってしまうため、初めから胃カメラを行った方が良いことは明らかです。バリウムと胃カメラの精度の違いを知っている私たち医師がバリウム検査を受けることはまずありません。
しかし、依然としてバリウム検査は胃がん診断のための検査として行われています。
これは、端的にいえば厚生労働省が定めているがん検診の指針に、いまだバリウム検査が含まれていることが原因です。胃がん検診の検診項目は、「問診に加え、胃部エックス線検査又は胃部内視鏡検査のいずれかとする。市町村は、胃部エックス線検査及び胃部内視鏡検査を併せて提供しても差し支えないが、この場合、受診者は、胃部エックス線検査又は胃部内視鏡検査のいずれかを選択するものとする。」と定められているのです。
指針に含まれている以上、バリウム検査を全く行わないというわけにはいきません。
胃カメラの方ががんの早期発見に優位だ
それでは、なぜそのような指針になっているのでしょうか。国のがん対策は死亡率をエビデンスとしており、そのデータがバリウム検査を受けた人のものしかないからです。「1~3年以内にバリウム検査を受けた人の死亡率が、受けなかった人に比べて60%減少した」というデータがあります(がん検診のあり方に関する検討会中間報告書~乳がん検診及び胃がん検診の検診項目等について~平成27年9月)。
たしかに、バリウム検査を行う意味が全くないというわけではありません。バリウム検査でも、粘膜下層まで進行したがんであれば発見することができます。粘膜下層まで進行していても、手術を受ければ大概の場合寛解します。
とはいえ、バリウム検査は約80年前、胃がんのメカニズムが分かる以前に開発された古い検査で、日々進化する胃カメラの精度にはかなうはずもありません。体の外側からレントゲン撮影するバリウム検査より、鮮明に胃の内部を確認することのできる胃カメラ検査の方が早期発見に優位であることは明らかです。
また、人件費の問題もあります。胃カメラ検査は医師しか行うことができませんが、バリウム検査は医師のほかレントゲン技師も行うことができます。そのため、コスト削減のためにバリウム検査のみを行う医療機関も多く存在するのです。
今の胃カメラは苦しくない上に機能も充実している
時々、「昔受けた胃カメラの検査が苦しかったのでバリウム検査を受けたい」という方がいらっしゃいますが、最新の機材では内視鏡の直径は数ミリまで小型化されています。たしかに数十年前、登場したばかりの胃カメラは直径が数センチあり、検査は苦しいものでしたが、今では非常に小型化され苦しさはかなり緩和されています。
また、画像の鮮明度も大幅に向上しており、さまざまな撮影モードやズーム機能なども実装されるなど目覚ましい進化を遂げています。
一方、バリウム検査はこの数十年大きく進歩したといえることはなく、バリウム剤が少し飲みやすくなった程度のマイナーチェンジしかしていません。炭酸が苦手な人にとってはそれでも飲みづらいと思います。
胃カメラに比べ、バリウムが優れているといえる点はないといっても過言ではないでしょう。
胃カメラであればバリウムよりもはるかに正確に、早期のがんを発見することができます。バリウムより胃カメラの方が、胃がんの発見率は1000倍も高いというデータがあるほどです。
医学の進歩により、もはやがんは不治の病ではなくなりました。早期に発見して手を打つことで、がんは治療することができます。かつてはがんと診断されてから5年経っても生きているかという「5年生存率」というものが一つの指針として使われていましたが、今では生存率が劇的に向上し、「10年生存率」という指標もできています。
ピロリ菌を除菌すれば胃がんはほぼなくなる
そもそも胃がんは、ほとんど予防することができる病気です。胃がんの原因の多くが、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)による慢性胃炎です。ピロリ菌を保菌していると、胃の粘膜が常態的に炎症を起こし、そこに胃がんが発生するのです。ピロリ菌以外の要素が原因となる胃がんは全胃がんのなかの数パーセントあるかないか、といわれています。
そのため、ピロリ菌を除菌することで、胃がんはほとんどなくなるものと考えられます。
ピロリ菌は幼少期に感染し、大人になっても自然に除菌されることはありません。胃がん予防のためにはできるだけ早くピロリ菌を保菌しているかを調べ、除菌しておくことが肝心だといえるでしょう。
ピロリ菌の感染経路はいまだ解明されておりませんが、保菌しているかどうかの検査や除菌は簡単に行うことができます。
まず、ピロリ菌検査については、かつては胃カメラで胃の粘膜や組織の一部を採取してそこに菌がいるか確認するのが一般的でしたが、近年ではより簡単な検査も普及しています。被験者がピロリ菌に反応する検査薬を服用し、呼気を調べるだけでピロリ菌の有無を調べることができる検査もあります。
除菌自体はより簡単で、1週間程度抗生物質を服用するだけです。90%近い方はそれで除菌が完了し、まだ菌が残っていた場合には、再度薬を服用します。
胃がんの死亡率は下がり続けている
ピロリ菌検査や除菌には、数千円程度の費用がかかりますが、胃がんに罹患するリスクを大きく下げることのできる明らかに有用な手立てです。胃がんを予防したいという方は、ピロリ菌検査を受けるのがおすすめです。
最近では中学生に向けてピロリ菌検査を取り入れている自治体も増えています。今後、ピロリ菌除菌はいっそう広まっていくことでしょう。いずれはピロリ菌検査が健診項目に盛り込まれるかもしれません。
ピロリ菌の除菌による予防が普及すれば、胃がんはいずれほとんどなくなると考えられるでしょう。
かつて、日本人のがんの部位別死亡率は男女ともに胃が1位でしたが、胃がんの死亡率は減少し続け、男性は1990年代、女性は2000年代に入ってそれぞれ肺がん、大腸がんに取って代わられました。発症率も、40代の胃がん罹患率は昭和58年の40%にまで減少しています。30年後には胃がんはほとんどなくなっているのではないでしょうか。


