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母との確執乗り越えた今だからできる親孝行

2021-03-24 15:30:00 | 日記

下記の記事は日経ARIAからの借用(コピー)です

尊敬していた母 嫌悪し始めたきっかけは両親の離婚
 両親は、どちらも教師でした。母は、小学校の国語の先生。地元では有名で、当時通っていた学校のいろんな先生に「青木先生のお嬢さんよね」と言われるくらい、みんなが知っている人でした。幼い頃は、そんな母を尊敬していましたね。
 母は、固定観念が強い人でした。「今日は雨だから嫌だね」「この人は大学に行っていないから、かわいそうだね」「公務員になれば、幸せよ」。幼い頃は、母親って絶対的な存在ですから、「母の考える価値観」を植え付けられて育ったように思います。
 小学生の頃だったか、母と、母の友人宅へ遊びに行ったとき、「昨日、お父さんとお母さんがけんかして、お茶わんが飛んだんだよ」と話したことがありました。母はその場では何も言わなかったけれど、帰りの車の中で「人前でうちの恥を言わないの!」とひどく怒られました。家庭の事情は人前で話すことではない、と思っていたのでしょう。それ以来、母の前では「これを言ったらどう思うかな」と常に気にしながら話すようになりました。前編のお悩みで「母の考えを気にしてしまう」とおっしゃっていましたが、とてもよく分かります。
母に褒められた記憶がない
 母との記憶は、とにかく「褒められなかった」に尽きますね。
 たとえば5段階評価の成績表で、5が多かったなかに4が少し混じっていた。これは褒められるだろうと思っていたら、「4がいくつかあるね」「この前は5だったのに、4に下がったね」と言われる。褒められると思って見せたものが、全て褒められなかった、という印象が強く残っています。母はとても優秀な人でしたから、できて当たり前だと思っていたのかもしれませんが……。
 その当時は母を尊敬していたし、自慢でした。そんな自慢の母から褒められたかった。絶対的な存在である母が、褒めてくれず否定するということは、自分は劣っているのではないか? と幼心ながらに思っていました。
 そんな母に対して嫌悪感を抱くようになったのは、私が高校生のときでした。
両親の離婚 母を受け入れられなくなった
 母に対して嫌悪感を抱くようになったのは、両親の離婚がきっかけでした。なにより世間体を大事にする人だと思っていた母が離婚した。それって言っていることとやっていることが違うじゃないか? と思ったんです。
 それまで私は、母というものは「絶対的に子どもに愛情を注ぐもの」「子どものために生きるもの」だと、思い込んでいたんですね。でも、彼女は母としてではなく「一人の女性」「一人の人間」として生きようとしている。それを受け入れられませんでした。
 嫌いとか、そんな軽いものじゃない。生理的に受け付けなくなった、が近いかもしれません。それからは、必要最低限な会話以外、ほとんど口をききませんでした。私のほうが母を完全にシャットアウトしていましたね。
言いたかった言葉は「さみしかった」
「さみしい、の一言が言えなかったですね」
 私には、3歳年下の弟がいます。彼は、子どもの頃体がとても弱く、入退院を繰り返していました。母は教師の仕事もして、弟の入院にも付き添って。それもあって一緒に過ごす時間が少なく、私は「愛情を注いでもらえなかった」と思っていました。
 母は23〜24歳の頃に私を出産していますので、小学生低学年のときはまだ30歳くらい。今考えると、私にかまう余裕なんてなかったと思います。
 私はそのとき、母に「さみしい」の一言が言えなかったんですよね。「恥ずかしくて弱い部分は他人に言ってはいけない」という母の価値観の前で、「さみしい」なんて言えなかった。
