日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

昨日はお通夜

2006-02-14 12:50:55 | 私の雑感あれこれ
日曜の夜、9時過ぎに帰宅したときにポストに入っていた1枚の案内。
玄関の明かりで見た案内には
月曜7時から○○式場でお通夜。
亡くなられた方の苗字は確かにお隣。
「えっ!」もう一度、お隣の玄関先まで確認にいきました。
確かに、Hさんは高齢だったし、心臓が悪くてペースメーカーつけていらっしゃったことは知っていたけれど、まったく病気入院の話も聞かず、突然の案内。

式場は親族の方々とご近所の方々が殆ど。
ひそやかで、こじんまりした小柄でいつも微笑んで入らしたHさんにお似合いのお通夜でした。
お元気な時は町内の側溝掃除の時、空き地土手の部分まで黙々と草むしりなさる人(Hさんが無理になってからは夫が何年も有料駐車場に利用されるまで引継ぎました)。
小さな体躯なのに、菜園で作る大根はお見事。(青虫を)割り箸で取り除いても取り除いても蝶々が飛んでくるのでと笑いながら、ずっしりしたキャベツをいただいたこともありました。
ペースメーカーになってからは鍬がもてないといって、スコップで土を掘っていますともききました。
当り障りのない会話しかしたことがありませんが、手の届くところで自分のできることであれば、黙々と、そんな姿勢、お隣からですが、ずっと勉強させてもらっていました(身には付いていません)。

犬を我が家の庭から散歩に連れ出す時に、お隣で庭仕事のHさんと毎日挨拶を交わしていたものですから。

我が家のモモが去ったのが12月。
そしてお隣のHさんがなくなって、こんな風にジワジワと日常の風景が移り変わっていくのですね。

10日に救急車で入院し、11日に亡くなられたとのこと。
式場へ向かう送迎バスのなかで、つい先日姿を見たのにと話題に。
良い生き方をすると良い死に方もやってくるのかもしれません。
83歳だったそうです。



コメント (2)
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