2000万円で子供たちの教育費、交際費をやりくり… “節約”を意識する秋篠宮家と小室家の“金銭感覚”

2021-03-05 11:00:00 | 日記

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2017年、婚約内定後に判明した小室圭さんの母の借金問題で、眞子さまと小室さんとの結婚が適切かを疑問視する意見が噴出した。対応が後手に回ったこともあってか、今もなお国民の間には多くの疑念・不満が根深く残っている。
 そうした疑問の声は小室さん一家に向けられるだけでなく、皇室、さらに眞子さまの妹である佳子さまにまで飛び火した。皇族の生活の実態に迫った書籍『天皇家の家計簿』(宝島社)の一部を転載し、小室圭さんの母の金銭問題についての宮内庁の対応、そして佳子さまが眞子さまの結婚騒動に口を閉ざすようになった理由を紹介する。
◇◇◇
人件費と物件費が半々の「宮家」
 天皇皇后両陛下、愛子さま、上皇ご夫妻のための内廷費の内訳は、おおむね人件費1、物件費2の割合である。
 それでは宮家の皇族費はどのような割合になっているのか。これについて、1990年に当時の宮尾盤・宮内庁次長が「各皇族、宮家ごとに違いますけれども、物件費が大体48%、人件費が52%程度、こういうのが現在の割合であると考えております」と国会で答弁している。おおむね人件費と物件費が半々というイメージだ。
 宮家もまた、それぞれ私的に雇用している職員がおり、そこに人件費がかかってくる。とはいえ、天皇家と同じ規模というわけではもちろんなく、雇えるとしても、国家公務員並みの給与を支払うとなると、多くても数名といったところだろう。
 冒頭の『週刊女性』の記事(編集部注:眞子さまと男性[小室圭さん]のデートの様子が報じられた)で、眞子さまがユニクロを着ていたとあった。プリンセスが颯爽とユニクロを着こなす姿には格好良さもあるが、公務以外の日常では、庶民と同じレベルの衣服を着ている可能性は十分ある。
 秋篠宮家を例にとれば、平成の時代、まだ皇嗣でなかった時代の秋篠宮さまの皇族費は3050万円で、一家全体では6710万円だった。眞子さま、佳子さまが成人するまではさらに1200万円ほど少ない5500万円である。宮内庁提供
 ここで半分が人件費に消えるとすると、残りは約2000万円強。眞子さま、佳子さま、悠仁さまの教育費、留学費がかかり、私的な交際費、食費もかかる。そうなってくると、宮家としての品位を保つといっても、かなり節約の意識を持っていなければならないことが分かってくる。
 戦後、お金で苦労した宮家の経済的負担を軽減するため、1970年代以降、住居に関しては国が提供することになり、またサポートする国家公務員の職員を増員したため、その点ではずいぶん「収支」は改善したと思われるが、それでも、自由に民間でビジネスができるわけではない皇族たちの生活は、民間の資産家と比べて、それほど優雅ではないだろう。
問題となった宮家の「違法謝礼」受け取り
 宮家の、ある意味グレーな経理状況が問題視されたこともある。1995年に判明した「宮杯競輪・競艇謝礼問題」だ。
 皇室経済法は、宮家の成年皇族が年に160万円以上の財産を譲渡する、あるいは贈与される場合、国会での議決を受ける必要があると定めている。
 だが、高松宮喜久子さま、三笠宮寛仁さまの2つの宮家が、競輪や競艇を主催する自治体から長期にわたり、総額1億4000万円以上の現金を受領していたことが判明したのである。金額は年間160万円以上だった。