 言えないことが問題であることにも、幼かったので気づけませんでした。言いたいことがあったのに言えなかったから、母も私の気持ちに気付かなかった。だから、悩んでいるのなら、勇気を出して自分の胸の内を伝えてみればいいのでは、と思います。
母との過去の記憶をゼロにした
 そんな母が亡くなって、1年ほどになります。
 私は今、NPOの「動物愛護の友 TWFの会」で動物愛護の活動をしているのですが、その創立者の方と話したときに、「親と仲良くしたほうが、自分が楽になれるよ」と言われたんです。「そんなの、頭では分かっているけれど、なかなかできないんですよ〜」と返したけれど、何となく今ならできるような気がして。亡くなる2カ月ほど前に、母はホスピスへ入院。意を決して、お見舞いに通うことにしました。
 母とのこじれた関係を修復するために取った行動は、「過去の記憶を一旦ゼロにする」。母を嫌う理由の一つが、過去の嫌な経験が頭の中に入っていることでした。やってみたのは、「どうせ○○したって、母はこう言うはず」と、最初から返ってくる反応を想定しない。答えを何も期待しないようにしました。
 すると、母は素直になったんです。今まで私が「母はきっとこう言うだろう」と固定観念を持っていたから、母から聞きたくない言葉を引き出していたのではないか、と思ったくらい。自分が変わると、相手も変わる。そのほうが早いんだなと気づきました。人って変えられないですからね。
 いろいろなお母さんとの記憶があるでしょうが、まずは一旦ゼロにする。母親からの反応を期待しない、想定しないというのをやってみてほしいと思います。
死んでもできる親孝行
「今はもう私のなかで母との確執は消滅して、全ていい思い出になってきています」
 今私は、「死んでもできる親孝行」を実践中です。それは「私が楽しく笑いながら生きる」ということ。
 どうやったら笑いながら生きられるかというと、「人として間違った道に進まない」「人に迷惑をかけない」、この2つです。実践するうちに、昔は「何をしていても楽しくなかった」のに、今は「何をしていたって楽しい」に変わりました。自己肯定感も随分高まりましたね。
 親との関係が悪かったときと、関係が良くなってきたときの心の持ちようは、全く違うものでした。全ては母親との関係に尽きるんじゃないか、と私は思うんです。「親と仲良くなったほうがいいですよ」なんて、軽々しくアドバイスするつもりはないけれど、私は楽になりましたね。
 母との関係が修復されると、過去の「褒められなかった」という思いも、「それは母に愛されていたからだ」と変換できるようになりました。褒められなかったのは、注意を受けたという愛。愛されていた事実だった、と気づいたんです。
 今になって、母は私のことを思って生きたんだ、と思うんです。決して私が憎かったのではなく、娘のことを第一に考えて生きてきたのではないか、と。それを否定して生きてきた数十年を、私は悔いています。
 けれど今は、「反省は一瞬」、あとは「行動」するようにしました。反省も、悔いることもあるけれど、それは短い時間で済ます。
 頭の中で考えただけで物事が解決するなんてこと、ないですよ。私はあのとき、行動してよかった。だから一歩踏み出してもらいたい。自分が楽しく幸せに暮らしているとき、母親のことなんて忘れてしまいますよね。今まで、嫌っていてもずっと母のことを考えていた。これからは、楽しく笑いながら生きていきたいですね。
青木さやかさん
愛知県生まれ。タレント、俳優。フリーアナウンサーとして名古屋を中心に活動後、バラエティー、ドラマ、演劇で活躍。NPO法人『TWFの会』で動物愛護活動に参加。


