先日あるお客さんのところで採用して頂いたNさんはインドシナ半島のご出身で、英語もとてもしっかりしていて、いつも元気溌剌といった20代前半の女性です。
ある日「今日こそは真面目に仕事をしよう」とパソコンに向かっていると、オフィスの入り口の方から「済みません」という声が聞こえて来ました。「今日は面接の予定はないはずだが。。。」と思いながら出て行くと、そのうら若き女性は「今日12時に面接のアポを頂いているNです。」というではないですか。
私は一瞬自分がボケてしまったのかと思いましたよ(笑)。アポを入れてそれをすっかり忘れてしまったかと。「本当にうちでの面接ですか?」と何回か聞いても、「そうです。」とNさん。手に握り締めている紙片をみると、そこにはなんと「うちの住所」が書かれていました。でも私はアポの記憶がありません。誰から聞いたのですか、と尋ねると「人材会社です」とNさん。その人材会社の名前は?と訊くと「分かりません。。。」
いずれにしても、まずは座って頂いて面接をさせて頂くことにしました。そのして彼女のレジュメを拝見しながら話をしているとき、私の脳裏にあるお客さんの笑顔が浮かんで来ました。私は、「これだ!」と叫び、その場で直ぐにそのお客さんに電話をし、丁度その時人材のご提案中だったで、その選考にNさんも加えて頂くようお願い致しました。
結果は、ちょっと信じられないかも知れませんが、なんとNさん、数居る候補者の中から選ばれたのです!なんたる強運!
前置きが非常に長く成りました(笑)。
そのNさんですが、「就労ビザ」を発給しますよという連絡が所轄官庁からあり、そして3日後その取得手続きをするとき、なんと「滞在ビザ」が切れていたのです(笑)。要は、「就労ビザ」がおりた=(イコール)「滞在ビザから就労ビザへの切り替えが自動的に行なわれた」と考えたそうなのです。
たとえ「1日」といえども不法滞在になります。こっちは焦って、そしてNさんに直ぐに入国管理局に行ってもらいました。結果は担当オフィサーから少々注意を受けただけで済みましたが、こっちは「もしかしたら折角でた就労ビザもキャンセルになるかも知れない」と思い大いに心配しました(笑)。
そんなNさん、今は既に元気に働かれています。Nさん!こっちは本当に心配して一年歳を喰った気がしますが、この度は本当におめでとうございます!その明るさで、これから少しずつ遭遇するであろう仕事の大波も、無事乗り切って行ってくれることと思っています(笑)。
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去年の今頃書いた記事です。自分で読み返しても面白いと思うとき、も、あります(笑)。
2009年10月2日記 「執着とバランス」
2009年9月30日記 「やる気さえあれば「戻って」こられる」