 競輪や競艇には「宮杯」と呼ばれる、宮家の冠を銘打った大きなレースがある。その「宮杯」開催の謝礼として、長年にわたり宮家に公営ギャンブルマネーが流入していて、それを誰もチェックできないでいた。
 結局、この問題は宮家が受け取ったすべての金銭を返還することで処理されたが、皇族費の在り方について問題を指摘する声が上がった。
 たとえば当時の読売新聞は、次のような解説記事を掲載している。
〈「事実とは信じられない」。高松宮家が競輪の宮杯で年間1000万円の「謝礼」を受け取っていた問題が最初に報じられた時、複数の宮内庁幹部の印象はこの言葉に尽きたという。
 この問題を宮内庁が極めて深刻に受け止めたのは、憲法で定めた国会議決を経ずに皇族に金が流れていたという事実、そしてその金額の大きさが「皇室に対する国民の信頼を揺るがしかねない」(同庁幹部)と憂慮したためだ。
 なぜ、こんな事態に陥ったのか。ひとつには贈った側の認識不足がある。自治体などは当初、「皇族に失礼に当たらない額のお礼をしただけ」と悪びれずにコメントした。そして、皇族に対する年間160万円を超える贈与には国会の議決が必要なことを定めた憲法や皇室経済法の規定を知って初めて、「宮家に迷惑をかけた」と戸惑いを見せた。
 一方、宮家側は法律を知らないはずはない。「謝礼」の受領に慣れてしまい、感覚がマヒしていたのだろうか。年間1000万円という「謝礼」は、日本的な贈り物社会の習慣とゆがみが、皇族という特別の地位に影響されて増幅した結果と言える。
返還の決定で、この問題には一応幕が引かれたが、しかし、今後の対策となると、即効薬は示されていない。突き詰めると、より構造的な問題にもぶつかる。
 宮内庁が私的な家計のお世話もする天皇家などの場合と違って、宮家皇族の家計は相当部分、宮家の裁量に任されている。各宮家に宮内庁職員がいるものの、皇族方のプライバシーもあり、「家計について細かく口出しするのは難しい」(同庁幹部)という。ただ、国から皇族費を支給されている以上、今後の課題として、家計面などで役所が適切な補佐をしながらプライバシーとの折り合いを探る努力が必要だろう。
 皇族費が十分かどうかの議論もある。「皇族としての品位保持」のため、宮家皇族には1人あたり年間2710万円が国から支払われる。喜久子さま1人の高松宮家は同額を、寛仁親王家の場合は家族分も含めて約4400万円を受け取っている。
 この額については、皇室に“清貧”を求めれば「多過ぎる」という意見になり、その逆の意見もある。実情は、皇族費の多くは私的使用人の給与で消える。皇族方の現実の活動を考えると「私的使用人なしでのやりくりは難しい」(同)といい、宮家財政の問題は単純な解決法が見えてこない。〉(読売新聞1995年9月29日)
宮家の経済状況の聖域化
 この問題では、宮家側は「お金にはまったく手をつけていなかった」という説明であったと報道されているが、それでも年間1000万円の現金となれば、皇族費の何割かにあたる巨額の金銭であり、それが生活費の一部になっていたとしてもおかしくはない。
 宮家の経済状況がブラックボックス化、聖域化することによって、ある種のモラルハザードが進むのではないかという懸念はこのときからあったわけだが、その後本格的な議論はなされず、情報公開も進んではいない。
佳子さまも巻き込まれた結婚騒動
 宮内庁が、宮家の私生活にどこまで立ち入り、そのお金の流れをどこまでチェックするのかという問題は、確かに難しい問題である。
 宮内庁はこれまで、ひたすら皇族のプライバシーを守り、なるべく情報を公開しないという姿勢を守ってきた。それが「事なかれ主義」という対外的な姿勢だけの問題であればまだ良いが、内部で何が起きているのかを把握することができていなかったため、新しい時代に入っても、時折大きな問題が起きるようになっている。