「農薬の使用率が高い国ほど発達障害が多い」…日本の野菜は本当に安全か?

2021-03-24 13:30:00 | 日記

下記の記事は文春オンラインからの借用(コピー)です

先日、若いお母さん方との話し合いの中で、「今、みなさんが食べている野菜には農薬が残留してるんですよ」と言ったところ、こう返された。「国が検査してるんだから問題ないんでしょ?」と。「食べて中毒を起こしたなんて聞いたことがないわ」とも言われた。
 確かにそうだ。2008年に中国製毒ギョーザを食べて中毒を起こした事件はあったが、現実にはそんな事件はまず起こらない。有機野菜 
農薬の本当の怖さは「見えない毒性」にある
 実は、農薬の本当の怖さは中毒なんかではなく、「見えない毒性」にあると言われている
 日本で使われている農薬の出荷額でもっとも多いのが除草剤のクリホサートだが、その次が有機リン系農薬、そしてネオニコチノイド系農薬(ネオニコ)と続く。
 有機リン系は80年代に登場した農薬で、ADHD(注意欠陥・多動性障害)との関係が問題になって各国が禁止したが、日本では今もよく使われている。ネオニコはその後に登場した最新の殺虫剤で、今ではお茶や果実をはじめ、ほとんどの野菜に使われ、検査すると必ず検出されるというポピュラーの農薬である。
ミツバチの大量死から明らかになった人間への毒性
 この殺虫剤薬の特徴は、昆虫の中枢神経を狂わせて殺してしまう神経毒性にある。当初、昆虫には強く作用し、人間には毒性が低いので安全だと言われた。ところが、ミツバチの大量死に関係しているらしいと分かって注目が集まり、多くの人が研究を続けるうちに、ここ数年、人間にも毒性があることが明らかになってきたのだ。ネオニコはミツバチの大量死に関係すると言われる 
 脳から出た信号は、神経細胞の先端のシナプスでアセチルコリンに変換して放出し、その先のニコチン性アセチルコリン受容体にキャッチされると情報が伝わる仕組みになっている。この殺虫剤は、その受容体にくっついて神経を興奮状態にして殺すのである。
 実はこの受容体、昆虫だけでなく人間はもちろん、ほとんどの生物に存在するのだ。ただ形が少しずつ違っているだけである。人間には、脳だけでなくあらゆる臓器に存在するから、もし少量でも人間の受容体にくっつくようなことがあれば大問題である。
農薬の使用率が多い国ほど発達障害が多い
 なぜ問題かというと、受容体にくっつくというのはホルモン作用と同じで、100万倍に薄めても作用するからだ。ナノグラム(ng=1億分の1g)とかピコグラム(pg=1兆分の1g)といった少量でも変化を起こす。もし人間の受容体にくっつくなら、これまで「農薬はごく少量なら安全」といわれてきた安全性の基準が崩壊することになる。
「ネオニコは哺乳動物の神経には影響しない」と言われていた2012年、環境脳神経科学情報センターの木村-黒田純子氏らが、試験管の中とはいえ、ネオニコがラットの小脳の神経細胞を攪乱することを発見した。
 やがて木村-黒田氏らは、農薬の使用率と、広汎性発達障害の有病率が一致することに注目する。つまり、農薬の使用率が多い国ほど自閉症など発達障害が多いという事実である。もちろん両者の因果関係は証明されていなかったが、相関関係では見事に一致していたのだ。農薬の使用率と自閉症など発達障害には相関関係が… 
 こうした仮説が示されれば、当然、それを実験で試してみようという研究者が出てくる。今ではマウスなどを使った実験が世界各国で行われている。そこからどんな結果が明らかになってきたのか、その一部を紹介したい。
ネオニコが人間の脳に侵入することはまず間違いない
 人間の身体には、血液脳関門と胎盤関門という、物質の移行を制限するゲートのようなものがある。脳組織や胎児の環境を守るためだろうと言われているが、実は、ネオニコはこのどちらも通過してしまうのである。
 脳を通過することはマウスなどの実験でもわかっているが、実際にネオニコを飲んで自殺した人の脳を調べると、血液中のネオニコと同じ濃度が検出されたというから、人間の脳に侵入することはまず間違いないだろう。
 こんな報告もある。生まれて1日か2日目の赤ちゃんの尿を調べたら、なんと、ネオニコだけでなく、体内の酵素と反応して成分が変わった代謝産物も検出されたというのである。胎児には代謝機能はないので、どちらも母親が食べたものが胎児に移行したのだ。マウスの実験ではネオニコは1時間で親から子に 
 最近は野生のサルが里に下りて来るので、妊娠しているサルの胎児を調べると、しっかりとネオニコが検出される。おそらく里の畑で農薬を使って栽培した野菜でも食べたのだろう。では、母体から胎児にどれくらいのスピードで移行するのかというと、母マウスにネオニコを飲ませて実験したところ、1時間で胎児に移行したというから、胎盤関門はほとんどフリーパスに通過するようである。
 ここで、ネオニコという殺虫剤は胎盤関門を通過し、脳にも浸透し、脳細胞を攪乱するということを覚えておいていただきたい。
マウス実験でも示されたネオニコと自閉症の関連性
 さらにこんな実験がある。マウスにごく少量のネオニコを食べさせ、壁のない通路と壁のある通路を十字に組んだ迷路に置いた。通常、マウスは好奇心が強いから、壁のない通路にも出ていくのだが、このマウスは出ていかない。不安なのだ。まるで自閉症のような行動である。また別の種類のネオニコを食べさせると、動作が激しくなって落ち着きがなくなる。多動症のような行動で、人間ならADHDと診断されるかもしれない。ネオニコはマウスにも発達障害に似た症状を引き起こす可能性が 

