よろずの記 and 爺へ               

人生、残り少なめの日々の出来事や思いの綴りです。
やはり、ツーカーと話せるのは爺でした。  

孫と私 (下)

2009年08月19日 21時56分54秒 | 人生、家族

7日目=宿題は集中してするようになり、計画通り進んでいるのでうんとほめてやりました。
予定どおりなら、私も気が楽です。
  
午後は、動物の好きな孫2にもいいだろうと、映画 『hachi』 に連れて行きました。
忠犬ハチ公のハリウッド版です。
お昼は満席だったので仕方なく夜の部に。
途中、孫2に理解できるかと心配でしたが、時々、耳打ちして教えてやると、何度もうなづいていました。

「ミュージカルと映画とどっちが良かった?」
「どっちも。」二人の返事はうれしかったです。

帰ったら疲れたようで、お風呂にも入らず、歯磨だけして眠ってしまい、私は、ぬらしたタオルで身体を拭いてやる破目に。


8日目=朝早いうちにお風呂を勧めると、「はーい」と素直です。
宿題を済ませたら、また夫と釣りへ。しかし釣果は0。
夜は、4000個のランタンに灯が点る『ランタン祭り』へ行って、最後の夜が終りました。


9日目(最終日)=朝、目が覚めると、孫2は転げてきて私の首に手を回します。
私もぎゅっと抱いたまましばしまどろみ、至福の時です。
それも今朝でしばしお別れ。
午後、息子が迎えにきたので帰る準備です。

孫2が言いました
「ずっと前から宮崎にいたみたい。」
「そうよ、二人とも生まれた病院からはここに帰ってきたの。そして、毎日、流し台にたらいを置いてお風呂にして、ごはんを食べるテーブルの上で洋服を着せたのよ。」
「へえー、知らなかった~。」 満足そうでした。

ふと孫1を見ると、膝小僧を抱いてうつむいています。
「どうした?」
「・・・・・・・・」
「どうしたの?」
「ううううう、うう・・うう・・うう・・えーん」と涙ポタポタ。
「大丈夫よ、またいつでも来れるんだから」
可愛い肩を抱きしめました。
                                                     おわり

孫と私 (中)

2009年08月18日 22時39分07秒 | 人生、家族
4日目=朝食後、私に頭痛が出て、鎮痛剤を飲んで横になりました。
二人は様子を察したらしく、宿題などして治るまで静かにしていました。見直したものです。

ところが午後は、キャスターが5個付いている椅子に乗って、板の間をあっちへゴロゴロこっちへゴロゴロとうるさい。
「止めなさい!うるさい!」
一時止めても、またゴロゴロ。

ネットフレンドに教えてもらっていた方式を試してみました
「五つ数えるまでに止めなさい!それ以上したら正座の罰!」
「エエーッ?」
「イーチ、ニイー、サーン、シイー、ゴー」・・・・・アラ不思議、ピタと止めた。
「もう、この次から、その椅子は隠しとかんといかん!」
「サーちゃん(私のこと)、前もそんなに言ったよね。」
アチャー、そうだった~!

夕方は欲しがっていたDVDを買いに行きました。全部で約9000円。痛い!
が、可愛い孫のためならエンヤコーラ。


5日目=午前中、夫に留守を頼んで、私はミニバレーの練習へ。
宿題が済んだらDVDを見ていいと言い置いて行ったので、静かだったらしい。
私もストレス発散できてよかったです。

午後は夫と釣りへ行き、釣果は10センチ程度のアジ5匹。
から揚げして夕食に添えたら、小食の二人も箸をつけました。
翌朝は早起きして、また釣りに行くと乗り気です。

孫二人は両親のことを全然言わないのに、息子からはメールで
「お父さんは会いたいよ~。」


6日目=予定どおり朝5時起きして釣りへ。釣果は10匹でご機嫌です。
午後はみんなでお墓参り。
「ここは誰のお墓?」
昨年までは教えても、何のこっちゃ?だったのが、積極的に聞くようになりました。

夜に息子からメール「日曜日に迎えに行く。」に、ふうーんといった反応のみ。
気持は、帰りたい、まだ居たいが半々だそうです。
つづく

孫と私 (上)

2009年08月17日 21時13分04秒 | 人生、家族

息子の嫁の父親が病気になり、嫁が面倒みています。
それに加えて、夏休みになった子供を一日中みるのはストレスの溜るもの。
少しでも加勢になればと、孫二人を我が家に連れてきました。

初日=やはり、来るたびにどこか成長しているもので、お風呂に自分達で入るようになっていて、本当に大助かりでした。


2日目=前日から仕事だった夫が帰ってきたら、孫1(小3男)が
「お帰りなさーい。おじゃましてまーす。」
アッハッハ、笑わせてくれます。

夜は以前から予定していた「葉っぱのフレディ」というミュージカルを観に連れて行きました。
退屈もせずに観ていたのがうれしかったです。
宝田明さんが出演、さすがに上手でした。


3日目=洗濯物倍増。それに蒸し暑い。

兄妹けんかが始まりました。
「二人ともやめなさい!」バチッとたたいてしまった。
孫2(小1女)が泣き出す。
「泣いてもだめ!あんたも悪いんだから!」
でも、しまった~、「帰る」と言い出すかも、どうしよう、何とか切り替えねば・・・・・。
何を言ったか思い出せないけど、全く関係のないことを、何事もなくしゃべったら、二人とも乗ってきて案外早く回復。
やれやれ。

午後はあちこちに散らばっている二人の持ち物を置くスペースを作って、いつも使ったらそこに片付けるように言いました。
孫2が率先して片付けてくれて、気持ちよく過ごせました。
きっと、いいお母さんになれるわ。

孫2の昼寝の間に、孫1とオセロをして、私は完敗でした。

若い人

2009年08月03日 23時07分48秒 | 日記・エッセイ・コラム

ある駐車場で、若いきれいな女性がにこにこと挨拶してくれたけど、誰だかわからないでいたら
「T子です。」と名乗ってくれました。
「わあ、T子ちゃん!」友達の娘さんです。

最後に会ったのは、彼女が高校生の頃。
顔覚えの悪い私がよく思い出したものです。

話しているうちに、今は子供が5年生と1年生で、子供会の役員をしているから、お祭りのジュースを買いに来たとか。

その様子は、あの頃のシャイな高校生とは違って活き活きとして、頼もしいお母さんぶりでした。

なんか、すごーくうれしくて、誰かに話したい気分。
若い人ががんばってるって、いいもんです。


トレニコ

2009年08月03日 23時04分48秒 | 自然

200908031509000 隣の隣のお宅の木にはセミがわんさかと集まり、下を通ると耳にビンビンと響くほど鳴いています。

木の名前は「トレニコ」。樹液が甘いからだそうです。

窓のすぐ外で合唱するセミに

「もう、から揚げにしてでも食べちゃおうか、30匹くらいとまってるよ(×。x)」

とそこの奥さんは困惑気味でした。