 眞子さまの問題で、いまも多くの国民が感じていることは、どうして早い段階で小室圭さんの金銭問題を把握し、迅速に処理できなかったのかという点だ。
 皇太子妃の選定プロセスについては、非常に厳格な調査が行われているとされるが、宮家の皇族女性の結婚相手については、ほとんど放置状態である。秋篠宮さまと宮内庁の関係性がどのような状態にあるのか、外からはっきりとうかがい知ることはできないが、いずれにせよ、皇族がいまよりもより自由とプライバシーを求めていく流れが止まらないとするならば、それに合わせた新しい皇室像の構築と法整備を同時に進めなければならないだろう。
 眞子さまの問題では、妹の佳子さまも、その「騒動」に巻き込まれている。
 佳子さまは、その端麗な容姿もあって成年になられた頃から国民的人気が高まり、ファッションを特集した出版物がベストセラーとなるなど、同性からの人気も非常に高い「国民的アイドル」だった。
 ところが2019年3月、眞子さまが結婚の延期を発表されたことについて「私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」「姉の件に限らず、以前から私が感じていたことですが、メディア等の情報を受け止める際に、情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切だと思っています。今回の件を通して、情報があふれる社会においてしっかりと考えることの大切さを改めて感じています」と、はっきり自分自身のお考えを述べられたところ、結婚反対派からの反感を買うことになってしまうのである。
 国民の税金で結婚するなという小室さんへの批判が佳子さまにまで飛び火し、「なぜ学校を卒業したのに就職しないのか」といった批判も飛び出した。以降、佳子さまはこの問題について口を閉ざしている。
一時金の金額を決定する「皇室経済会議」
 皇族費のなかには、宮家の生活費のほか、皇族が初めて独立の生計を営む際に一時金として支出されるものと、皇族がその身分を離れる際に一時金として支出されるものも含まれる。皇族女性が民間人と結婚される際に支給される一時金が、まさにそれに該当する。
 この一時金の金額については最終的に「皇室経済会議」のメンバーが決定する。ちなみに2020年12月現在のメンバーは次の通り。
 ◎衆議院議長 大島理森
 ◎衆議院副議長 赤松広隆
 ◎参議院議長 山東昭子
 ◎参議院副議長 小川敏夫
 ◎内閣総理大臣 菅義偉
 ◎財務大臣 麻生太郎
 ◎宮内庁長官 西村泰彦
 ◎会計検査院長 森田祐司
 この皇室経済会議のメンバーは役職で固定されており、一時金の金額決定についてはほぼ前例を踏襲することになっている。眞子さまが民間人と結婚される際には、「皇族がその身分を離れる」ことになるため、1億5250万円(上限額)か、その9割程度の金額が一時金として支払われることになるだろう。
 一部に「眞子さまが一時金の受け取りを辞退し、結婚式を挙げなければ、小室さんとの結婚も許される」という考え方もあるが、結婚と一時金は直接関係ないため、法的な解釈で言えば、眞子さまの意志と、一時金の金額決定は無関係ということになる。
 いったん受け取って、それを寄付すれば良いといった主張をする識者もいるが、そうしたイレギュラーな「前例」を作ってまで結婚するというシナリオが実現するとは考えられず、もし眞子さまがどうしても小室さんと結婚するのであれば、一時金を受け取れるような状況になるまで、何らかの努力を重ねていく必要があるだろう。