 どうしてこういう行動をとるのかよく分からないが、考えられる理由として、脳に浸透したネオニコが、脳の神経伝達に何らかの影響を与えた可能性がある。農薬の使用量と自閉症の有病率が比例しているのは、こうした実験結果を考慮すれば、単なる推測ではないことが分かるだろう。
 ここで、こんな状況を想定する。
 妊婦が、農薬が残留した野菜を食べる。よくあることだ。数時間以内に胎児へ移行するが、その一部は胎児の脳にも侵入する。生まれた胎児は、やがて発達障害の兆候を見せる――。
 あり得ないことではない。
各国でネオニコの使用を制限。一方で日本は……
 ネオニコは腸内細菌叢をも変える。これも疾病に関わっていることが分かり始めた。腸内には1000兆個といわれる細菌がいて、私たちの生命活動に大きな影響を与えているが、例えば免疫細胞の7割は腸の消化管にいて、これを活性化しているのが腸内細菌であることもそうだ。
 ところが、ネオニコは炎症を抑える菌など善玉菌を減らして悪玉菌を増やすことは実験でも明らかで、これが自己免疫疾患やアレルギーにつながっているのではないかと言われているのだ。新型コロナで重症化した人の腸内細菌を調べると、悪玉菌や日和見菌が多かったそうだが、もしかするとそれまでの食生活が影響しているのかもしれない。一人一人の自己防衛が必要かもしれない 
 ネオニコと疾病との関わりが明らかになるにつれ、EUをはじめ、各国でネオニコの使用を制限するようになり、フランスなどは登録された5種類すべてを禁止したほどである。
 この流れは加速する一方なのに、なぜか日本は、ネオニコの残留基準値を上げて使用を増やすという逆方向に走っている。
 最近は病気も自己責任と言われる時代である。国がこの状況を変えないなら、私たち一人ひとりが自己防衛するしかないだろう。


眞子さま結婚問題アンケート1万3057回答で「反対」9割 宮内庁元幹部ため息

2021-03-24 11:00:00 | 日記

下記の記事はAERAdotからの借用(コピー)です

秋篠宮家の眞子さまと小室圭さんの結婚問題について本誌「週刊朝日」が行ったアンケートでは1万3057もの回答が寄せられ、「反対」が97%を超えた。コロナ禍で身内が命を奪われた家族も、経済的に苦境に立たされている人びともいる。そうしたなかで表に出た皇室への声を、どうとらえるべきか。

【アンケート結果】眞子さまと小室圭さんの結婚をどう思いますか?
*  *  *
「おお、そこまででしたか……」

 ちいさな、しかし驚きとため息が交じった声を漏らしたのは、宮内庁元幹部のひとりだ。

 結婚に賛成はしない──。本誌が2月23日~3月5日の間に行った眞子さまの結婚問題に関するアンケートの回答者は1万3057人にも上った。詳しくは後述するが、そのうち1万2749人(97.6%)が「反対」の意を示した。

「ここまできたら、ご本人に任せるほか、ないのかもしれません。副作用はあるでしょうが……」

 こう話していた宮内庁元幹部に、改めて本誌のアンケートに対する反響の大きさを伝えると、返ってきたのは冒頭のような声であった。

 先月の誕生日会見で天皇陛下は、まさに、「多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」と、答えている。「祝福」への道のりは険しそうだが、お二人の結婚への意思が揺るがないのも事実。

「湘南江の島海の王子」に選ばれた小室さん (c)朝日新聞社 眞子さまと小室さんは今年、30歳を迎えることから、元宮内庁職員の山下晋司氏は、2021年中に結婚の可能性も高いとの見方を示している。

 皇籍を離れても、「特別待遇」の恩恵を受けた暮らしとなる。

 皇室と元・旧皇族でつくる菊栄親睦会。眞子さまは正会員、小室さんと母の佳代さんは準会員の有資格者となる。上皇ご夫妻の長女、黒田清子さんが結婚後も晩餐会に夫婦同伴で何度も出席しているように、眞子さまも南米各国やブータンなどからの国賓を招いた晩餐会には、タキシードに身を包んだ小室さんを同伴して出席する可能性が高い。住居はセキュリティーのしっかりしたマンション。黒田清子さんの住まいもそうだが1億円を超えるであろうと予想される購入費には、皇族女性の結婚に伴う約1億5千万円の一時金が充てられるだろう。

しばらくは、地元の警察が警備にあたるなど高額な税金が投入される。

 一般と同じ生活とはならない。まして議論されているように、結婚後も「皇女」や「女性宮家」として公務を行う制度が実現すれば、なおさらだ。

 思い出されるのが秋篠宮さまが、結婚問題で、一貫して主張する憲法論だ。昨年11月の誕生日会見でも、秋篠宮さまはこう話した。

「憲法にも結婚は両性の合意のみに基づいてというのがあります。本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親としてはそれを尊重するべきだと考えています」

 この発言を多くの人は、長女の結婚を許すという意味にも受け止めた。しかし、朝日新聞の宮内庁担当記者であった石井勤さんは、根源的な問いを娘に突きつけた会見であったと指摘する。憲法は結婚の自由を保障する。だがその前に、第1条は天皇の地位を「主権の存する日本国民の総意に基く」と定めている。

「天皇を支える皇族も常日頃から憲法をよりどころにしています。秋篠宮さまが会見で憲法を持ち出したのは、『あなたは、国民の総意というものをどう考えるのか。私たちは皇族の一員として、憲法をよりどころにしてきたのではなかったか。国民の意見が賛否で大きく分かれるような結婚をあなたはどう考えるのか』と、眞子さまに暗に問いかけたのだと思っています。皇族としての原点をただす、厳しい問いだと、私は感じました」(石井さん)

◆アンケートに寄せらせた声

(週刊朝日2021年3月26日号より) アンケートはインターネット上で行い、届いた1万3057の回答の内訳は女性7062人(54.1%)、男性5995人(45.9%)。

 年齢層は、60代が最も多い5959人(45.6%)。続いて50代2642人(20.2%)、40代2235人(17.1%)が占めた。まずは率直に、「眞子さまと小室圭さんの結婚をどう思うか」を問うと、「いいと思う」は、わずか149人(1.1%)。対して、「よくないと思う」は1万2749人(97.6%)。「どちらとも言えない」は159人(1.2%)だった。それぞれの回答理由は別表にまとめている。

「いいと思う」と答えた人の中には、<結婚したいと思える人はそう簡単に見つかるわけではないので、お互いが結婚したいと今でも思うのであれば、結婚させてあげても良いと思う。小室さんからの発言がないので、眞子さまへの今の気持ちや結婚の意思について話して欲しい>などがあった。大多数を占めた「よくないと思う」からは、<金銭問題や疑惑の数々を何年も放置して、眞子さまを矢面に立たせる人との結婚などあり得ない>や<眞子さまの成長を国民はお生まれになられた時から見守ってきているので、どうしてもお幸せになっていただきたい。だからこそ、いくら待っても誠意が全く見られない小室さんに不信感だけが募っていくばかりです>といった声が寄せられた。

 昨年11月、眞子さまは小室圭さんとの結婚について宮内庁を通してお気持ちを公表した。これを受けてお二人の意思を尊重すべきだと思うかを問うと、「尊重する」は250人(1.9%)、「尊重できない」は12480人(95.6%)、「どちらでもない」は 327人(2.5%)だった。

 どのような形であれば、お二人の結婚を祝福できるかを問うと、国から眞子さまに払われる「一時金」を受け取らず、皇室特権を利用しないなどといった意見があった。

(週刊朝日2021年3月26日号より)
 さらに、「小室圭さんは宮内庁が求めた金銭問題の説明を行う必要があるか」については、「ない」が52%で、「ある」が48%だった。「ない」と答えた人の理由は、<なぜ一私人である小室さんにだけ説明責任を求めるのか。これまでの経緯の説明を国民に果たさなければならないのは、公人たる秋篠宮夫妻と当事者である眞子さまでしょう>など。「ある」と答えた人からは、<説明が今後もなければ、宮内庁、引いては皇室としての面目は丸つぶれ。だが、もう何を説明されようが遅い。都合のよい言い訳を並べられても、それを聞く時間が無駄だ。国民の疑念はもはやそこではない。多額の留学費や警備費の出どころ、多数の忖度の説明を求めている>などの理由があった。