オリーブオイルを味方に付けよう 健康効果3つと選び方&乗用車ブランド通称名別順位

2021-03-05 08:30:00 | 日記

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オリーブオイルの3大効果
 雑誌『日経ヘルス』読者アンケートによると、読者の約9割が所持しているというオリーブオイル。高血圧や便通の改善まで幅広い健康効果が確認されていることから、意識して選んでいる人も多いはず。
 オリーブオイルを組成する脂肪酸のうち、50〜80%を占めるのはオレイン酸(下表参照)。オレイン酸は、悪玉コレステロール(LDL)を減らして、善玉コレステロール(HDL)を維持する働きがある。
エキストラ・バージン・オリーブオイルの脂肪酸組成
(五訂増補日本食品標準成分表脂肪酸成分表より抜粋)
 オリーブオイルはほかにも、美肌作用、鎮痛作用のあるポリフェノールであるオレオカンタール、ヒドロキシチロソールなども豊富に含み、これらは抗酸化作用もある。
 美肌作用、鎮痛作用、抗酸化作用などの成分をたっぷり含むのは、同じオリーブオイルの中でも、「エキストラ・バージン・オリーブオイル」。食品医学研究所所長の平柳要さんは「ピリッとした苦みや辛みがあるのが、ポリフェノールを豊富に含むエキストラ・バージン・オイルの特徴」と話す。
 オリーブオイルの3大効果をもう一度おさらい。
1.悪玉コレステロールを下げる
 オリーブオイルに含まれるオレイン酸には、悪玉(LDL)コレステロールを下げる一方で、善玉(HDL)コレステロールは維持する働きがある。
2.抗酸化成分が活性酸素の働きを抑制
 オリーブ果実から搾ったオリーブオイルは抗酸化成分が豊富。ポリフェノールのオレオカンタール、ビタミンEなどが、老化の原因となる活性酸素の働きを抑制する。
3.血管を拡張し血圧を下げる
 抗酸化成分で血液サラサラ、血管の柔軟性を保つ。心筋梗塞などの心血管疾患予防にいい。エキストラ・バージン・オリーブオイルには高血圧患者の血圧値改善効果も。
 疫学研究ではオリーブオイルを日常的に多く摂取する人は大腸がん、乳がんの発症が少ないという報告がある。
それ、本物? エキストラ・バージン・オリーブオイルの選び方
 日本で販売される食用オリーブオイルの規格基準はJASが定めた「酸度2.0%以下」をクリアした「食用オリーブ油」、もしくは「酸度0.6%以下」の「精製オリーブ油」の2つ。しかし、「エキストラ・バージン・オリーブオイル」の表示に基準はない。
 できるだけ質のいいオイルを手に入れるには、賞味期限が1年半以上あり、遮光性と密封性の高い容器を使った商品を選ぼう。価格が安すぎる場合、「エキストラ・バージン」の表記がされていても、中身が異なるケースもある。
チェックすべきポイント
1. 賞味期限が1年半以上
2. 遮光性で密封性が高い容器
3. 価格
 オリーブオイルの国際協定を管理する政府間機構であるIOC(インターナショナル・オリーブ・カウンシル)により、酸度の基準、官能検査をパスした商品が「エキストラ・バージン」と認定される(IOCオリーブオイル規格より抜粋)。
オリーブオイルの効果を高めるには
 今回は、そんなオリーブオイルの効果をもっと高める方法を提案していく。自宅にあるオリーブオイルに、ニンニク、ショウガ、ローズマリーという3つの素材を漬け込むことで、健康パワーを高めよう。
+ニンニク で脳の活性を高め認知症を予防
ニンニクをオリーブオイルにつけることでオイルに「アホエン」という成分が溶出する。このアホエンが脳機能を活性化するため認知症などの予防につながる。
+ショウガ で冷え、便秘を解消
ショウガに含まれる辛み成分のショウガオールが血流をアップ。体の熱を産生する働きがあるので、夏の冷えに最適。胃腸を刺激するため、便秘などに悩む人にもお薦め。
+ローズマリー でシミ・シワ防ぐ
欧州を中心に古くから愛用されてきたローズマリーは、抗酸化作用が強く、血流をスムーズにする。老化に影響する活性酸素を抑制し、シミ・シワを予防する。
 
平柳 要
食品医学研究所 所長
医学博士。東京大学大学院医学研究科修了。日本大学医学部准教授を経て現職。

 

乗用車ブランド通称名別順位

2月分が発表されたました。下記です

http://www.jada.or.jp/data/month/m-brand-ranking/