また、2月23日の誕生日に先立った会見での天皇陛下の言及をどう思うかを問うと、次の感想が寄せられた。

<「多くの人が納得し喜んでくれるような状況」のお言葉に厳しさと思いやりを感じた。国民が喜ぶのはもう破談しかないが、眞子さまに向けて冷静になるように促したものだと考える。眞子さまは、「お気持ち文書」で天皇陛下も祝福されているかのように綴っておられたが、あれは間違っていたのではないかと思う>

<昨年11月に公表した眞子さまの「お気持ち文書」と、この天皇陛下のお言葉の真意は、明らかに相反し矛盾している。この天皇陛下のお言葉を受け、眞子さまの考え方を聞く記者会見が必要であると思いました>

<おめでたい誕生日の会見に宮家の問題についてお答えしなくてはならないことを本当に気の毒に思いました。この問題は宮家の当主で父親である秋篠宮さまが解決すべき>

皇室は、こうした国民の声をどう受け止めるのか。(本誌・永井貴子、岩下明日香)


感染症はなぜ広がる?人類悩ます「残念な真実」

2021-03-24 08:30:00 | 日記

下記の記事は東洋経済オンラインかららの借用(コピー)です   記事はテキストに変換していますから画像は出ません

ペットから人へうつる病気もある
人類は、1万年にわたって家畜と密接な関係を持ち続けてきたことで、ヒトは犬と65種類、牛と55種類、羊と46種類、豚と42種類、ヒトの感染症を共有しています。複数の宿主に感染するものも少なくありません。
アメリカの進化生物学者ジャレド・ダイアモンドは著書『銃・病原菌・鉄』の中で、「家畜は病気の温床であり、食物生産が感染症を生んだ」と記しています。牛からはハシカや天然痘、豚からは百日咳やE型肝炎、カモ類からはインフルエンザなどを感染しました。
ペットから人へうつる病気もあります。犬からは狂犬病やエキノコックス症、猫からはトキソプラズマ、小鳥からは鳥クラミジア症(オウム病)などです。ただし、東京都が都内の小学校で飼われている小動物187頭を対象に9種の病原体を調べた結果、病原体は見つかりませんでした。
このほか、国内で感染拡大や侵入が心配される動物由来感染症には、狂犬病、野鳥から感染する西ナイル熱、エボラ出血熱などのウイルス性出血熱など数多くあります。
アフリカなどでは、食料にする野生動物(ブッシュミート)から人へという新たな感染が続いています。たとえばサルやコウモリ、ハクビシンなど、さまざまな動物が市場で売られています。
世界自然保護基金(WWF)などが2000年に発表した報告書によると、ブッシュミートの取引はケニア、タンザニアなどアフリカ7カ国23カ所だけで年間8500キロ、価格にして770万ドル相当にもなります。WWFはアフリカ全域で年間6億頭以上の野生動物が食用のために殺されていると推定。野生動物の狩りのときにかまれたり、解体時の血液などから人へ感染しています。
コロナウイルスは新興感染症のひとつ
過去半世紀の間に出現した新しい感染症のことを「新興感染症」(エマージング感染症)、一度収まったものの再び流行する病気を「再興感染症」といいます。過去半世紀の間に現れた156種の病気のうち、114種(73%)までが新興感染症です。
コロナウイルスはそのひとつで、HIV/エイズ、ラッサ熱、エボラ出血熱など致死率が極めて高い新顔も含まれています。
次々に新興感染症が出現したこの半世紀は、環境破壊が世界的に急拡大してきた時期でもあります。人口急増や経済拡大で、森林の伐採や開墾、鉱工業の拡大、都市の膨張など、本来の安定した自然のシステムが随所で崩壊しました。
新興感染症はアフリカ起源のものが少なくありません。アフリカでは、人口の爆発と熱帯林の破壊が加速しています。ラッサ熱やエボラ出血熱など新顔ウイルスの流行地を見ると、熱帯林内にできてそれほど日が経っていない集落が多いことに気づきます。
そういったところでは、森林を追われた野生動物と人が接触するようになります。生息地を失ったネズミなどのげっ歯類やコウモリが集落に侵入し、新たな病原体を持ち込むのです。
森林伐採は熱帯林に集中しています。国連食糧農業機関(FAO)によると、毎年約250万平方キロ、1時間当たり東京ドーム127個分もが消失しています。熱帯林が地球の陸地に占める割合は7%に過ぎませんが、そこには地球上の生物種の50~80%が生息しています。病原体もその生物多様性の一部なのです。
アメリカ野生動物保護学会は、新興感染症の60%までが動物を介して人に感染する「動物由来感染症」と発表しています。
農業用の灌漑は宿主の絶好のすみかに
人類が定住化を始めた初期、定住場所はほぼ水辺に限られていました。そのため、水を介して感染する病気が集団発生しました。農業用の灌漑(かんがい)のために、澱(よど)んで水深の浅い水路が掘られた結果、昆虫や巻貝など病原体の宿主の絶好のすみかとなり、感染症がはびこる環境を作り出したのです。
その代表が、ハマダラ蚊が媒介するマラリアです。マラリア原虫が引き起こします。症状は発熱と悪寒ですが、錯乱などを伴うマラリア脳症を発症させることもあり、致死率は60%にも達します。
マラリアが歴史に登場するのは、紀元前1万8000年ごろ。霊長類からヒトに感染したとみられます。農業の開始と同時期に流行が始まり、農業の普及とともに勢力を増していきました。
日本でも古い文献に「おこり」と称される感染症が登場し、これはマラリアと考えられます。『平家物語』には平清盛の臨終の場面がありますが、高熱にうなされる清盛の様子から、マラリアと推測されます。日本では1960年以後、感染者は出ていません。
今日でも熱帯、亜熱帯地域を中心に、100カ国以上で発生、毎年40万~100万人もの人が命を落としています。その9割はアフリカの5歳未満の子どもです。
マラリアが根絶できないのは、蚊が巧妙な対抗手段をもっているためです。数多くのワクチンの試みも成功していません。蚊を退治するために農薬がまかれていますが、これにも蚊が耐性をもって効果が薄れています。マラリア以外に、蚊は10種以上の病気を運んできます。デング熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、黄熱病などの感染症です。
日本でも発生した「デング熱」
2014年夏、これまで日本国内ではあまり耳にしたことのなかったデング熱が、都心の代々木公園で発生しました。あっという間に全国に広がり、店頭から虫除けスプレーが消えました。
『図解 感染症の世界史』(KADOKAWA)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします
デング熱の原因は、ヤブ蚊の仲間であるヒトスジシマカやネッタイシマカです。蚊がデングウイルスを持っていると、蚊の唾液とともにウイルスが人の体内に侵入し、デング熱に感染します。
デング熱の症状はさまざまで、突然の高熱や関節痛、頭痛、発疹(ほっしん)などがあり、重症状の「デング出血熱」になると、10~20%の感染者で注射痕から出血したり、鼻血、血便、吐血などの症状が起きます。
世界では毎年2万人以上が死亡、特に乳幼児の死亡のおもな原因となっています。ただし50~80%は感染しても症状が現れません。
実は私自身も、タイでデング熱にかかったことがあります。突然の高熱に続いて強い関節痛や頭痛が起こり、英語でbone-breaker(骨折り病)とよばれることがよくわかりました。
デング熱の世界的流行の原因には、人がヒトスジシマカを発生させやすい環境を作ってしまったことに加え、地球温暖化の影響もあります。環境省によると、デング熱を媒介するヒトスジシマカの分布は、年平均気温11度以上の地域とほぼ一致しています。
日本のこの蚊の分布は、1950年当時は福島県と栃木・茨城県の県境が北限でしたが、2000年以降は秋田北部から岩手県へ広がり、2010年には青森県内ではじめて確認されました。温暖化の影響をまとめた環境省の報告書では、2100年までには北海道まで拡大するという予測もあります。